MailMateレビュー:受信トレイをゼロに導く賢いメール管理ソリューション
メールクライアントは、あなたの邪魔をするのではなく、あなたのために働くものであるべきです。未読メッセージや振り分けされていないメールで受信トレイが散らかっているなら、IMAP対応メールクライアント「MailMate」を試してみてはいかがでしょうか。Mac向けの美しいデザインが魅力のAirmailや、ミニマルなUniboxにもそれぞれ良さがありますが、シンプルな作りのMailMateこそ、メールの管理・フィルタリングに優れ、受信トレイをゼロに導いてくれる存在かもしれません。
MailMateは30日間すべての機能を無料で試用でき、有料版の価格は49.99ドルと決して安くありません。その価格に見合う価値があるのか、詳しく見ていきましょう。
基本概要
MailMateはApple純正の「メール」アプリに非常によく似ています。デフォルトでは左側にメールボックスやフォルダの一覧カラムが表示され、右側にはメッセージ一覧と本文が上下に分割されたレイアウトになっています。

ほとんどの面で「メール」アプリと渡り合えますが、iOS版が存在しない点が大きな違いです。ただしMailMateはIMAPクライアントであり、複数のアカウントをインポートできるため、どのデバイスやアプリを使っていてもIMAPアカウントは常に最新の状態に保たれます。「メール」アプリと同様に、送信済みメッセージの編集や再送信も可能で、さらにスレッドや会話の整理においてはより優れた性能を発揮します。
ツールバーの「Thread(スレッド)」や「Correspondence(やり取り)」をクリックすると、MailMateは関連性のない他のメッセージからスレッドを切り離し、会話を見やすく追跡しやすくします。ワンクリックでスレッドをスマートメールボックスとして保存することもでき、新しいメッセージを受信するたびに自動的に更新されます。

Appleの「メール」にはない強力な機能のひとつが、メッセージのミュート機能です。メーリングリストやスレッドの一員としてメッセージを受け取る場合、元のメッセージを「ミュート」すれば、MailMateがスレッド内の新しい返信を自動的に既読として処理し、ひとつずつ読む手間を省けます。ミュートしたメッセージは専用のスマートメールボックスで確認したり、再度表示させたりすることも可能です。
スマートメールボックス
スマートメールボックスは、MailMateを最大限に活用するための鍵となる機能です。Appleの「メール」よりも多くのルール条件が用意されています。アプリにはあらかじめいくつかのスマートメールボックスが組み込まれており、たとえば過去7日間に受信したすべてのメールをまとめて表示するものがあります。このスマートメールボックスは簡単に複製してカスタマイズでき、対象期間の日数を自由に増減できます。

また、未読メッセージ用や、PDF・画像が添付されたメッセージ用のスマートメールボックスも標準で用意されています。特定のVIPごと、タグやキーワードが付いたメッセージ、件名に基づいたメールボックスなど、さまざまな条件でスマートメールボックスを作成可能です。散らかった受信トレイでは見つけにくいメッセージも、スマートメールボックスなら効率よくふるい分けられます。

MailMateで付けたタグはIMAPサーバーへ同期され、IMAPキーワードに対応した他のメールクライアント間でも共有されます。
Appleの「メール」などでスマートメールボックスを使った経験がない場合、MailMateでの条件設定はやや難しく感じるかもしれません。幸い、スマートメールボックスの作成・編集中でも、エディタを閉じる前に結果をプレビューで確認できるので安心です。
メール作成機能
MailMateはリッチテキスト編集に対応しておらず、作成画面ではプレーンテキストのみ使用できます。ただしMarkdownでの記述に慣れている方なら、MailMateは快適に使いこなせるはずです。作成ウィンドウには、Markdownの適用結果をリアルタイムでプレビューできる機能が搭載されています。

さらにMailMateでは、メッセージの送信日時を後日に予約することも可能です。作成ウィンドウで件名欄の下にある左側のドロップダウンメニュー(上のスクリーンショット参照)をクリックすると利用できます。この機能では「friday at 10(金曜日の10時)」や「10 minutes(10分後)」のような自然な時間表現を入力でき、本来は赤色でハイライトされる仕組みですが、筆者が試した限りでは動作にバグがあるようです。
MailMateが入力した表現を解析できない場合は、正確な日時を指定するためのドロップダウンシートが表示されます。送信予約フィールドに入力した内容が赤くハイライトされているかどうか、必ず確認するようにしましょう。

もうひとつ便利でユニークなのが、署名の賢い扱い方です。多くのメールクライアントと同様に保存済みの署名を選択できるだけでなく、MailMateはどの宛先にどの署名を使用しているかを自動的に学習し、パターンを検出するとその署名をデフォルトとして挿入します。宛先を認識できない場合には、最も使用頻度の高い署名が適用されます。
価格に見合う価値はある? 答えはイエス!
メールクライアントとしては確かに高価なMailMateですが、筆者はトライアル期間の終了後に間違いなく購入するつもりです。高度なスマートメールボックスや、スレッド・会話を快適に閲覧できる機能が、すでに大きな時間の節約につながっています。
MailMateには通知機能やカウンターも備わっており、有効にすればDockアイコンやメニューバーに未読数などを表示できます。さらにGmailのような「キーバインディング」を有効にすれば、好みのキー操作で新規メッセージの作成や返信・転送を素早く行うことも可能です。
開発者は現在、MailMate 2.0の開発を進めています。このアプリについての感想や、次期バージョンに期待する機能があれば、ぜひ開発者やコミュニティにフィードバックしてみてください。
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