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テックレビュー動画が「偽物」かもしれない7つの危険信号

スマートフォンなどのテック製品を買おうとするとき、多くの人はまずYouTubeのレビュー動画をチェックしてから購入を決めるのではないでしょうか。私たちは、クリエイターの誠実さや専門知識を信頼して、「この製品に何を期待できて、何が期待できないのか」を判断する材料にしています。

しかし、すべてのニュースが真実ではないように、すべてのレビューが本物とは限りません。偽のレビューは決して珍しいものではなく、時に本物との見分けが非常に難しいこともあります。

ここでは、テックレビューが偽物である可能性を示す7つのサインを紹介します。

1. 製品発表前にレビューが出ている

一見当たり前に思えますが、実はまだ多くの人がこの罠にかかります。Apple、Samsung、Googleといった企業は、公式発売前に未発表製品を大手コンテンツクリエイターへ送り、実際に試してもらったうえで動画を作ってもらうことがあります。

ある意味でウィンウィンの関係です。クリエイターは早めにコンテンツを公開して再生数を稼げますし、企業にとっては追加のマーケティング手段になります。ただし、「エンバーゴ(報道解禁)期間」と呼ばれる仕組みにより、企業はクリエイターに対し、特定の日付(通常はデバイスの発売日)より前にコンテンツを公開することを禁じています。

だからこそ、製品が正式に発表される前に完全なレビュー動画を目にしたら、それは偽物である可能性が高いと言えます。その人物は実際にはデバイスを所有しておらず、一度も触れたことすらないかもしれません。

2. 企業提供のプレゼント企画(ギブアウェイ)

これは少し巧妙で心理的なサインです。企業提供のプレゼント企画は、ブランドがクリエイターから好意的なレビューを引き出すために使う、近年増えている手法の一つです。仕組みはこうです。企業がクリエイターに複数の製品を送り、視聴者向けの無料プレゼントとして配ってもらいます。

表面上は「無料で商品が当たるチャンスがある」という魅力的な取り組みに見えます。しかし、クリエイターは視聴者に差し上げる無料の商品(通常はSNSフォローと引き換え)を手に入れたことで、その製品について良いことを言う可能性が高くなるのです。

当然の話ですが、製品が気に入らず推したくなければ、推すことはありません。しかし無料のプレゼント企画は、製品を宣伝する動機になってしまいます。そもそも「この製品はゴミです。Instagramでフォローすれば当選チャンスがあります」とは絶対に言いませんよね。

3. スポンサー表記のない案件動画

スポンサー付き動画自体は悪いことではありません。クリエイターが労働の対価を得て、機材のアップグレードやスタッフ・サービスへの支払いなどを行い、活動を成り立たせるための正当な手段です。問題なのは、スポンサー案件の動画をあたかも「レビュー」であるかのように見せることです。

定義上、レビューはスポンサーされることがあり得ません。なぜならスポンサー動画では、クリエイターが製品について何を言ってよくて何を言ってはいけないかについて、非常に厳しいガイドラインが設けられていることが多いからです。レビューとは、企業に言わせたいことではなく、あくまで本人の体験と意見なのです。

ちなみに、動画がスポンサー案件であるなら、必ず公表されるべきです。理想的には動画の冒頭で。そうすることで視聴者は、クリエイターが何らかの理由で製品に対して抱く不公平なバイアスから守られます。概要欄にリンクを貼るだけでは、十分な告知とは言えません。

4. クリエイターが自分の意見を語らない

人々がレビューを見るのは、製品が現実の生活で、リアルな人間の手によってどう機能するのかを知りたいからです。それには、クリエイターがその製品について個人的な見解、意見、経験、判断を共有することが含まれます。つまり、その製品が実際の使用シーンでどれほど役立ったのかということです。

避けたいのは、クリエイターが広告で既に見たような内容を繰り返すだけで、製品についての個人的な体験や考えを一切含まない動画です。スペックや技術的な詳細を知る必要があるのは確かですが、それでもレビューには主観的な要素が含まれているべきだという点は変わりません。

5. 明らかに重要な機能について触れない

契約上の取り決めにより、企業は悪評を恐れて、クリエイターが製品の特定の側面や機能について語ることを制限することがあります。その好例がGoogle Pixel 6です。

Googleはクリエイターに対し、Pixel 6とPixel 6 Proのソフトウェア機能について語ることを禁じ、動画の内容を第一印象、スペック、ハードウェア、ホーム画面の紹介に限定するよう義務付けました。それだけです。

購入を検討している製品の動画を見るとき、あなたは良い購買決定を下すための関連情報を求めているはずです。しかし、本来きちんと語られるべき機能(たとえばヘッドホンなら音質など)に一切触れないのであれば、その動画はレビューとは呼べません。

6. クリエイターが顔を出さない

この危険信号は少し判断が難しく、例外もあります。しかし、クリエイターが動画に一切顔を出さない場合、そのレビューは偽物である可能性があります。広告収入だけを目当てに偽コンテンツを作っているなら、そのコンテンツを自分の個人的なアイデンティティと結び付けたくないのは自然な心理だからです。

プライバシー保護のため顔を出したくないという気持ちは理解できます。しかし、テックレビューチャンネルを運営しているなら、顔出しは期待されるべきものです。それによって視聴者は、「この人とこのコンテンツは本物で、信頼に値する」という安心感を得られます。

このサイン単体でレビューが偽物だと断定するのは早計でしょう。しかし、顔出しがなく、しかも他のサインにも複数該当するようであれば、そのレビューは偽物である可能性が十分にあります。

7. SNSでの活動痕跡がない

直前のポイントと同様に、主要なプラットフォームのどこにもSNSアカウントを持たないクリエイターであれば、その信頼性を疑う十分な理由になります。本来、チャンネルをビジネスとして育てようとしているなら、SNSを使った宣伝を行うはずだからです。

また、クリエイターとしてSNSで活動することには、自らのコンテンツに対して責任を負うという暗黙の義務が伴います。クリエイターの身元を確認する手段がまったくないのであれば、その人の発言だけを根拠に購買決定をするのは賢明とは言えないでしょう。

偽レビューへの警戒を怠らないで

偽レビューは今に始まったことではありません。動画投稿プラットフォームが存在するようになって以来、ずっとあり続けてきました。新しいのは、偽クリエイターたちが視聴者を引き込み、自分の言葉を信じ込ませるために編み出した、巧妙化した手口の方です。

しかし、購買決定を控えた視聴者であるあなたは、目の前のレビューの背後にいる人物が信頼できるのか、そして本当にその話題を熟知しているのかを、常に意識することが大切です。

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