HDDErase 4.0 レビュー|起動ディスクから使えるHDD完全消去ツールの使い方と評価
HDDEraseは、CDやDVD、フロッピーディスクなどの起動可能なメディアから直接起動して動作するデータ消去プログラムです。
このプログラムはOSが読み込まれる前に動作する仕組みになっているため、普段使用しているWindowsなど、Cドライブに入っているOSがインストールされたドライブであっても、問題なくデータを完全に消去できます。
本レビューは、2008年9月20日にリリースされたHDDErase バージョン4.0に基づいています。
HDDEraseの詳細
HDDEraseはテキストベースのプログラムのため、マウスで操作できるボタンやメニューは一切ありません。利用を始めるには、ダウンロードページで「Download Freeware Secure Erase Utility」を選択し、「hdd-erase-web.zip」を入手しましょう。
最も簡単な使い方は、ダウンロードファイルに同梱されている「HDDErase.iso」という起動可能なISOイメージを使用する方法です。また、フロッピーディスク、光学ディスク、USBメモリなど、任意の起動メディアを作成し、そこに「HDDERASE.EXE」ファイルをコピーして使うことも可能です。
同梱のテキストファイル「HDDEraseReadMe.txt」には、起動ディスクの作成方法に関する情報が記載されています。ISOイメージファイルの書き込み方法がわからない場合は、当サイトの「ISOイメージファイルの焼き方ガイド」も参考にしてください。
HDDEraseが対応しているデータ消去方式はSecure Eraseのみですが、これは現在利用できる消去方式の中でも最も信頼性が高いものの一つと言えます。
HDDEraseの使い方
作成したメディアからプログラムを起動したら、読み込みが完了するまで少し待ち、基本的にはデフォルトのオプションを受け入れるだけで進められます。
ディスクからHDDEraseを起動した場合の画面イメージは以下の通りです:
数行のテキストが表示された後、起動オプションの選択画面になります。画面がタイムアウトすると自動的に最初の選択肢であるBoot with emm386 (most compatible)が選ばれるため、そのまま待つか、「1」を入力してEnterキーを押しましょう。

もしHDDEraseが正常に起動しない場合は、このステップに戻り、リスト内の別の番号を入力して別のオプションを試してみてください。
さらにテキストが表示され、CDを使用するか設定を変更するかを尋ねるプロンプトが出ます。この画面もそのままタイムアウトさせればOKです。
続けてテキストが表示された後、ディスクに対応するドライブレターが表示されます。ここでHDDEraseを実行するコマンドを入力します。
HDDERASEと入力してください。うまく動作しない場合は、拡張子を付けてHDDERASE.EXEと入力してみてください。次の画面で続行するかどうか尋ねられたら、「Y」を入力してウィザードを開始します。

任意のキーを押して次のステップへ進みます。この画面は単なる免責事項です。
ウィザードでは、確認プロンプトなどの質問がいくつか表示されるので、「Y」を数回入力していきます。
消去対象デバイスの選択画面が表示されたら、「NONE」と表示されている項目ではなく、実際にデバイス情報が並んでいる項目を探します。見つけたら、その横に表示されている英字と数字(例:P0)を入力します。
次の画面でオプションメニューに入るには、再度「Y」を入力します。
次の画面で「1」を入力します。その他の選択肢は、アクティブなハードドライブの変更や、消去を行わずにプログラムを終了するためのものです。
最後にもう一度「Y」を入力すると、ディスクの消去が実際に開始されます。
消去が完了すると、LBAセクタを表示するかどうか尋ねられることがあります。「N」を選べばそのまま終了、「Y」を選ぶと消去したドライブのシリアル番号とモデル番号を確認できます。
メインメニューに戻ったら、「E」を入力してHDDEraseを終了します。
これでディスクやUSBメモリなどのメディアを取り外すことができます。
HDDEraseのメリット・デメリット
このツールには不満の多い点はほとんどありません。
良い点
- ドライブ上のすべてのデータを消去できる
- ハードドライブに組み込まれた唯一の公式消去方式(Secure Erase)に対応
- 非常に簡単に使える
- あらゆるOSが入ったドライブの消去に対応
- ダウンロードサイズが小さい
悪い点
- 使用にはCD/DVDまたはフロッピーディスクからの起動が必要
HDDEraseの総評
HDDEraseは通常のアプリのようにOS上では動作しませんが、実際に使ってみると驚くほど簡単です。前述の手順の通り、ハードドライブの消去を開始するのに必要なのは、いくつかのキー入力だけです。
また、ダウンロードファイルのサイズが非常に小さい点も魅力です。わずか1〜3MB程度でありながら、ソフトウェアの実行に必要なファイルがすべて揃っています。
HDDEraseのシンプルなインターフェースは気に入っているものの、より多くのデータ消去方式から選びたいという場合は、DBANやCBL Data Shredderの方が適しています。どちらもHDDEraseよりも多くの消去方式に対応しています。
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