【解決】YouTubeがフルスクリーン表示されないときの原因と5つの対処法
YouTubeの動画をクリックしてもフルスクリーン表示にならない——そんなトラブルに悩まされているユーザーは少なくありません。この問題はプラットフォーム上で長らく報告され続けている既知の不具合です。YouTubeはかつてFlashなど複数のプラグインを利用していたため、ブラウザのアップデートによってプラグインとの連携が崩れ、動作しなくなることがありました。

ただし、原因はブラウザの更新だけではありません。キャッシュやCookieの破損、ハードウェアアクセラレーションの設定など、さまざまな要因が考えられます。作業を始める前に、まずはパソコンを再起動して症状が改善するか確認してみてください。再起動によって一時的な設定がリセットされ、軽微な不具合であればそれだけで解決することもあります。改善しない場合は、以下の対処法を順番に試していきましょう。
YouTubeがフルスクリーンにならない原因
この問題は、ブラウザ側のトラブルからハードウェアアクセラレーションなどのシステム設定まで、多岐にわたる原因で発生します。主な原因としては以下が挙げられます。
- Flashプレーヤーが2つインストールされている:最も多い原因です。2つのプレーヤーが互いに競合し、ウィンドウがフルスクリーンにならなくなります。
- Chromeにインストールしたテーマの影響:デュアルモニター環境でフルスクリーンが動作しない場合、Chromeのテーマが原因であることがあります。
- ブラウザのキャッシュやデータの不整合:保存されたキャッシュやCookieに矛盾があると、正常に動作しないことがあります。キャッシュとCookieをリセットして改善するか確認しましょう。
なお、Flashは2020年末にサポートが終了しているため、現在の最新ブラウザではFlash関連の原因はほぼ解消されています。最近の環境では、後半で紹介するキャッシュ削除や再インストールなどの対処法が中心になります。
対処を始める前に、インターネット接続が有効であること、管理者権限でログインしていることを確認してください。
解決策1:Flash Playerとコンテンツ設定の確認(Chrome)
Chromeユーザーの一部は気づいていませんが、ブラウザ内にFlashプレーヤーが2つ(旧バージョンを含む)存在するケースがあります。異なるバージョンをインストールすると自動的にChromeへ組み込まれるためです。片方のFlashプレーヤーを無効化したうえで設定を確認し、問題が解決するか試します。また、新しいバージョンのChromeでは、コンテンツ設定が正しくないとこのエラーが発生することがあります。
- Chromeのアドレスバーに「chrome://settings/content」と入力し、「保護されたコンテンツ」を選択します。

- 両方のオプションにチェックが入っていることを確認します。
- 古いバージョンのChromeをお使いの場合は、アドレスバーに「chrome://plugins」と入力してEnterキーを押します。Flashプレーヤーが2つある場合は詳細情報とともに表示されるので、「pepflashplayer.dll」を含む項目を見つけて「無効にする」をクリックします。
- Chromeを再起動し、問題が解決したか確認します。
補足: ハードウェアアクセラレーションを無効化して改善するか試すのも有効です。
解決策2:フルスクリーンAPIの確認(Firefox)
Firefoxでは、ブラウザ設定の「full-screen-api.enabled」オプションを有効にすることで、YouTubeがフルスクリーンにならない問題を解決できたという報告があります。この設定は、自動スクリプトや過去に変更した設定によって、意図せず無効化されていることがあります。設定を確認し、無効になっていれば変更しましょう。
- ブラウザのアドレスバーに「about:config」と入力してEnterキーを押します。
- 上部の検索ボックスで「full-screen」と検索し、「full-screen-api.enabled」がtrue(初期値)になっていることを確認します。

- 変更を保存してブラウザを再起動し、問題が解決したか確認します。
補足: Chromeでは、フルスクリーンボタンをクリックする前にウィンドウを最小化しておき、その状態でフルスクリーンボタンを押すと問題なく動作するという回避策も知られています。
解決策3:シークレットモードでの確認とブラウザデータの削除
次に、問題がブラウザのデータ側にあるかどうかを診断します。シークレットモードでYouTubeを開けば、ページが正しく表示されるか簡単に確認できます。正しく表示される場合は、ブラウザ自体ではなくブラウザのデータに問題があるということなので、データを削除して再度試します。削除する前に、必要な情報を必ずバックアップまたはエクスポートしておいてください。
- Chromeで「Ctrl + N」を押してシークレットタブを開きます。YouTubeにアクセスし、動画のフルスクリーン表示を試します。正しく表示されれば、以降の手順に進みます。
- 通常のタブに戻り、アドレスバーに「chrome://settings」と入力してEnterキーを押します。

- ページ下部までスクロールし、「詳細設定」を選択します。

- 詳細設定メニューが展開されたら、「プライバシーとセキュリティ」セクションの「閲覧履歴データを消去する」をクリックします。

- 削除する項目と期間を確認するポップアップが表示されます。「全期間」を選択し、すべての項目にチェックを入れて「閲覧履歴データを消去する」をクリックします。

- パソコンを再起動し、YouTubeの動画をフルスクリーンで再生できるか再度確認します。
解決策4:Googleプロフィールからログアウトする
ここまでの方法で解決しない場合は、ユーザープロフィールからログアウトする回避策を試します。この手順が有効な場合、ブラウザのプロフィール機能に不具合があるか、プロフィールに誤った設定が保存されている可能性があります。なお、ログアウトするとブックマークやブラウザデータなどが削除される点に注意してください。
- ブラウザ右上の「プロフィール画像」をクリックし、「同期中 —」のボタンを選択します。

- ユーザープロファイル横の「オフにする」をクリックします。オフにした後、「他のユーザーを管理」をクリックします。

- 右上の「三点リーダー(⋮)」をクリックし、「このユーザーを削除」を選択します。

- パソコンを再起動し、YouTubeをフルスクリーンで視聴できるか再度確認します。
解決策5:Chromeを再インストールする
上記のすべての方法で解決しない場合は、Chromeの再インストールを試しましょう。既存のアプリケーションファイルをすべて削除し、新規インストール時に新しいファイルを導入します。この操作を行う前に、ブックマークや重要なデータのバックアップを忘れずに取っておいてください。
- Google Chromeの公式サイトにアクセスし、最新のインストーラーをダウンロードできる状態にしておきます。
- 「Windows + R」キーを押し、ダイアログボックスに「appwiz.cpl」と入力してEnterキーを押します。
- アプリケーション一覧からGoogle Chromeを探し、右クリックして「アンインストール」を選択します。

- Chromeの公式ダウンロードページにアクセスし、最新バージョンをダウンロードします。実行ファイルを起動して再インストールを行います。

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