WindowsタスクスケジューラでGoogleバックアップと同期の実行時間を設定する方法
「Googleバックアップと同期(Backup and Sync)」は、Googleが提供するデスクトップアプリで、Windows PCやMacからローカルファイルをGoogleドライブへ簡単にバックアップできる便利なツールです。
Googleバックアップと同期は、バックアップ作業の自動化やローカルファイルとクラウド間の双方向同期に非常に優れたアプリケーションですが、残念ながらバックアップ処理を深夜などの特定の時間帯にスケジュールする機能が標準では用意されていません。そのため、業務時間中にバックアップが実行されると、PCの動作が重くなったり、ネットワーク速度が低下したりといった問題が発生することがあります。
- 関連記事: Googleバックアップと同期を使ってファイルをGoogleドライブにバックアップする方法
このチュートリアルでは、Windows標準の「タスク スケジューラ」を活用して、Googleバックアップと同期を指定した時刻に自動で起動・停止させる方法を詳しく解説します。
Googleバックアップと同期をスケジュールする手順
ステップ1:Windows起動時の自動起動を無効にする
まず、PCの起動時にアプリが勝手に立ち上がらないよう設定を変更します。
1. タスクバーの「Googleバックアップと同期」アイコンをクリックし、メニューから環境設定(Preferences)を選択します。

2. 設定(Settings)セクションにある「システム起動時にBackup and Syncを開く」のチェックボックスをオフにし、「OK」をクリックします。

ステップ2:タスク スケジューラで起動用タスクを作成する
次に、指定した時刻にバックアップと同期アプリを自動起動するタスクを作成します。
1. 検索ボックスに「task scheduler」と入力します。
2. 「タスク スケジューラ」を開きます。

3. 「操作(Action)」メニューから「タスクの作成(Create Task)」を選択します。

4. 「全般(General)」タブで、わかりやすいタスク名を入力します。例:「Start Google Backup」

5. 「トリガー(Triggers)」タブに切り替え、「新規(New)」をクリックします。
「Googleバックアップと同期」を開始したい日時を指定し、「OK」をクリックします。*
* 例:この設定例では、毎日午前1:00にGoogleバックアップを開始するようにしています。

6. 続いて「操作(Actions)」タブに切り替え、「新規(New)」をクリックします。
「プログラム/スクリプト(Program/Script)」欄に、お使いのWindowsのアーキテクチャ(32ビット/64ビット)に合わせて以下のコマンドを入力し、「OK」をクリックします。
- Windows 32ビットの場合:「C:\Program Files\Google\Drive\googledrivesync.exe」
- Windows 64ビットの場合:「C:\Program Files (x86)\Google\Drive\googledrivesync.exe」

7. 最後に「OK」をクリックして「タスクの作成」ウィンドウを閉じれば、起動用タスクの完成です。

ステップ3:タスク スケジューラで停止用タスクを作成する
続いて、指定した時刻にGoogleバックアップのプロセスを自動的に停止させるタスクを作成します。
1. タスク スケジューラのメイン画面から「操作(Action)」→「タスクの作成(Create Task)」を選択します。
2. 「全般(General)」タブでタスク名を入力します。例:「Stop Google Backup」

3. 「トリガー(Triggers)」タブで「新規(New)」をクリックします。
「Googleバックアップと同期」を停止したい日時を指定し、「OK」をクリックします。*
* 例:この設定例では、毎日午前7:00にGoogleバックアップのプロセスを停止するようにしています。

4. 「操作(Actions)」タブで「新規(New)」をクリックします。
1. 「プログラム/スクリプト(Program/Script)」欄に以下のコマンドを入力します。
- taskkill.exe
2. 「引数の追加(オプション)(Add arguments)」欄に以下を入力します。
- /f /im "googledrivesync.exe"
3. 「OK」をクリックします。

5. 最後に「OK」をクリックして「タスクの作成」ウィンドウを閉じます。
補足:後継アプリ「Googleドライブ(パソコン版)」について
なお、「バックアップと同期」は2021年に提供を終了し、現在は後継アプリである「Googleドライブ(パソコン版 / Drive for desktop)」に統合されています。ただし、本記事で紹介したタスク スケジューラによる時刻指定の手法は、対象の実行ファイル(Googleドライブ パソコン版の場合は「GoogleDriveFS.exe」)を読み替えることで、同様に活用できます。
これですべての設定は完了です。今後、スケジュール内容を変更したい場合は、「タスク スケジューラ」を開き、「タスク スケジューラ ライブラリ(Task Scheduler Library)」を選択すると、登録済みのタスクを一覧表示して編集できます。
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