macOS Catalinaでよくある問題とその解決方法を徹底解説
macOS 10.15 Catalinaのリリースから数週間が経ちましたが、早くも新しいMac OSに関連するさまざまな問題が報告されています。インストール時のトラブルからアプリの互換性問題、パフォーマンスやバッテリーの劣化まで、その内容は多岐にわたります。
これらの問題への対処は面倒に感じるかもしれません。特に新OSはリリース直後のため、不具合情報も十分に蓄積されていない段階です。Appleが修正アップデートを配信するのを待つ前に、まずは本記事で紹介する一般的な問題とその対処法を確認してみてください。原因さえわかれば、意外と簡単に解決できるケースも多くあります。
この記事では、Catalinaユーザーが実際に経験しているよくある問題と、自分自身で解決するための手順を詳しくご紹介します。
macOS Catalinaの動作が重い・遅い場合の対処法
macOS Catalinaのような大型アップデートを実行した後、Macの動作が以前より遅くなったと感じるユーザーは少なくありません。また、Catalina初回起動時に以下のようなメッセージが表示されることもあります。
「Macを最適化しています」
「完了まで、パフォーマンスとバッテリー駆動時間に影響が出ることがあります。」
このメッセージが表示されている間の動作の重さは正常な挙動です。システムが新しいmacOSに合わせてプロセスやソフトウェアの調整を行っているためです。アップデート直後の数時間程度の動作の遅さであれば心配いりません。
ただし、1日以上経っても動作が重いままの場合は、Macクリーニング・修復アプリを使って不要ファイルの削除などのメンテナンスを行い、再起動してみてください。
また、Catalinaに対応させるためのアプリアップデートが提供されている場合もあるので、アプリ類も最新版に更新しておきましょう。
それでも問題が解消しない場合は、macOS Catalinaのクリーンインストールを試すのも有効な手段です。
macOS Catalinaでのバッテリー消耗問題への対処法
Catalinaへアップグレード後、バッテリー持ちが悪くなったと感じていませんか?パフォーマンス問題と同様に、大型アップデート直後のバッテリー消耗の増加は想定内の現象です。バックグラウンド処理がすべて完了すれば、通常は一時的なもので自然に改善されます。しかし、数日経っても明らかに消耗が速いままなら、何らかの異常が発生している可能性があります。
まずは、画面右上のバッテリーアイコンをクリックして、どのアプリがバッテリーを消費しているかを確認しましょう。ドロップダウンメニューに「Spotlight」と表示されている場合は、Macがまだバックグラウンド処理を完了していないことを意味します。Macを一晩つけたままにして処理を完了させた後、再起動してください。
Spotlightが表示されていないのにバッテリー消耗が速いままであれば、バッテリー自体の状態(ヘルス状況)を確認する必要があるでしょう。
macOS CatalinaでのWi-Fi接続問題の解決方法
Catalinaインストール後のWi-Fi接続トラブルは深刻な問題ではなく、多くの場合1分ほどで簡単に解決できます。
まず、画面上部のWi-Fiアイコンをクリックし、「Wi-Fiを切る(Turn Wi-Fi Off)」を選択します。30秒ほど待ってから再度オンに切り替えてみてください。これだけでWi-Fiの問題が解消されることが多いです。
それでも改善しない場合は、別のネットワークに接続できるか、または他のデバイスで同じネットワークに接続できるかを試してみましょう。これにより、問題がMac側にあるのかネットワーク側にあるのかを切り分けられます。Macとルーターの両方を再起動するのも効果的です。
macOS CatalinaのSidecarが使えないときの回避策
SidecarはmacOS Catalinaの目玉機能の一つです。アップデート後にこの機能が使えないのは大きな失望につながりますが、まずはiPadとMacの互換性を確認しましょう。対応していない機種同士では、Sidecarは動作しません。
Sidecarに対応しているiPadは以下の最新モデルのみです:
- iPad Air(第3世代)
- すべてのiPad Proモデル
- iPad(第6世代)
- iPad(第7世代)
- iPad mini(第5世代)
また、Mac側も以下の比較的新しい機種である必要があります:
- iMac 27インチ(2015年)以降
- MacBook Pro(2016年)以降
- Mac mini(2018年)
- Mac Pro(2019年)
- MacBook Air(2018年)以降
- MacBook(2016年)以降
- iMac Pro(2017年)以降
ハードウェアに問題がない場合は、デバイスを再起動して変化があるか確認してみてください。再起動前に、メニューからSidecar接続を一度解除しておくと効果的なことがあります。
macOS Catalinaでのメールアプリの不具合を修正する方法
macOS 10.15へのアップグレード後、多くのユーザーからメールアプリに関する不具合が報告されています。メールが消失したというケースや、受信したメッセージの内容が不完全だったという報告もあります。中には、ヘッダーだけが表示されて本文が真っ白になるケースもありました。
メールアプリの再起動で解決しない場合は、Time Machineのバックアップから旧バージョンのメールフォルダを復元するのが唯一の有効な手段です。旧フォルダのコピーが用意できたら、メールアプリで「ファイル > メールボックスを読み込む(File > Import Mailboxes)」を選択して取り込みましょう。
macOS CatalinaでのBluetooth問題の解決方法
Catalinaでよく報告されている問題の一つがBluetooth関連です。新OSインストール後にBluetoothの不具合を経験したユーザーは多く、Bluetoothアイコンが消えてしまったケースや、Bluetoothデバイスが正常に使えないケースなどがあります。
Bluetooth設定にアクセスできる場合は、まずオフにしてから再度オンに切り替えてみてください。軽微なBluetoothの問題であれば、これで解決することがほとんどです。それでもデバイスに問題がある場合は、一度接続を解除してからMacと再ペアリングを試みましょう。
上記の方法で解決しない場合は、Bluetoothの.plistファイルを削除すると効果的です。手順は以下の通りです:
- Finderで「移動 > フォルダへ移動(Go > Go to Folder)」をクリックします。
- 以下のパスをコピー&ペーストします:/Library/Preferences/SystemConfiguration/
- com.apple.Bluetooth.plist というファイルを見つけて、ゴミ箱に移動します。
その後、Macを再起動してBluetoothが正常に動作するか確認してください。
macOS Catalinaの通知問題への対処法
macOS Catalinaでは、通知管理の仕組みも一新されました。特定のアプリからの通知が届かない場合は、誤操作やアップデートの過程で通知がオフになってしまった可能性があります。以下の手順で通知を再度オンにできます:
- 「Appleメニュー > システム環境設定」を開き、「通知」をクリックします。
- 該当するアプリを選択します。
- 「通知を許可」をオンに切り替えます。
この画面では、受け取る通知のスタイル(バナー、アラートなど)もカスタマイズ可能です。
Catalinaでのファイルアクセス問題を解決する方法
新しいmacOSでは、アプリがMac上のファイルへアクセスする仕組みが再設計されました。そのため、Catalinaでアプリを初めて起動する際に、エラーやアクセス権限の問題に遭遇することがあります。これを解決するには、アプリが必要とする特定のフォルダへのアクセスを許可する必要があります。
アクセス設定を編集するには、以下の手順に従ってください:
- 「Appleメニュー > システム環境設定 > セキュリティとプライバシー」を開きます。
- 「ファイルとフォルダ」タブをクリックし、編集したいアプリを選択します。
- 必要な設定変更を行います。
- 変更を適用するために、アプリとMacを再起動します。
macOS Catalinaでアプリが動作しない場合の対処法
macOS Catalinaでアプリが開かない、または正しく動作しない場合は、まずそのアプリが32ビット版か64ビット版かを確認してください。macOS Catalinaは32ビットアプリのサポートを完全に廃止したため、アプリが動作するには64ビット版へのアップデートが必要です。すべてのアプリについてアップデートの有無を確認し、新OSとの互換性を確保しておきましょう。
アップデートが提供されていない場合は、代替アプリを探す必要があります。Photoshop、Illustrator、Dreamweaverなど一部のAdobe製品がその典型例です。これらのアプリを日常的に使用している場合は、Creative Cloud版への移行、または代替ソフトへの乗り換えを検討することをおすすめします。
どうしても解決できない場合の最終手段
上記の方法をすべて試しても問題が解決しない場合は、問題の修正アップデートがリリースされるまでの間、macOS CatalinaからMojaveへダウングレードするという選択肢があります。ダウングレードには、Time Machineバックアップか、起動可能なmacOS Mojaveインストーラーが必要です。
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