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macOS Catalinaで発生する一般的なインストールエラーの解決方法まとめ

Appleの最新OS「macOS Catalina」は、2019年10月7日に一般向けにリリースされました。ハードウェア要件を満たすMacであれば、今すぐインストールできます。WWDC 2019(カリフォルニア州サンノゼ開催)で初めて発表されたmacOS Catalinaは、これまでにない魅力的な新機能を多数搭載しています。

長年親しまれてきたiTunesとの別れが話題となった本OSには、「Apple Music」「Podcasts」「Books」「TV」といった新しいアプリや機能が導入されました。さらに目玉機能として挙げられるのが「Sidecar」です。iPadをMacのサブディスプレイとして利用できるこの機能は、一般ユーザーにとっては実質無料でセカンドモニターを手に入れられる大きなメリットとなります。開発者にとっては、対応アプリを使えばiPadをペンタブレット代わりに活用することも可能です。

macOS Catalina 10.15の登場により、多くのMacユーザーが最新OSへのアップグレードに意欲的です。ただし、過去のmacOSバージョンと同様に、問題なくアップグレードできるユーザーがいる一方で、ダウンロードやインストールの段階でさまざまな不具合に遭遇するケースも少なくありません。

中にはダウンロードが異常に遅いという声もあれば、Catalinaのインストール時に以下のようなエラーメッセージが表示されたという報告もあります。

  • ストレージシステムの検証または修復に失敗した
  • このインストールアプリケーションのコピーは検証できません。ダウンロード中に破損または改ざんされた可能性があります
  • インストールの準備中にエラーが発生しました。もう一度実行してください
  • macOSインストーラのコピーが破損しており、macOSのインストールに使用できません
  • 選択したボリュームに十分な空き容量がありません

このガイドでは、MacユーザーがmacOS Catalinaへのアップグレード時によく直面するインストール・アップデートエラーについて、その原因と具体的な対処法を詳しく解説します。

macOS Catalinaがインストールできない主な原因

macOS Catalinaのインストール中には、さまざまな問題が発生する可能性があります。インストールが始まらない、途中でフリーズする、いつまでも完了しないといった症状が出る場合は、どこかに問題を抱えているサインです。

まず最初に確認すべき原因は互換性の問題です。お使いのMacがmacOS Catalinaに対応していない場合、インストールを進めることはできません。Catalinaを実行するには、比較的新しいモデルのMacが必要です。以下が対応機種の一覧です。

  • MacBook(2015年以降)
  • MacBook Air(2012年以降)
  • MacBook Pro(2012年以降)
  • Mac mini(2012年以降)
  • iMac(2012年以降)
  • iMac Pro(2017年以降)
  • Mac Pro(2013年以降)

このリストに含まれない機種の場合、Catalinaのインストール時に問題が発生するのは避けられません。

次に確認したいのが空きストレージ容量です。インストーラのダウンロードだけで約6.5GBが必要になります。ダウンロード後のインストールに必要な容量は、クリーンインストールかアップグレードかによって異なります。

クリーンインストールの場合は約20GBのストレージを消費します。さらにアプリやユーザーデータ、各種アップデート分の余裕も確保しておく必要があります。一方、アップグレードインストールであれば、インストーラ用の6.5GBに加え、起動ドライブへコピーされる一部のファイル分だけあれば足ります。

ストレージに余裕がない場合は、不要なアプリやファイルを削除することをおすすめします。Mac修復アプリを使えば、アプリのアンインストールからキャッシュファイルの削除まで効率的に行えます。macOS Catalinaをスムーズにインストールするためには、最低でも25GB程度の空き容量を確保しておきましょう。

互換性やストレージ不足以外にも、不安定なインターネット接続、不完全または破損したインストールファイル、ハードディスクの不調、ソフトウェアの不具合などが、インストール中のトラブルを引き起こすことがあります。

Catalinaインストール前のチェックリスト

インストール作業に入る前に、以下のチェックリストを一つずつ確認しておきましょう。これらの準備は、エラーの発生を防ぐだけでなく、万が一トラブルが起きた際にデータを守ることにもつながります。

  • Mac全体、特にiTunesメディアライブラリのバックアップを取る(CatalinaではiTunesが廃止されるため)
  • 32ビットアプリを把握しておく。アップグレード後に64ビット版へ更新するか、代替アプリを探す必要があります
  • アプリケーションフォルダから古い「Install macOS」ファイルを削除する。古いインストールファイルはアップグレード中にエラーの原因になることがあります
  • 外付けドライブや周辺機器をすべて取り外す
  • 電源アダプターを接続する
  • 安定したWi-Fiネットワークに接続する

これらの準備が完了したら、いよいよアップグレード作業に進みましょう。

macOS Catalinaへのアップグレード手順

最も簡単な方法は、MacのApp Storeからダウンロード&インストールすることです。App Storeを開いて「macOS Catalina」を検索し、「入手」ボタンをクリックすればダウンロードが始まり、その後「続ける」を押して進みます。

また、macOS Catalinaの公式ページから直接インストーラをダウンロードすることも可能です。インストーラはMacのアプリケーションフォルダに保存され、ダウンロード完了後は自動的に起動します。画面の指示に従って進めればOKですが、途中で管理者のユーザー名とパスワードの入力を求められる場合があります。

デバイスがCatalinaに対応しており、手順どおりに進めれば、新しいmacOSを問題なくインストールできるはずです。しかし、ダウンロードやインストール中にエラーが発生した場合は、以下のガイドを参考に対処しましょう。

macOS Catalinaのダウンロードエラーを解消する方法

インストーラのダウンロードは、インストールプロセスの第一歩です。インストーラ自体は6.5GBですが、新しいOSを快適に動作させるにはそれ以上の空き容量が必要です。「自動アップデート」を有効にしている場合、インストーラがすでにダウンロード済みのこともあります。

まだダウンロードされていない場合は、Appleメニュー > システム環境設定 > ソフトウェア・アップデートからCatalinaをダウンロードしてください。

ダウンロードが途中で止まる、完了まで時間がかかりすぎるといった場合は、以下の方法を試してみてください。

  1. Appleのシステム状況ページにアクセスし、「macOSソフトウェア・アップデート」のステータスが緑色になっているか確認します。緑でなければサーバー側に問題がある可能性が高いため、時間をおいて再度試しましょう。
  2. ステータスが緑でもダウンロードに失敗する場合は、インターネット接続を見直します。可能なら有線接続への切り替えも検討してください。
  3. ダウンロードが長時間停止している場合は、「X」ボタンをクリックしてキャンセルします。
  4. DNSサーバーを変更してから、再度ダウンロードを試みます。

特にリリース直後はサーバーへのアクセスが集中するため、何度か試行しないとダウンロードに成功しないこともあります。

「インストールの準備中」に発生するエラーの対処法

インストーラのダウンロードが完了すると、システムはMacをインストール可能な状態に整える準備段階に入ります。この段階でエラーが発生し、「インストールの準備中にエラーが発生しました。アプリケーションをもう一度実行してください」というメッセージが表示されるケースがあります。

このエラーに遭遇したら、まずはMacを再起動してみてください。何度か再起動を繰り返すことで解決する場合もあります。それでも改善しない場合は、以下の対処法を順番に試してみましょう。

Macのシステム日付と時刻を確認する

誤ったシステム時刻は、アップデートを含む多くのシステムプロセスの妨げになります。日付と時刻が正しく設定されているか、以下の手順で確認してください。

  1. Appleメニュー > システム環境設定 > 日付と時刻 を開きます。
  2. 「日付と時刻を自動的に設定」にチェックを入れます。
  3. すでにチェックが入っている場合は、一度解除してMacを再起動します。
  4. 再び日付と時刻のパネルを開き、同じオプションにチェックを入れ直します。
  5. その後、macOS Catalinaの再インストールを試みてください。

インストーラを再ダウンロードする

上記の方法で解決しない場合は、アプリケーションフォルダにあるmacOS Catalinaインストーラを削除する必要があります。「Install macOS」ファイルを見つけてゴミ箱へ移動し、ゴミ箱を空にしてから再起動します。Macが立ち上がったら、インストーラを再度ダウンロードして、インストールプロセスをやり直しましょう。

installinfo.plistファイルを削除する

インストール準備中に「macOSインストーラのコピーが破損しており、macOSのインストールに使用できません」というエラーが表示される場合は、インストーラパッケージからinstallinfo.plistを削除してから再インストールを試みるのが有効な回避策です。

具体的な手順は以下のとおりです。

  1. アプリケーションフォルダを開き、macOS Catalinaのインストーラパッケージ(通常はInstall macOSという名前)を探します。
  2. ファイルを右クリックし、パッケージの内容を表示を選択します。
  3. Contents > SharedSupportフォルダを開きます。
  4. フォルダ内のInstallInfo.plistを削除します。
  5. 管理者パスワードを入力して操作を確定します。
  6. インストーラをクリックして再度実行します。

MacでのCatalinaインストールエラーの解消方法

準備が整うと、システムは実際のインストール段階に移行します。この段階でもさまざまなエラーが起こり得るため、どのメッセージが、どのタイミングで表示されたのかをメモしておくことが重要です。

以下に、インストールプロセス中に発生しやすい代表的なエラーと対処法を紹介します。

セットアップ画面で固まってしまう

「Macを設定しています」という画面が数時間表示され続ける、あるいは忌々しいスピニングホイール(くるくる回るマーク)が出続ける場合は、デバイスを再起動するのが最善策です。電源ボタンを押してMacの電源を切り、もう一度押して再起動してください。

ストレージ容量不足のエラー

インストール前にストレージの整理をしていなかった場合、容量不足に関連するエラーが発生することがあります。「macOSをインストールできませんでした。ターゲットディスクが小さすぎます」や「選択したボリュームに十分な空き容量がありません」といったメッセージが表示される例が典型です。

これは単純に空き容量が足りないことが原因です。インストールを進める前に、まずストレージを整理しましょう。macOS Catalinaを効率よく動作させるには、20GB〜25GBほどの空き容量が必要です。

ネットワークアクセスエラー

インストール中のいずれかの時点でCode=551エラーが表示された場合は、ネットワーク設定を確認する必要があります。このエラーは、ファイアウォールが過剰に動作している環境や、VPN・ウイルス対策ソフトなどのサードパーティ製セキュリティソフトがインストールされているデバイスで発生しやすい傾向があります。該当するソフトを一時的に無効化してから、macOS Catalinaの再インストールを試みてください。

インストールが完了しない

インストール中に「あとx分」という画面のまま固まってしまうことがあります。この問題が起きたら、「X」ボタンをクリックしてインストールを中断し、コンソールログを確認しましょう。ユーザーアカウントが破損していると、システムがインストールプロセスを完了できなくなる可能性があります。

この場合の唯一の解決策は、新しい管理者アカウントを作成し、そのアカウントでmacOS Catalinaをインストールすることです。

アップデート後にMacが起動しない

インストールが完了してMacが再起動すればすべて終わり、と思いきや、実はインストール完了後にもエラーが発生することがあります。真っ黒な画面のまま固まるユーザーや、アップデート後の再起動時にスピニングホイールが表示され続けるユーザーの報告もあります。

このエラーの多くは、非互換または破損したkextファイル(Kernel Extension、いわゆるmacOSのドライバー)が原因です。kextファイルが原因かどうかを確認するには、Macを再起動する前に、これらのファイルをすべてExtensionsフォルダの外へ移動させてみてください。

kextファイルを移動する手順は以下のとおりです。

  1. Shiftキーを押しながらMacを起動し、Appleロゴが表示されるまで待ってセーフモードで起動します。
  2. ユーティリティフォルダからターミナルを開き、以下のコマンドをコピー&ペーストします。

mkdir ~/Extensions-Backup && sudo mv /Library/Extensions/* ~/Extensions-Backup/

完了したら、通常モードでMacを再起動し、正常に起動するかどうかを確認してください。

どうしても解決しない場合はクリーンインストールを

ここまでの対処法を試しても問題が解決しない場合は、macOS Catalinaのクリーンインストールが必要かもしれません。手順は以下のとおりです。

  1. Macの電源を切ります。
  2. 電源 + Command + Rキーを同時に押し、macOSユーティリティ画面を表示します。
  3. macOSを再インストール」を選択します。
  4. ディスクユーティリティ > HDDを消去」を実行します。
  5. この画面からmacOS Catalinaをインストールします。

HDDを消去すると、すべてのファイルと設定が削除されるため、必ず事前にバックアップを作成しておいてください。クリーンインストールを行えば、macOS Catalinaの一般的なインストール問題はほぼ解決するはずです。

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