Windows 10 バージョン 1903 の機能アップデートがインストールできないときの対処法
2019年5月にリリースされたWindows 10バージョン1903の機能アップデートをインストールしようとした際にエラーが発生し、お困りではありませんか。この記事では、アップデートをスムーズにインストールするために確認すべきポイントと、よくあるエラーの原因別の対処法を詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
機能アップデートパッケージについて
Windows 10バージョン1903の機能アップデートは、OSのパフォーマンスとセキュリティの向上に加え、UIの微調整や新機能の強化も含まれています。前バージョンをベースに不具合を修正しながら、より快適で使いやすいユーザー体験を実現する内容となっています。
ただし、このアップデートはサイズが比較的大きいため、PCの空き容量やスペックによってはインストールに失敗することがあります。まずは以下のチェックリストで、お使いのシステムが必要な要件を満たしているか確認しましょう。
- プロセッサ:1GHz以上のCPUまたはSoC(System on a Chip)
- メモリ(RAM):32ビット版は1GB、64ビット版は2GB以上
- 空きストレージ容量:32ビット・64ビットともに32GB以上
- グラフィックス:WDDM 1.0ドライバー対応のDirectX 9以降
- ディスプレイ:800×600以上の解像度
スペックに問題がない場合は、設定アプリから「時刻」「日付」「地域」が正しく設定されているかも併せて確認してください。これらの事前チェックが完了したら、いよいよアップデートエラーの解決に進みましょう。
よくある機能アップデートのエラー
この機能アップデートのインストール時に発生しやすいエラーは、主に次の2種類です。
- エラー0x80d02002:アップデートが特定の進行率(○%)で停止してしまう。
- エラー0x80080008:アップデート完了後に再起動するものの、インストール自体に失敗する。
それぞれのエラーに対する解決策を、以下の4つの方法で順番に紹介していきます。
方法1:ISOファイルから直接インストールする(基本の対処法)
Microsoftの公式ヘルプフォーラムによると、アップデート関連の問題を解決する最も確実な方法は、Windowsの公式サイトからダウンロードしたISOファイルを使って直接インストールすることです。
具体的には、Windows 10のダウンロードページにアクセスし、「メディア作成ツール(Media Creation Tool)」を使用してアップデートパッケージを作成します。サイト上の案内に従ってパッケージの作成とインストールを進めれば、アップデート全体がスムーズに完了するはずです。
それでもエラーが解消しない場合は、以下の方法を試してみてください。
方法2:Windows Updateのトラブルシューティングツールを実行する
エラーが繰り返し発生する場合は、まずWindows 10のアップデート機構そのものに問題がないかを確認しましょう。Windows 10にはアップデートの適用専用の仕組みが備わっていますが、ここに不具合があると、今回だけでなく今後のアップデートでもエラーが起こる可能性があります。
Windows Updateの状態を確認するには、内蔵のトラブルシューティングツールを実行するのが効果的です。手順は以下の通りです。
- 「設定」を開く
- 「更新とセキュリティ」を選択
- 「トラブルシューティング」タブを開く
- 「Windows Update」を選択し、「トラブルシューティングツールの実行」をクリック
これによりエラーチェックが開始され、Windows Updateパッケージのファイルが検証され、問題があれば自動的に修復されます。
処理が完了したら、作成したパッケージまたは設定画面から再度アップデートを試してください。正常にインストールできれば完了です。改善しない場合は、引き続き以下の手順を試してみましょう。
方法3:Windows Updateコンポーネントをリセットする
トラブルシューティングツールでも問題が解決せず、アップデートのインストールが失敗し続ける場合は、いくつかのコマンドを使ってWindows Updateコンポーネント全体をリセットしてみてください。この方法は公式フォーラムやコミュニティでも推奨されている定番の対処法です。
リセット手順は以下の通りです。
- Windowsキー + X を押す
- 「Windows PowerShell(管理者)」を選択
続いて、以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押して実行します。
- net stop wuauserv
- net stop cryptSvc
- net stop bits
- net stop msiserver
- Ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
- Ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old
- net start wuauserv
- net start cryptSvc
- net start bits
- net start msiserver
この一連のコマンドでWindows Updateコンポーネントがリセットされます。その後、もう一度アップデートのインストールを試みてください。それでも失敗する場合は、次の方法に進みましょう。
方法4:ドライバーを更新し、システムファイルチェッカーを実行する
原因が既存のシステムファイルにあるケースもあります。アップデートに必要なファイルが破損・欠落していたり、デバイスのドライバーが古くなっていたりすると、インストールが正常に完了しないことがあります。
ドライバーの確認・更新は「デバイスマネージャー」から行えます。手順は以下の通りです。
- 「PC」を右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「デバイスマネージャー」を開く
- 「オーディオの入力および出力」を探す
- 一覧に表示されたデバイスを選択
- 右クリックして「ドライバーの更新」を選択
Windows 10が最新版のドライバーを自動検索し、見つかればシステムにインストールしてくれます。同じ手順で、以下のデバイスについてもドライバーを更新しておきましょう。
- ディスプレイアダプター
- ネットワークアダプター
続いて、システムファイルチェッカー(SFC)を実行します。手順はシンプルです。
- Windowsキー + X を押す
- 「コマンドプロンプト(管理者)」を選択
- sfc /scannow と入力してEnterキーを押す
これでシステムファイルの検査が開始され、Windows 10のファイルシステム内の問題が検出・修復されます。処理が完了したら、再度アップデートのインストールを試してください。
まとめ
上記のいずれかの方法で問題が解決した場合は、どの方法が有効だったかコメントでお知らせいただけると幸いです。それでも問題が解消しない場合は、PCの初期化やWindows 10の再インストールを検討する必要があります。その際は、専門家への相談をおすすめします。また、OSの再インストールやPCのリセットを行う前に、重要なファイルのバックアップを必ず取っておきましょう。本記事が皆さんの問題解決の一助となれば幸いです。
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