Excelで散布図の軸(X軸・Y軸)を入れ替える2つの方法
Microsoft Excelは、Windows向けに設計されたスプレッドシートアプリケーションの中でも、最高峰の機能性を誇るソフトウェアです。Excelには数え切れないほどの便利な機能が搭載されており、そのひとつが「散布図」の作成です。散布図は「スキャッターグラフ」とも呼ばれ、2つの変数の値を直交座標系(X軸とY軸)上にプロットして表示する数学的な図表です。異なる2つの変数の関係性をひとつのグラフで視覚的に把握できるため、データ分析の現場で非常に重宝されています。
Excelで散布図を作成するのはとても簡単です。X軸用の座標データ列とY軸用の座標データ列をそれぞれ用意して入力するだけで、Excelが自動的にデータを処理し、散布図上へ座標をプロットしてくれます。他のグラフと同様に、散布図にもX軸とY軸がありますが、場合によっては両方の軸を入れ替えたい——つまり、現在X軸にプロットされている値をY軸へ、Y軸にプロットされている値をX軸へ移したい——というニーズが生じることがあります。
一見複雑そうに感じられますが、心配はいりません。Excelで散布図の軸を入れ替えるのは実はとても簡単です。ここでは、2つの方法を順番にご紹介します。
方法1:「行/列の切り替え」機能を使う
Excelには「行/列の切り替え」という機能があり、さまざまな場面で活用できます。その用途のひとつが、散布図を含むグラフの軸の切り替えです。この方法は散布図に対しては成功率が高いとは言えませんが、まず試してみる価値は十分にあります。手順は以下の通りです。
- 軸を入れ替えたい散布図の任意の場所をクリックして、グラフを選択します。
- リボンに新しいタブ(現行バージョンでは「グラフデザイン」「グラフ要素の追加」「書式」)が表示されるので、「グラフデザイン」(旧バージョンでは「デザイン」)タブに移動します。
- 「データ」グループ内の「行/列の切り替え」ボタンを見つけてクリックすると、選択したグラフの軸が入れ替わります。

方法2:各軸の系列値を手動で入れ替える
「行/列の切り替え」機能がうまく働かない場合でも、諦める必要はありません。グラフの参照データを直接編集すれば、X軸とY軸の値を確実に入れ替えることができます。具体的には、X軸に設定されているセル範囲とY軸に設定されているセル範囲を互いに交換します。この方法なら失敗の心配はほぼありません。手順は以下の通りです。
- 散布図のX軸またはY軸のどちらか一方(どちらでも構いません)を右クリックします。
- 表示されたコンテキストメニューから「データの選択...」をクリックします。

- 開いた「データソースの選択」ウィンドウで「編集」をクリックします。

- 「系列X(X軸)の値:」フィールドの内容を「系列Y(Y軸)の値:」フィールドの内容に置き換え、逆に「系列Y(Y軸)の値:」フィールドの内容を「系列X(X軸)の値」フィールドの内容に置き換えます。

- 「OK」をクリックします。
- 「データソースの選択」ウィンドウでもう一度「OK」をクリックします。

最後に「OK」をクリックした時点で、選択していた散布図の軸が反転し、Excelが自動的に変更を反映した形でグラフを再プロットしてくれます。
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