【解決】Photoshopで「スマートオブジェクトは直接編集できないため、要求を完了できませんでした」エラーが出る時の対処法
Photoshopで画像の選択範囲をカットまたは削除しようとした際に、「スマートオブジェクトは直接編集できないため、要求を完了できませんでした(Could not complete your request because the smart object is not directly editable)」というエラーが表示されるケースが多く報告されています。このエラーは、CS3、CS4、CS5、CS6はもちろん、すべてのCCバージョンのPhotoshopで発生する可能性があります。

「スマートオブジェクトは直接編集できない」エラーの原因は?
さまざまなユーザー報告をもとにこの問題を調査したところ、実際の検証環境でもエラーを再現できました。調査の結果、このエラーメッセージが表示される主なシナリオは以下の2つであることがわかっています。
- 選択対象の画像レイヤーがロックされている – 最も多い原因は、選択した画像レイヤーが完全または部分的にロックされていることです。対処法1でレイヤーのロック解除手順を確認してください。
- 対象のレイヤーにベクターデータが含まれている – ベクターデータを含む選択範囲を削除しようとした場合にも、この問題が発生することがあります。この場合はレイヤーをラスタライズすることで解決できます。
この問題の解決にお困りの場合は、本記事で紹介する対処法をお試しください。以下に、同じエラーに悩まされていた多くのユーザーが実際に成功した修復方法をまとめました。
対処法1:画像レイヤーのロックを解除する
複数のユーザーから報告されているように、エラーの原因となっている画像をPhotoshopで開き、画像レイヤーのロックを解除するだけで解決するケースがあります。
レイヤーのロックを解除すれば、「スマートオブジェクトは直接編集できないため、要求を完了できませんでした」というエラーを受け取ることなく、選択範囲の削除・カット・編集が行えるようになります。
具体的な手順は以下の通りです。
- Photoshopを起動し、エラーが表示される画像を読み込みます。
- 選択範囲を作成する前に、画面右側のメニューから「レイヤー」パネルを開き、鍵アイコンをクリックして、部分的にロックされたレイヤーのロックを解除します。

- レイヤーのロックが解除されたら、カット・コピー・削除したい範囲を選択し、エラーがまだ発生するかどうかを確認します。
それでも同じエラーが表示される場合は、対処法2に進んでください。
対処法2:ベクターデータとの競合を解決する
このエラーのもうひとつの典型的な原因は、シェイプレイヤーなどのベクターレイヤーに対して、ラスター(ビットマップ)形式のツールを使用しようとした場合です。この種の競合を解決するには、次の2つの方法があります。
- ベクターツール(ペンツール、パス選択ツールなど)を使って、ベクター要素をそのまま編集・削除する
- レイヤーをラスタライズして、ラスター形式のツールが使える状態にする
ラスタライズの方が手軽で、ほとんどのケースに適用できるため、ここではラスタライズの手順を中心に解説します。
- 問題が発生しているPhotoshopファイルを開きます。
- エラーが表示されるレイヤーを右クリックし、「レイヤーをラスタライズ」を選択します。

補足: 「レイヤーを簡素化」機能を使って、スマートオブジェクトを通常のラスターレイヤーに変換することも可能です。
- スマートオブジェクトがラスタライズされたら、問題を引き起こしていた操作(削除やカットなど)をもう一度実行します。今度は問題なく完了するはずです。
なお、レイヤー全体をラスタライズしたくない場合は、スマートオブジェクトの中身を直接編集する方法も有効です。レイヤーパネルでスマートオブジェクトのサムネイルをダブルクリックすると、内容が別のドキュメントとして開かれるので、そこで編集を行い、保存(上書き)すれば元のファイルに変更が反映されます。これにより、画質を損なうことなく目的の編集作業を行えます。
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