「macOS をコンピュータにインストールできませんでした」エラーの解決方法を徹底解説
Mac に macOS をアップデートまたはインストールしようとした際に、「macOS をコンピュータにインストールできませんでした」というエラーメッセージが表示されて困っていませんか?アップデートには時間がかかることもありますが、それ以上につらいのは、インストール自体が失敗してしまうことです。
この記事では、このエラーが発生する原因と、誰でも簡単に試せる解決策をわかりやすく解説します。エラーで悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
表示される主なエラーメッセージ
macOS のインストールに失敗すると、通常は以下のようなエラーメッセージが表示されます。
- 「OS X をコンピュータにインストールできませんでした。インストール対象のパッケージがありません(no packages were eligible for install)」
- 「macOS をコンピュータにインストールできませんでした。インストーラーのリソースが見つかりません(the installer resources were not found)」
- 「macOS をコンピュータにインストールできませんでした。ファイルシステムの検証または修復に失敗しました(file system verify or repair failed)」
- 「macOS をコンピュータにインストールできませんでした。パス /system/installation/packages/osinstall.mpkg が見つかりません」
どのメッセージが表示された場合でも、心配はいりません。ほとんどの場合、いくつかのトラブルシューティング手順を実行するだけで、このエラーは簡単に解決できます。
プロのヒント:システムトラブルや動作の遅さを引き起こす可能性のある、パフォーマンス問題・ジャンクファイル・有害なアプリ・セキュリティの脅威を、Mac のスキャンで早期に検出しましょう。
macOS のインストールに失敗する主な原因
macOS のインストールが失敗する理由はさまざまですが、多くの場合、エラーメッセージが原因の手がかりを教えてくれます。ここでは、代表的な7つの原因を詳しく見ていきましょう。
原因1:ストレージ容量の不足
Mac の空き容量が不足していると、インストールエラーが発生することがあります。インストール作業にはメモリとストレージの空きスペースが必要です。十分な空き容量がないと、エラーメッセージが表示されて処理が中断されます。
原因2:macOS インストーラーファイルの破損
インストーラーファイルが破損している場合、どのような操作をしても正常に動作しません。この場合は、問題のない新しいインストーラーファイルを使用する必要があります。
原因3:起動ディスクの設定ミス
Mac の起動ディスクが正しく設定されていないと、エラーメッセージが表示されることがあります。この場合、OS が誤ったドライブから起動しようとして、インストールが完了しなくなります。
原因4:ハードウェアの非互換性
お使いの Mac が、インストールしようとしている macOS のバージョンに対応していない場合も、エラーが発生します。インストールやアップグレードを始める前に、必ず互換性を確認しましょう。
原因5:日付と時刻の設定ミス
macOS のバージョンがデバイスと互換性があるのにエラーが出続ける場合は、日付と時刻の設定を確認してください。誤った日時設定は、新しい macOS のインストールを妨げる原因としてよく知られています。
原因6:インストール情報をディスクに保存できない
この問題は、インストール中に macOS インストーラーが自動的に終了した場合に発生します。稀ではありますが、サードパーティのサイトからダウンロードしたインストーラーを使用すると起こることがあります。その場合は、Mac App Store から公式のインストーラーをダウンロードしてみてください。
原因7:ユーザー権限の不足
ユーザーのアクセス権限も、インストールトラブルの原因になります。特にターミナル関連の問題では、権限不足がよく犯人として挙げられます。管理者権限を持たないアカウントでログインしていると、インストールエラーが表示される可能性があります。
まず試したい基本的なトラブルシューティング
macOS のインストールに失敗すると、再起動のたびにインストーラーが立ち上がる無限ループに陥ることがあります。このループを断ち切ってファイルを守るために、以下の基本手順から試してみましょう。
ステップ1:Mac をセーフモードで起動する
セーフモードでは、不要なアプリやプログラム(macOS インストーラーを含む)は起動時に読み込まれません。セーフモードで起動することで、ループ状態を解除し、問題のあるプログラムの実行を防げます。
セーフモードで起動するには、Mac を再起動して Shift キーを押し続けます。起動音が聞こえたらキーを離してください。これで Mac がセーフモードで起動します。
ステップ2:バックアップを作成する
新しい macOS のバージョンやアップデートをインストールする前には、必ずバックアップを作成しておきましょう。アップデートでは OS のコアファイルが書き換えられるため、万が一問題が発生しても、バックアップがあれば簡単に復元できます。
macOS のバックアップ方法はいくつかありますが、最も一般的なのが Time Machine の利用です。シンプルで手軽に Mac のファイルをバックアップできる優れた機能です。
ステップ3:macOS バージョンの互換性を確認する
複雑な対処を行う前に、まずお使いの Mac がインストール予定のバージョンに対応しているかを確認しましょう。
確認方法は以下の通りです。App Store を開いてインストールしたい macOS バージョンを探し、クリックして詳細を表示します。「情報」セクションにある「互換性」の項目を確認してください。そこにお使いの Mac が記載されていなければ、そのバージョンはインストールできません。
「macOS のインストールが完了できませんでした」エラーの具体的な解決策
基本的なトラブルシューティングを終えたら、いよいよエラーの本格的な解決に取り掛かりましょう。以下の8つの対処法の中に、必ず解決につながるものがあるはずです。簡単なものから順に紹介していきます。
解決策1:Mac を再起動して OS を再インストールする
意外かもしれませんが、単純にデバイスを再起動して OS を再インストールするだけで問題が解決することは少なくありません。Apple メニューから「再起動」を選択してください。デバイスが応答しない場合は、電源ボタンを長押しして強制終了します。ただし、インストールの最中に強制終了するとファイルが破損する恐れがあるため、絶対に行わないでください。
解決策2:日付と時刻の設定を修正する
日付と時刻の設定がエラーの原因だと疑われる場合は、すぐに修正しましょう。Mac で日付と時刻を確認・変更する手順は以下の通りです。
- Dock の「システム環境設定」アイコンをクリックするか、Apple メニューから選択します。
- 「日付と時刻」セクションに移動します。
- 日付と時刻が正しいかどうかを確認します。
- タイムゾーンも併せて確認します。
- 変更が必要な場合は、管理者パスワードで鍵(パッドロック)を解除して編集します。安定したインターネット接続があるなら、「日付と時刻を自動的に設定」にチェックを入れ、ドロップダウンメニューから地域の Apple タイムサーバーを選択するのがおすすめです。
解決策3:ディスクの空き容量を確保する
macOS のインストールには約4〜5GBの空き容量が必要で、インストールを完了させるにはさらに20GBほど追加で必要です。
インストーラーはフォルダやファイルを展開するために余分なスペースを必要とします。空き容量が足りないと、インストーラーは作業を続けられず、インストールは失敗します。
空き容量を増やすには、Apple メニューから「この Mac について」を選択し、「ストレージ」タブで使用状況を確認します。続いて「管理」をクリックすると、どのフォルダが最も容量を使っているかがわかります。そこから不要なファイルを削除していきましょう。
また、Mac クリーナーアプリを活用するのも効果的です。こうしたツールは不要ファイルを自動的に検出・削除してくれるので、手作業の手間が省けます。さらに、Mac の動作速度を向上させる効果も期待できます。
解決策4:Apple 公式サイトのインストーラーを使用する
サードパーティのウェブサイトから入手した Mac インストーラーを使用していませんか?その場合は、一度そのインストーラーを削除して、新しいものをダウンロードし直すことをおすすめします。
ただし、どこからでもダウンロードすればよいわけではありません。必ず Apple の公式サポートサイトから直接入手しましょう。公式ツールを使えば、安全性や信頼性といったメリットをすべて享受できます。
解決策5:NVRAM と PRAM をリセットする
NVRAM と PRAM には、音量、画面解像度、画面の明るさなど、Mac のさまざまな設定が保存されています。macOS に問題が発生したとき、特にインストール関連のトラブルでは、NVRAM や PRAM の不具合が原因であることが少なくありません。
幸い、個人ファイルやデータを消去することなく、NVRAM と PRAM を簡単にリセットできます。Mac を再起動して、Option + Command + P + R キーを同時に押し続けてください。2回目の Apple ロゴが表示されるか、2回目の起動音が聞こえたらキーを離します。
解決策6:First Aid(ファーストエイド)ツールを実行する
起動ディスクに問題があると思われる場合は、First Aid ツールの実行を試みてください。起動ディスクに断片化やアクセス権限のエラーがあり、それを修復する必要がある可能性があります。
修復には macOS に標準搭載されている「ディスクユーティリティ」アプリを使用します。アプリケーションフォルダ内の「ユーティリティ」フォルダから起動し、現在の Mac の起動ディスクを選択して「First Aid」ボタンをクリックします。ツールがディスクをスキャンし、修復すべき問題やエラーを検出・解決してくれます。
解決策7:リカバリーモードから macOS を再インストールする
ここまでの方法でも macOS がインストールできない場合は、OS 全体を再インストールしてみましょう。リカバリーモードを使えば簡単に行えます。
手順は以下の通りです。まず Mac を再起動し、Option + Command + R キーを押し続けます。起動音が鳴るか Apple ロゴが表示されたらキーを離します。しばらくすると macOS の「ユーティリティ」ウィンドウが表示されるので、「macOS を再インストール」ボタンをクリックして最新バージョンの macOS をインストールしてください。
新しいソフトウェアのダウンロードが必要なため、処理にはある程度時間がかかります。焦らずお待ちください。
解決策8:macOS を削除してバックアップから復元する
最後の手段として、起動ディスクを消去して macOS を最初からクリーンインストールする方法もあります。新しい macOS を導入した後、事前に作成しておいたバックアップからデータを復元すれば、まるで問題がなかったかのように環境を戻せます。
今後の macOS インストールトラブルを防ぐために
macOS のインストールエラーが発生する原因は、ストレージ不足、破損したインストーラーファイル、起動ディスクの問題など、実にさまざまです。
しかし、この記事で紹介した対処法を使えば、専門家に頼らずとも自分で解決できるはずです。まずは Time Machine のバックアップ作成や macOS バージョンの互換性確認といった基本的なトラブルシューティングから始めましょう。
基本的な方法で解決しない場合は、日付と時刻の設定修正、macOS の削除とバックアップからの復元、First Aid ツールの実行など、より踏み込んだ対処法に進んでください。
この記事は役に立ちましたか?あなたのトラブルシューティング体験や、うまくいった解決策があれば、ぜひコメント欄でお聞かせください!
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