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D3DERR_NOTAVAILABLEエラー(0x8876086A)の原因と6つの解決方法を徹底解説

Windowsユーザーの間で、ゲームやエミュレーター、グラフィック処理を大量に必要とするアプリケーションの起動時にd3derr_notavailable(0x8876086A)というエラーが発生するという報告が相次いでいます。この問題は特定のWindowsバージョンに限ったものではなく、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10のいずれでも発生が確認されています。

d3derr_notavailable(0x8876086A)エラーの主な原因

本記事では、多数のユーザー報告と実際に効果のあった修復手順をもとに、この問題の原因を詳しく調査しました。その結果、このエラーを引き起こす可能性のある要因は複数存在することが判明しています。

  • DirectXのバージョンが古い – 最も多い原因は、DirectXのバージョンが著しく古いことです。必要なDirectXバージョンが標準で含まれていないWindowsを使用している場合、動作に必要な依存コンポーネントが不足している可能性があります。この場合は、DirectXを最新バージョンへ更新することで解決できます。
  • GPUドライバーが古い – もう一つの有力な原因は、GPUドライバーが古いことです。特に、アプリのGUIが表示される前にエラーメッセージが出る場合は、この可能性が高くなります。デバイスマネージャーからの自動更新、またはGPUメーカー純正の更新ツールを使ってドライバーを更新しましょう。
  • アプリケーションがOSバージョンと非互換 – 古いアプリやゲームをWindows 10で実行しようとすると、そのプログラムが使用中のWindowsバージョン向けに設計されていないため、エラーが発生することがあります。この場合は、互換モードでの実行により解決できる可能性があります。
  • アプリケーション同士の競合 – 別のアプリやプロセスが原因となることもあります。GPUリソースを大量に消費する別のアプリが、必要な依存コンポーネントを占有しているケースです。クリーンブート状態で起動し、サービスを1つずつ有効化していくことで、原因を特定できます。
  • システムファイルの破損 – OSファイルの破損もこの問題の原因になり得ます。標準搭載のDirectX自体が破損している場合は、システムの復元ウィザードを使うか、修復インストールを実行するしか解決方法がありません。

方法1:DirectXを最新バージョンに更新する

この問題の最も一般的な原因は、DirectXのバージョンが古いことです。OSにグラフィック処理に必要な環境が備わっていないため、d3derr_notavailable(0x8876086A)エラーが発生している可能性があります。

実際に、DirectX Webインストーラーを使って最新版に更新することで問題を解決できたという報告が多数寄せられています。

Webインストーラーを使ってDirectXを更新する手順は以下の通りです。

  1. Microsoft公式サイトのダウンロードページにアクセスし、インストーラーの言語を選択してダウンロードボタンをクリックします。
  2. 次の画面で、Microsoft製の追加ソフトウェアに関するチェックボックスをすべて外し、「いいえ、ありがとうございます。DirectX End-User Runtime Web インストーラーを続行します」ボタンをクリックします。
  3. dxwebsetup.exeのダウンロードが完了したらファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってDirectXを最新バージョンへ更新します。
  4. 処理が完了したらパソコンを再起動し、次回起動後に問題が解決したかどうかを確認します。

それでもアプリやゲームを開こうとした際に同じエラーが発生する場合は、次の方法に進んでください。

方法2:互換モードでプログラム・ゲームを実行する

古いアプリケーションやゲームでこの問題が発生している場合、実行ファイルを互換モードで実行するだけで、追加の作業なしに解決できることがあります。特にWindows 10でエラーが発生しているケースにおいて、この方法が有効だったという報告が多くあります。

エラーの原因となっているアプリを互換モードで実行する手順は以下の通りです。

  1. エラーを引き起こしている実行ファイルを右クリックし、コンテキストメニューからプロパティを選択します。
  2. プロパティ画面の互換性タブを開き、「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェックを入れ、一覧からWindows 7を選択します。
  3. 適用をクリックして変更を保存し、再度プログラムやゲームを実行して、問題が解決したかどうかを確認します。

互換モードで実行してもd3derr_notavailable(0x8876086A)エラーが続く場合は、次の方法に進みましょう。

方法3:グラフィックカードドライバーを更新する

エミュレーターやゲームの起動時(GUIが読み込まれる前)にこの問題が発生する場合、GPUドライバーが古いか破損していることが原因である可能性が高いです。専用GPUドライバーを最新版へ更新することで解決したという報告があります。

この手順はWindows 10での動作報告が中心ですが、Windowsのバージョンに関係なく、まだエラーが発生している場合は以下の手順を試してみてください。

  1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「devmgmt.msc」と入力してEnterキーを押し、デバイスマネージャーを開きます。
  2. デバイス一覧を下へスクロールし、ディスプレイアダプターのドロップダウンメニューを展開します。
  3. 使用中の専用GPUを右クリックし、コンテキストメニューからドライバーの更新を選択します。
    注意: 専用GPUと内蔵GPUの両方を搭載している場合は、両方のグラフィックカードのドライバーを更新するのがおすすめです。
  4. 次の画面でドライバーソフトウェアの最新版を自動検索をクリックします。初期スキャン完了後、画面の指示に従って利用可能な最新ドライバーを検索します。
  5. ドライバーのダウンロードが完了したら、続く画面の指示に従ってインストールを完了させます。
  6. 最新ドライバーのインストールが終わったら、パソコンを再起動します。
  7. 再起動後、以前エラーを引き起こしていた同じアプリやゲームを開き、d3derr_notavailable(0x8876086A)エラーがまだ発生するかどうかを確認します。

注意: デバイスマネージャーで新しいドライバーが見つからないにもかかわらず、より新しいバージョンが確実に存在する場合は、GPUメーカー純正の更新アプリを使って最新版をインストールできます。主要GPUメーカーの対応ソフトウェアは以下の通りです。

  • GeForce Experience – NVIDIA
  • AMD Software: Adrenalin Edition – AMD
  • Intel Driver & Support Assistant – Intel

GPUドライバーを更新しても問題が解決しない場合、あるいはすでに最新版がインストール済みの場合は、次の方法に進んでください。

方法4:クリーンブートを実行する

多くのユーザーから寄せられた報告によると、ソフトウェア同士の競合がこの問題の真の原因であるケースもあります。同じ症状に悩まされていた一部のユーザーは、クリーンブート環境で起動したところ、これまでエラーを出していたアプリ、ゲーム、エミュレーターの起動時にエラーが表示されなくなったと報告しています。

これは、問題がアプリケーションの競合によって引き起こされている可能性を示唆しています。クリーンブート状態を作り出し、ソフトウェアの競合の可能性を排除するための手順は以下の通りです。

  1. 以下の手順は、必ず管理者権限を持つWindowsアカウントで実行してください。
  2. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「msconfig」と入力してEnterキーを押し、システム構成を開きます。
    注意: UAC(ユーザーアカウント制御)の画面が表示されたら、はいをクリックして管理者権限を付与します。
  3. システム構成ウィンドウが開いたら、まずサービスタブに移動し、「すべてのMicrosoftサービスを隠す」にチェックを入れます。
    注意: この操作により、OSの動作に必要な重要なサービスを誤って無効化してしまうことを防げます。
  4. 残りのサービスのみが表示されたら、すべて無効ボタンをクリックし、サードパーティ製サービスなどの不要なサービスが競合を引き起こさないようにします。
  5. 不要なサービスをすべて無効化したら、適用をクリックして変更を保存します。
  6. 次に、上部メニューのスタートアップタブに移動し、タスクマネージャーを開くをクリックします。
  7. タスクマネージャーのスタートアップタブで、各スタートアップ項目を1つずつ選択し、無効化をクリックして次回起動時に実行されないようにします。
  8. すべてのスタートアップ項目を無効化したら、クリーンブート状態の完成です。タスクマネージャーを閉じ、パソコンを再起動します。
  9. 再起動後、d3derr_notavailable(0x8876086A)エラーを引き起こしていたアプリ、ゲーム、またはエミュレーターを開き、問題がまだ発生するかどうかを確認します。
  10. クリーンブート状態で問題が発生しない場合は、無効化した項目を1つずつ再有効化しながら都度再起動を繰り返すことで、原因となっているアプリやサービスを特定できます。多少時間はかかりますが、いずれ問題の犯人が見つかるはずです。

方法5:システムの復元を実行する

ここまでの方法で原因を特定できなかったものの、問題が最近発生し始めたばかりである場合(以前はゲームやアプリを問題なく開けていた場合)、システムの復元ウィザードを使って、すべてが正常に動作していた状態へマシンを戻すことで解決できる可能性が高いです。

復元ポイントが作成されていれば、以下の手順でd3derr_notavailable(0x8876086A)エラーそのものを回避できるはずです。

このエラーが発生する前の時点の復元ポイントを適用する手順は以下の通りです。

  1. Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「rstrui」と入力してEnterキーを押し、システムの復元ウィザードを開きます。
    注意: ユーザーアカウント制御が表示されたら、はいをクリックして管理者権限を付与します。
  2. システムの復元ウィザードの最初の画面で次へをクリックし、次のメニューへ進みます。
  3. 次の画面で「別の復元ポイントを表示する」にチェックを入れます。その後、このエラーが発生する前の日付の復元ポイントを選択し、次へをクリックして先へ進みます。
  4. 完了をクリックして処理を開始する前に、この処理によって復元ポイント作成以降に行った変更がすべて上書きされる点に注意してください。パソコンは、復元スナップショットが作成された時点の正確な状態へ戻されます。
  5. 完了をクリックして最終確認を行うと、パソコンが再起動し、次回起動の完了後に以前の状態が適用されます。すべてのスタートアップ項目が読み込まれたら、以前エラーを引き起こしていた操作をもう一度実行し、問題が解決したかどうかを確認します。

上記の手順を実行しても同じエラーが発生する場合や、適用可能な復元ポイントが存在しない場合は、次の方法に進んでください。

方法6:修復インストールを実行する

ここまでの方法で解決に至らなかった場合でも、原因にかかわらず問題を解決できる可能性が極めて高い最終手段が、修復インストールです。修復インストールはクリーンインストールに似ていますが、個人データをすべて削除するのではなく、Windowsの各コンポーネント(起動関連のプロセスを含む)だけをリセットする手法です。

つまり、アプリケーション、ゲーム、写真や動画などの個人メディア、その他パソコンに保存されているあらゆるデータはそのまま保持されます。この手順で変更されるのは、Windows関連のコンポーネントのみです。

修復インストールを実行したい場合は、Microsoft公式サイトで公開されている手順ガイドを参照して進めてください。

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