HPパソコンでエラーコード「BIOHD-4」を修正する方法
一部のWindowsユーザーから、HP製パソコンで起動時の初期画面から先に進めなくなるという報告が寄せられています。起動時のチェックで、ブートパスに「BIOHD-4」というエラーコードが表示されるのです。たまにしか発生しないケースもあれば、起動のたびに必ず表示されるケースもあるようです。
この問題を詳しく調査したところ、BIOHD-4エラーの原因となりうる要因は複数あることが判明しました。考えられる主な原因は以下のとおりです。
- BCDまたはMBRデータの破損 – 最も多い原因は、OSの起動に必要なファイルを読み込むためのBCD(ブート構成データ)やMBR(マスターブートレコード)の破損です。同じ問題に直面した多くのユーザーが、管理者権限のコマンドプロンプトからBCDとMBRを修復することで解決したと報告しています。
- ストレージ関連の問題 – ドライブの故障やHDD/SSDのセクター破損も、このエラーの原因になり得ます。軽度な問題であればCHKDSKスキャンで解決できますが、深刻な場合はドライブの交換しかありません。
- システムファイルの破損 – システムファイルの破損により、起動プロセスが完了できなくなることもあります。クリーンインストールや上書き修復インストールなどでWindowsの全コンポーネントをリセットしたところ、問題が解決したユーザーもいます。
原因の候補がわかったところで、実際に効果が確認された修正方法を順番に紹介していきます。
方法1:ブート構成データ(BCD)を修復する
まず最初に確認すべきは、MBRファイルやブート構成データの破損です。
注意:BIOHD-4エラーの下に「Uninitialized/Corrupt boot sector detected(未初期化または破損したブートセクターが検出されました)」と表示されている場合、この原因である可能性が非常に高いです。
該当する場合は、ブート構成データ(BCD)ユーティリティを使って、すべてのディスクからWindowsのブートファイルを探し出し、ブートリストに再登録することで、起動シーケンスがそれらのファイルを認識できるようになります。この方法でBIOHD-4エラーを解決できたユーザーは非常に多くいます。
また、デュアルブート環境の場合にも、BCDの再構築は有効です。
重要:この方法では、互換性のあるWindowsインストールメディアが必要です。手元にない場合は、Windowsインストールメディアを新規作成し、USBドライブに保存しておきましょう。
準備が整ったら、以下の手順に従ってください。
- インストールメディアが入ったUSBメモリをパソコンに接続します。
- 電源ボタンから通常どおりパソコンを起動します。
- 最初の画面で、マザーボードのメーカーに応じたキーを押してセットアップ(Setup)画面に入ります。
注意:セットアップキーはメーカーによって異なり、多くの場合F2、F4、F6、F8などのFキー、またはEscキーです。セットアップ画面に入れない場合は、お使いの機種の具体的な手順をオンラインで検索してください。 - セットアップメニュー内のBootタブを開き、インストールメディアの入ったUSBメモリを最優先の起動デバイスに設定します。
- 変更を保存してパソコンを再起動し、インストールメディアから起動させます。
- インストールメディアからの起動に成功したら、画面右下の「コンピューターを修復する」をクリックします。
- 回復(Recovery)メニューが表示されたら、トラブルシューティング(Troubleshoot)を選択し、オプション一覧からコマンドプロンプトをクリックします。
注意:一部のWindows 10バージョンでは、起動中にシステムを強制中断する操作を3回連続で行うことで、インストールメディアを使わずに回復メニューから起動することも可能です。 - 管理者権限のコマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力してEnterキーを押し、Windowsインストールに関連するMBRの依存関係を修復します:
bootrec /fixmbr
- 最初のコマンドが正常に処理されたら、次に以下のコマンドを入力してEnterキーを押し、Windowsインストールに関連するブート構成データを修復します:
bootrec /fixboot
注意:これらのコマンド実行時に「アクセスが拒否されました(Access is denied)」というエラーが出た場合は、bootrecのアクセス問題を解決する手順を参照してください。 - 続いて、以下のコマンドを入力してEnterキーを押し、すべてのディスクからWindowsインストールをスキャンします:
bootrec /scanos
注意:パーティションのサイズによっては10分以上かかることがあります。操作が完了するまでウィンドウを閉じないでください。 - 操作が完了したら、以下のコマンドを入力してBCD構成データを再構築します:
bootrec /rebuildbcd
- 確認を求められたら、Yを入力してEnterキーを押し、操作を実行します。
- 最後に「exit」と入力してEnterキーを押し、コマンドプロンプトを終了させて、Windowsを通常どおり起動させます。
それでも起動時のシステム整合性チェックでbiohd-4エラーが表示される場合は、次の方法に進んでください。
方法2:CHKDSKスキャンを実行する
方法1で改善せず、MBRやBCDファイルの破損が原因ではないことが確認できたら、次はHDD/SSDなどのストレージ関連の問題を疑いましょう。
BIOHD-4エラーがストレージセクターの破損によるものであれば、CHKDSK(チェックディスク)スキャンを実行することで、不良の論理セクターを特定し、未使用の代替セクターに置き換えることができます。
CHKDSKはWindows 7やWindows 8.1を含む最近のすべてのWindowsバージョンに標準搭載されているため、どのバージョンでも実行可能です。このスキャンにより、HPパソコンでこのエラーコードを引き起こす大半の破損や論理エラーを修復できます。
注意:CHKDSKスキャンの効果を最大化するには、管理者権限のコマンドプロンプトから実行することをおすすめします。
注意:このユーティリティで、空きセクターへの置き換えが不可能な破損領域が検出された場合、ドライブは修復不能なほど劣化している可能性があります。その場合は、速やかにデータをバックアップし、ドライブの交換を検討してください。
この方法を試しても同じエラーコードが表示される場合(かつドライブの故障ではない場合)は、次の対処法に進みましょう。
方法3:Windowsの全コンポーネントをリセットする
ここまでの方法をすべて試しても起動シーケンス中にBIOHD-4エラーが発生する場合は、MBRやBCDデータ以外のシステムファイルが破損している可能性があります。
その場合の次のステップは、クリーンインストールまたは上書き修復インストール(インプレースアップグレード)によって、Windowsの全コンポーネントをリセットすることです。
手軽なのはクリーンインストールですが、事前にデータをバックアップしない限り、OSドライブ上の個人データはすべて失われる点に注意が必要です。一方で、互換性のあるインストールメディアが不要になるというメリットがあります。
OSドライブに保存された個人ファイルを残したい場合は、互換性のあるインストールメディアを使って上書き修復インストール(インプレース修復)を行いましょう。
注意:この作業はクリーンインストールよりも手間がかかりますが、アプリ、ゲーム、ドキュメント、個人のメディアファイルなどを失うことなく、破損したOSコンポーネントだけを更新できるのが大きな利点です。
方法4:HPサポートに問い合わせる
上記の方法がすべて上手くいかない場合は、HPサポートに連絡するのが唯一の現実的な選択肢となります。このルートを選んだユーザーの多くは、技術者にリモートでトラブルシューティングしてもらい、問題を解決できたと報告しています。
場合によっては、サポート担当者からデスクトップPCやノートPCを修理に送るよう指示されることもあります。
実際の利用者の声によると、HPサポートの対応は比較的迅速で、担当のオペレーターにつながりやすいとのことです。電話での一連のトラブルシューティングを受けた後も問題が解決しない場合は、デバイスを修理に送るよう案内されます。
HPの担当オペレーターに連絡する手順は以下のとおりです。
- 普段使っているブラウザーを開き、HP公式サポートページにアクセスします。
- 選択肢の一覧から、ノートPC(Laptop)またはデスクトップPC(Desktop)の該当するカテゴリーをクリックします。
- 次の画面で、シリアル番号(Serial Number)欄にお使いの製品のシリアル番号を入力し、送信(Submit)をクリックします。
- HPデバイスの識別が完了したら、HP Contact Forms > 電話番号を取得(Get phone number)と進みます。
- 表示された推奨の電話番号にかけて資格を持った技術者と連絡を取り、案内されたトラブルシューティングの手順に従ってください。
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