TeamViewerの「プロトコルネゴシエーションに失敗しました」エラーを解決する4つの対処法
TeamViewerは、リモートデスクトップの共有や操作を可能にするリモートコントロールソフトウェアです。ファイルの転送はもちろん、接続先のユーザーとチャットで会話しながら作業を進めることもできます。Windowsには標準でリモートデスクトップ接続機能が搭載されていますが、多機能さと手軽さから、多くのユーザーにTeamViewerが選ばれ続けています。
しかし、そんなTeamViewerを使用中に「プロトコルネゴシエーションに失敗しました(Protocol Negotiation Failed)」というエラーメッセージが表示され、リモート接続できなくなることがあります。このエラーは、主にリモートデスクトップへの接続を試みたタイミングで発生し、アンチウイルスソフトやWindowsファイアウォールなど、システム上の何らかの要因が通信を妨げていることが原因として考えられます。

バックグラウンドで動作するプロセスが接続を妨害すると、TeamViewerは相手側との接続を正常に確立できず、このエラーメッセージを表示します。本記事では、この問題の原因と具体的な解決策をわかりやすく解説していきます。
「プロトコルネゴシエーション失敗」エラーの主な原因
このエラーは、他のTeamViewerユーザーへ接続しようとした際に発生します。考えられる主な原因は以下の通りです。
- Windowsファイアウォール: WindowsファイアウォールがTeamViewerの送受信通信をブロックしている場合があります。その結果、リモートデスクトップに接続できず、エラーメッセージが表示されます。
- サードパーティ製アンチウイルスソフト: アンチウイルスソフトの保護機能が、TeamViewerの通信プロセスを不正な接続と誤認識して妨げている可能性があります。
- システム内のマルウェア感染: コンピュータがウイルスやマルウェアに感染していると、正常な接続が確立できないことがあります。実際に、マルウェア駆除後に問題が解決したという報告もあります。
- TeamViewerのバージョンの不一致: 接続元と接続先でTeamViewerのバージョンが異なると、互換性の問題でエラーが発生することがあります。両方のシステムで最新版にアップデートしておきましょう。
原因が把握できたら、次はいよいよ解決策を実践していきましょう。以下の対処法は状況によって効果が異なるため、順番にすべて試すことをおすすめします。
対処法1:Windowsファイアウォールを一時的に無効化する
前述の通り、Windowsファイアウォールの機能が原因でエラーが発生している可能性があります。まずはファイアウォールを一時的に無効化し、接続できるかどうかを確認してみましょう。手順は以下の通りです。
- キーボードのWindowsキーを押してスタートメニューを開きます。
- コントロールパネルを開き、「システムとセキュリティ」>「Windows Defender ファイアウォール」へ移動します。
- 画面左側にある「Windows Defender ファイアウォールの有効化または無効化」をクリックします。
- 「プライベートネットワーク設定」と「パブリックネットワーク設定」の両方で、「Windows Defender ファイアウォールを無効にする」にチェックを入れます。

- 「OK」をクリックして設定を保存し、TeamViewerで再び接続を試みます。
対処法2:サードパーティ製アンチウイルスソフトを無効化する
近年のアンチウイルスソフトには、インターネット上の活動を保護したり、不審な通信を遮断したりする高度な機能が搭載されています。しかし、こうした機能が、本来ブロックすべきではない正規の通信まで遮断してしまうケースがあります。
まずは使用中のアンチウイルスソフトを一時的に無効化し、TeamViewerで接続できるか確認してください。接続に成功した場合は、アンチウイルスソフトが原因である可能性が高いです。その際は、アンチウイルスソフトの設定でTeamViewerを例外(除外対象)として登録すれば、セキュリティを維持したまま問題を回避できます。

対処法3:PCをフルスキャンしてマルウェアを駆除する
システムがウイルスやマルウェアに感染している場合、正常な接続を確立することはできません。アンチウイルスソフトを導入してPC全体を徹底的にスキャンし、システムをクリーンな状態にしましょう。Windows 10に標準搭載されているWindows Defenderでもマルウェアの検出が可能です。以下の手順で実行できます。
- Windowsキー + I を押して「設定」ウィンドウを開きます。
- 「更新とセキュリティ」を選択し、「Windows セキュリティ」タブに切り替えます。
- 「ウイルスと脅威の防止」をクリックします。

- 新しいウィンドウが表示されるので、「クイックスキャン」の下にある「スキャンのオプション」をクリックします。
- 「フルスキャン」を選択し、「今すぐスキャン」をクリックします。
- スキャンが完了するまで待ちます。検出された脅威は画面の指示に従って駆除・削除してください。
対処法4:TeamViewerを最新版にアップデートする
上記の対処法を試しても問題が解決しない場合は、接続元と接続先のシステム間でTeamViewerのバージョンが一致していない可能性があります。古いバージョン同士では互換性の問題が発生することがあるため、両方のPCでTeamViewerを最新版にアップデートし、インストールされていない更新がないか必ず確認してください。
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