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Windowsで「blinitializelibrary failed 0xc00000bb」エラーが出たときの原因と直し方

パソコンの電源を入れても起動画面から先に進めなくなったという相談が多数寄せられています。最初の起動画面で「blinitializelibrary failed 0xc00000bb」というエラーが表示され、何をしても起動処理が完了しないという症状です。エラーコードの内容から判断すると、予期しないBIOSの不具合によってマザーボードがデフォルト設定にリセットされたことが原因と考えられます。

「blinitializelibrary failed 0xc00000bb」エラーの主な原因

このエラーは特定のWindowsバージョンやメーカーに限らず、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10など、さまざまなPC構成で発生が確認されています。ユーザー報告や修復事例を詳しく調査した結果、以下のような原因が考えられることがわかりました。

  • セキュアブートが有効になっている – セキュアブートはマルウェアやルートキットに対する追加の保護機能ですが、クローンSSD/HDDの使用やオーバークロック環境との相性が悪く、さまざまな問題を引き起こすことが知られています。この場合はBIOS/UEFI設定でセキュアブートを無効化すれば解決できます。
  • ブートシーケンスが破損している – 起動のたびに必ずエラーが出る場合、根本的なブートの問題が潜んでいる可能性があります。Bootrec.exeを使ってマスターブートレコード(MBR)、ブート構成データ(BCD)、ブートシーケンスを修復することで改善が期待できます。
  • レジストリキーの影響でWindowsがブート順序を記憶できない – メモリ管理に関わる特定のレジストリキーもこのエラーの原因になり得ます。セーフモードで起動し、レジストリエディタで「ClearPageFileAtShutdown」キーを変更することで解決したユーザーもいます。
  • Above 4G Decodingが無効になっている – マイニングリグでGPUを2枚以上接続している場合、BIOS/UEFI設定で4G Decoding(EVGA製ではEVGA Support)が無効になっていることが原因の可能性があります。
  • システムファイルの破損 – OS側にファイルシステムの破損があり、Bootrec.exeでは修復しきれないケースもあります。この場合は修復インストールが最も確実な解決策となります。

本記事では、同じエラーでお困りの方に向けて、実際に効果があった複数のトラブルシューティング手順を紹介します。効率よく作業を進めるため、原因に近いと思われる方法から順番に試してみてください。各方法は効果と難易度の順に並べています。

方法1: セキュアブートを無効化する

このエラーの原因として最も多いのが、セキュアブートの影響です。セキュアブートはWindows 8で導入され、Windows 10にも引き継がれた機能で、起動シーケンス中にマルウェアやルートキットが実行されるのを防ぐ役割を担っています。

セキュアブートが有効な場合、PCはOEM(相手先ブランド製造業者)が信頼すると認めたソフトウェアのみで起動します。しかし、クローンSSDや改造ハードウェアを使用していると、PC構成によっては起動シーケンスと競合し、今回のエラーが発生することがあります。セキュアブート機能がこれらの差分をセキュリティ侵害とみなし、正常な起動を妨げてしまうのです。

実際に、BIOSメニューからセキュアブートを無効化することで問題を解決できたという報告が多数あります。以下の手順に従って、BIOS設定からセキュアブートを無効にしてください。

  1. PCの電源を入れたら、初期起動画面が表示されている間にセットアップキー(Setupキー)を連打します。セットアップキーはマザーボードメーカーによって異なりますが、通常は初期画面に表記されています。
    注意: 初期画面にセットアップキーの表記がない場合は、「setup key + マザーボードメーカー名」で検索して確認してください。
  2. BIOS設定に入ったら、「Security」タブへ移動し、「Secure Boot」という項目を探します。見つかったら「Disabled」に設定します。
    注意: BIOSメニューやセキュアブート項目の場所はメーカーごとに異なります。「System Configuration」「Boot」「Authentication」などのタブ内にあることが多いので、探してみてください。
  3. セキュアブートを無効化できたら、設定を保存してBIOSを終了します。PCが自動的に再起動します。
  4. 次回の起動時に、エラーが発生せず起動シーケンスが正常に完了するかどうかを確認します。

それでも同じ問題が発生する場合は、次の方法に進んでください。

方法2: Bootrec.exeでブートシーケンスを修復する

多くの場合、このエラーはブート関連の問題が原因で発生します。そのようなケースで最も効果的なのが、Windows標準ツールのBootrec.exeを使ってブートシーケンス全体を修復する方法です。Bootrec.exeは、マスターブートレコード(MBR)、ブート構成データ(BCD)、ブートシーケンスを修復できる組み込みユーティリティで、これらのいずれかに問題がある場合に有効です。

重要: ブートシーケンスの修復を始めるには、お使いのOS用の正規のWindowsインストールメディアが必要です。手元にない場合は、あらかじめ作成しておきましょう。

  • Windows 7用インストールメディアの作成方法
  • Windows 10用インストールメディアの作成方法

注意: インストールメディアがなく入手も難しい場合は、起動シーケンス中にPCの電源を強制的に切る操作を3回連続で行うことで、スタートアップ修復メニューを強制的に表示させることができます。

準備が整ったら、以下の手順でBootrec.exeを実行します。

  1. 起動シーケンスが始まる前にインストールメディアを挿入し、メディアからの起動を求められたら任意のキーを押します。Windowsの初期インストール画面が表示されたら、「コンピューターを修復する」をクリックします(画面の右下または左下に配置されています)。
  2. 詳細オプションメニューが表示されたら、「トラブルシューティング」をクリックし、一覧から「コマンドプロンプト」を選択します。
  3. コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを1行ずつ入力し、それぞれEnterキーを押してブート構成データ全体を再構築します。
    bootrec.exe
    bootrec.exe /fixmbr
    bootrec.exe /fixboot
    bootrec.exe /scanos
    bootrec.exe /rebuildbcd
  4. すべてのコマンドが正常に完了したら、ブート構成データの修復は完了です。PCを再起動し、起動シーケンスが正常に完了するか確認しましょう。

まだ同じエラーが表示される場合は、次の方法に進んでください。

方法3: セーフモードでメモリ管理のレジストリキーを変更する

このエラーは、BIOSがどのSSD/HDDをプライマリドライブとするかを忘れてしまうことで発生するケースもあります。エラーが出るたびにブート順序を確認したところ、Windowsドライブが最初の起動ドライブから外れていたことに気づいたユーザーもいました。

このケースに該当する場合、シャットダウンのたびにページファイルがクリアされないよう、レジストリを変更することで問題を解決できます。この手法はWindows 7とWindows 8の両方で効果が確認されています。

ただし、レジストリエディタを操作するには、まずPCをセーフモードで起動する必要があります。以下の手順に従ってください。

  1. PCの電源を入れ、初期画面が表示されたらすぐにF8キーを繰り返し押して、「詳細ブートオプション」を開きます。
  2. 「詳細ブートオプション」メニューが表示されたら、矢印キーまたは対応するキー(F4)を使ってセーフモードを選択します。
  3. 起動が完了したら、Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。テキストボックスに「regedit」と入力してEnterキーを押すと、レジストリエディタが起動します。
    注意: UAC(ユーザーアカウント制御)の確認画面が表示されたら、「はい」をクリックして管理者権限を付与してください。
  4. レジストリエディタが開いたら、左側のツリーを使って以下の場所へ移動するか、ナビゲーションバーに直接貼り付けてEnterキーを押します。
    Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management
  5. 正しい場所に移動したら、右側のペインで「ClearPageFileAtShutdown」をダブルクリックします。「DWORD (32ビット) 値の編集」ウィンドウで、基数を「16進」に、値のデータを「1」に設定して「OK」をクリックし、変更を保存します。
  6. 変更後、PCを再起動し、次回の起動が正常に完了するか確認します。無事に起動できたら、手順3〜5をもう一度実行し、今度は「ClearPageFileAtShutdown」を「0」に戻して変更を保存してください。

この方法で解決しない場合、または自分の状況に当てはまらない場合は、次の方法に進みましょう。

方法4: Above 4G Decodingを有効化する

マイニング目的でPCを使用していて、GPUを2枚以上搭載している場合、マザーボードのBIOS/UEFI設定で4G Decodingが有効になっていないために、このエラーが発生している可能性があります。

暗号通貨マイニングを行っていたユーザーの間でも、「4G Decoding」または「Above 4G Decoding」を有効化したところ問題が解決したという報告が複数あります。このオプションの場所はマザーボードメーカーによって大きく異なりますが、一般的には「Peripherals」タブ内にあります。

注意: EVGA製マザーボードの場合、この機能は「4G Support」ではなく「EVGA Support」という名前になっています。

自分の状況に当てはまらない場合は、次の方法に進んでください。

方法5: 修復インストールを実行する

これまでの方法をすべて試しても問題が解決しない場合、HDDやSSD自体の故障が原因である可能性があります。

起動できない状態ではドライブの診断を行うことが難しいため、ストレージの問題かどうかを切り分けるには修復インストールを行うのが最善の方法です。修復インストールではWindowsの全コンポーネントが置き換えられるため、システムファイルの破損の可能性を排除できます。修復インストール後も問題が続くようであれば、SSDの故障をほぼ確実に断定できます。

さらに、修復インストールはクリーンインストールとは異なり、個人データ(写真・動画、アプリケーション、ゲーム、個人ファイルなど)が失われることはありません。Windowsコンポーネントだけが更新される仕組みなので、安心して実行できます。

修復インストールを行う場合は、専用のステップバイステップガイドを参照しながら進めてください。

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