Windows 10でスタートメニューからPowerShellが消えた・開けないときの対処法
Windows PowerShellは、非常に強力なコマンドラインシェルです。Windows 7以降、標準搭載されるようになり、その存在感を年々増しています。コマンドプロンプトと共通する部分もありますが、より複雑で高機能なツールです。PowerShellで実行されるコマンドは「コマンドレット(cmdlet)」と呼ばれ、ファイルシステムやレジストリへのアクセスなど、高度なタスクを実行できます。
スタートメニューからPowerShellが開けないときの対処法
多くのWindowsユーザーは、コマンドプロンプトの代わりにPowerShellを使い慣れていることでしょう。そんな中、突然パソコンからPowerShellが見つからなくなると、とても困ってしまいます。ここでは、この問題を解決するための方法をいくつかご紹介します。それぞれ適用できる状況が異なるため、ご自身の症状に合わせて適切な方法を選んでください。
対処法一覧:
方法1:コマンドプロンプトをPowerShellに置き換える
方法2:ショートカットを作成して追加する
方法3:別のユーザーアカウントに切り替える
方法4:PowerShellを再インストールする
方法1:コマンドプロンプトをPowerShellに置き換える
この方法は、スタートボタンを右クリックしたときに「Windows PowerShell」ではなく「コマンドプロンプト」が表示されている場合に有効です。
1. 設定 > 個人用設定 > タスクバー の順に開きます。
2. 「スタートボタンを右クリックするか、Windowsキー + Xキーを押したときのメニューで、コマンドプロンプトをWindows PowerShellに置き換える」のスイッチをオンにします。
この機能をオンにすると、コマンドプロンプトが表示されなくなり、スタートメニューを右クリックしたときにWindows PowerShellが表示されるようになります。
方法2:ショートカットを作成して追加する
この方法はシンプルで、PowerShellのショートカットを作成し、それを不足しているフォルダーに追加するだけです。
スタートメニューからPowerShellを開こうとした際に、以下のようなエラーメッセージが表示される場合に利用できます。「Windowsで 'C:\Users\%username%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Windows PowerShell\Windows Powershell.lnk' が見つかりません。名前を正しく入力したかどうか確認して、もう一度実行してください。」
具体的な手順は以下の通りです。
1. エクスプローラーを開き、次のパスでWindowsPowerShellフォルダーに移動します。
C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0
2. PowerShell.exeを見つけて右クリックし、「ショートカットの作成」を選択します。
3. 確認画面が表示されたら、「はい」をクリックしてデスクトップにショートカットを作成します。
4. デスクトップ上のショートカットを右クリックして切り取り、エラーメッセージに表示されていたフォルダーに貼り付けます。
C:\Users\%username%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Windows PowerShell
注意: ユーザーフォルダーを開いてもAppDataフォルダーが表示されない場合は、エクスプローラーの「表示」タブを開き、「隠しファイル」にチェックを入れてください。すると一覧にAppDataフォルダーが表示されます。
以上の手順が完了したら、スタートメニューからPowerShellが使えるかどうか確認してみてください。
方法3:別のユーザーアカウントに切り替える
方法2でも問題が解決しない場合は、こちらの方法を試してみましょう。
1. 別のユーザーアカウントでPCにサインインします。アカウントが1つしかない場合は、新しいユーザーアカウントを作成してから、そのアカウントでサインインしてください。
2. エクスプローラーを開き、次のフォルダーに移動します。
C:\Users\%username%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Windows PowerShell
3. フォルダー内の4つの項目をすべて、USBメモリやDドライブ・Eドライブ上のフォルダーなどにコピーします。後で元のアカウントに戻ったときにすぐ見つけられる場所に保存しておきましょう。
4. 問題が発生していた元のアカウントでPCにサインインし直します。
5. 再度、次のWindows PowerShellフォルダーに移動します。
C:\Users\%username%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Windows PowerShell
6. コピーしておいた4つの項目をWindows PowerShellフォルダーに貼り付けます。これで、スタートメニューにPowerShellが表示されるはずです。
方法4:PowerShellを再インストールする
上記の方法がどれもうまくいかない場合や、スタートメニューを右クリックしてWindows PowerShellを選択したときに「Windowsで 'C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe' が見つかりません…」というエラーが表示される場合は、Microsoftの公式サイトからPowerShellをダウンロードして再インストールしましょう。
GitHubのPowerShellページにアクセスすると、PowerShellパッケージのダウンロードやインストール手順を確認できます。
Windows(X64)版PowerShellのダウンロード
Windows(x86)版PowerShellのダウンロード
Windows PowerShell(MSI)のインストール手順
手順に従ってインストールすれば、PowerShellを再び使えるようになるはずです。
スタートメニューからPowerShellが使えなくなっても、慌てる必要はありません。エラーの内容や症状に応じて適切な対処法を選べば、問題は必ず解決できます。この記事で紹介した方法が、皆さんのトラブル解決に役立つことを願っています。
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