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Windows 10 Creators Update後に発生するゲームのFPS低下・カクつき問題を解決する方法

Windows 10 Creators Update(1709、1703、1607など)を適用した後、NVIDIA搭載PCでゲームがカクついたり、FPSが急激に低下したりする問題が、多くのユーザーから報告されています。この記事では、その原因と具体的な対処法を詳しく解説します。

  • NVIDIAフォーラム・Redditでの議論
  • 主な症状
  • Creators Updateが引き起こすカクつき問題とその対処法
  • メモリ問題によるFPS低下への対策
  • Intel Turbo Boostによる不具合の解消
  • その他の有効だった対処法

NVIDIAフォーラムとRedditでの報告

Creatos Update適用後にゲームのカクつきやFPS低下を経験したNVIDIAユーザーは、NVIDIA公式フォーラムRedditで活発に情報交換を行っています。「All games stuttering with FPS drops since Windows 10 Creators Update」などのスレッドには数百件もの報告が寄せられています。

ただし、使用しているWindowsのバージョンやPCメーカー、構成によって症状はさまざまであり、すべてのケースに万能な解決策は存在しません。多くのユーザーがフォーラムやコミュニティで対策を試しても、一時的に改善するだけで根本的な解決に至らないことも少なくありません。

そこで本記事では、Creators Update以降に発生しうるゲームのカクつき・FPS低下のパターンを網羅的に整理し、それぞれに対する具体的な解決策をご紹介します。

主な症状

Windows 10で全ゲームにカクつきやFPS低下が発生する典型的なケースは以下の通りです。

症状1: Windows 10では快適に動作していたのに、Creators Update直後から数秒おきにゲームが止まり、FPSが低下するようになった。

症状2: ゲーム内で静止しているときは最大FPSを維持できるが、マウスを動かした瞬間にFPSが激しく落ちる。

症状3: 理由不明のままFPSが100%から30〜40程度まで急落する。スタート > 設定 > システム > ディスプレイ > 拡大縮小とレイアウト > 解像度から画面解像度を変更しても改善しない。

症状4: 「Red Orchestra」「Insurgency」「Overwatch」など特定のゲームでのみ低FPSでカクつくという報告もあります。

これらの問題を解決するには、Creators Updateで何が変更されたのか、それがなぜゲーム性能に悪影響を与えるのかを理解することが重要です。

関連記事:Windows 10/8/7で画面解像度を変更する方法

注意点として、現時点でカクつき問題を完全に解決できる方法は存在しないため、ご自身の環境に合った対策を見つけるまで、複数の方法を順番に試すことをおすすめします。

Creators Updateによるカクつき問題の対処法

Windows Creators Updateには、NVIDIA GeForce GTXシリーズなどのグラフィックカードと競合する新機能が含まれています。

実際、Microsoft自身も「Creators Updateがゲーム性能に影響を与える可能性がある」ことを認めています(Neowinの報道より)。

以下では、特に影響の大きい3つの機能と、それぞれの対処法を解説します。

要因1:NVIDIAコントロールパネルの設定リセット

Creators UpdateはNVIDIAコントロールパネルの設定をリセットし、PhysXプロセッサをGPUではなくCPUに変更してしまうことがあります。

この場合、ゲームがCPU側で処理されるため、カクつきやFPS低下が発生します。

対処法:

1. PhysXプロセッサをGPUに戻す

NVIDIAコントロールパネルを開き、「Surround、PhysXの構成」からPhysXプロセッサを「CPU」から「GPU」に変更します。

これにより、「Rocket League」や「Battlefield 1」などでのカクつきやFPS低下が大幅に改善する可能性があります。

2. 垂直同期(Vsync)を有効化

NVIDIAコントロールパネルで以下の設定も試してみてください。

NVIDIAコントロールパネル > 3D設定の管理 > グローバル設定 > 垂直同期 > オン

3. ゲームごとの電源パフォーマンス設定

「3D設定の管理」の「プログラム設定」タブで、カクつくゲームを選択し、「電源管理モード」を「最大パフォーマンスを優先」に変更します。

これらの設定変更で改善しない場合は、次の対処法に進みましょう。

関連記事:Windows 10でNVIDIAコントロールパネルが表示されない場合の対処法

要因2:フルスクリーン最適化機能

Fall Creators Update以降、Xbox DVRアプリケーションの「フルスクリーン最適化」という新機能が、ゲームのカクつきやFPS低下を引き起こすことがあります。

この機能は本来、ゲームパフォーマンス向上を目的として設計されたもので、フルスクリーンモードでゲームをプレイする際に自動的に有効になります。しかし実際には、逆にパフォーマンスを低下させるケースが多数報告されました。

Microsoftはこの問題について以下のように回答しています。

「デフォルトでオンになっているのは、ほとんどの場合においてゲームプレイにわずかな利点をもたらすためです。問題を報告してくださった方々の声を受け、OSアップデートおよびIntel、NVIDIAなどとのドライバー更新を通じて修正に取り組んでいます。」

対処法:

1. フルスクリーン最適化を無効化する

個別に無効化する手順:

  • タスクマネージャーを開く
  • カクつくゲームの実行ファイル(.exe)を右クリックし、「プロパティ」を開く
  • 互換性」タブで「フルスクリーン最適化を無効にする」にチェックを入れる
  • 適用」→「OK」をクリック

ただし、この方法ではゲームごとに個別に設定する必要があります。すべてのゲームに一括で適用したい場合は、以下の手順を試してください。

スタート > 設定 > ゲーム > ゲームバー > 「Microsoftが検証したフルスクリーンゲームのプレイ中にゲームバーを表示する」をオフにします。

これにより、カクつきの解消と同時にFPS上限の引き上げも期待できます。

関連記事:Windows 10での画面のちらつき・ティアリング対策

要因3:ゲーム設定(Game Bar、Game DVR、ゲームモード)

Windows 10の「ゲーム」設定は、ゲーマー向けの便利機能として追加されましたが、 paradoxically 逆にゲームのカクつきを招くことがあります。

この設定には「ゲームバー」「Game DVR」「ブロードキャスト」「ゲームモード」「Xboxネットワーキング」などが含まれます。OverwatchやWorld of Warcraftなどの人気タイトルでも、これらの機能が原因でパフォーマンスが低下する事例が報告されています。

対処法:

1. ゲーム関連オプションを無効化する

設定」>「ゲーム」から、ゲームバー、Game DVR、ゲームモードなどのオプションをすべてオフにしてみてください。

まとめ: 以上が、Creators Updateによって引き起こされる可能性のあるゲームのカクつき・低FPS問題の主な要因と対処法です。ご自身の症状に合った方法を試してみてください。

関連記事:Windows 10でゲームバーとDVRを無効化する方法

メモリ問題によるFPS低下への対策

カクつきの原因がRAM(メモリ)にある可能性もあります。

PCのメモリに問題があるかどうか不明な場合は、Windowsメモリ診断ツールを使用しましょう。検索ボックスから素早く起動できます。

また、ディスクチェックも有効です。Creators Update後にディスクドライブ内の破損ファイルを検出できます。

コマンドプロンプト(管理者として実行)で「chkdsk c:」と入力し、Enterキーを押して実行します。

メモリに問題がないのに、利用可能なメモリが十分にあるのにPCの反応が遅い場合は、フリーコマンドラインツール「Empty Standby List 1.0」を使ってスタンバイリストを空にすることを検討してください。

関連記事:Windows 10で仮想メモリを増やす方法

Intel Turbo Boostによる不具合の解消

Intel Core i5/i7プロセッサに搭載されている「Intel Turbo Boost」は、CPUを動的にオーバークロックしてゲームを高速化する便利な機能ですが、Creators Update後にこの機能がオンの状態でゲームをプレイすると、CPUが高負荷になり、カクつきやFPS低下が発生することがあります。

対処法:Turbo Boostを無効化する

以下の手順でプロセッサの最大状態を99%に設定すると、Turbo Boostが実質的に無効化されます。

  1. スタート > 設定 > システム > 電源とスリープ > 追加の電源設定 を開く
  2. 使用中の電源プラン(バランス/省電力/高パフォーマンス)の「プラン設定の変更」をクリック
  3. 詳細な電源設定の変更」を選択
  4. プロセッサの電源管理」を展開し、「最大のプロセッサの状態」を「バッテリー駆動」と「電源接続」の両方で「99%」に変更
  5. 適用」→「OK」をクリック

ヒント: 「最小のプロセッサの状態」が「最大のプロセッサの状態」より常に小さくなるように設定してください。

この操作により、CPU過熱問題の解消と同時に、ゲームのカクつき・FPS低下も改善されることがあります。

関連記事:カスタム電源プランの作成方法

その他の有効だった対処法

前述の通り、カクつきの正確な原因は人それぞれ異なります。ここでは、一部のユーザーで効果があった追加の対策をご紹介します。

1. ゲームの優先度を「高」に設定

同時に起動しているプログラムが多すぎると、CPUが処理しきれずカクつきが発生することがあります。

タスクマネージャー > 詳細 タブ > カクつくゲームの.exeファイルを右クリック > 「優先度の設定」> 「」を選択します。

関連記事:Windows 10/8/7でプログラムの優先度を高く設定する方法

2. グラフィックドライバーの更新

Creatos Update後、グラフィックドライバーがWindows 10と非互換になる可能性があります。

デバイスマネージャー > ディスプレイアダプター > グラフィックドライバーを右クリック > 「ドライバーの更新」から、Windowsが自動的に最新ドライバーを検索します。

または、ドライバー更新専用ツール「Driver Booster」を使用すれば、クリック数回で最新のグラフィックドライバーを自動検出・更新できます。グラフィックドライバー以外にも、オーディオ、USB、マウスなどのドライバーにも対応しています。

ドライバー更新で改善しない場合は、DDU(Display Driver Uninstaller)を使ってドライバーを完全にアンインストールし、NVIDIA公式サイトから最新ドライバーを手動でダウンロード・インストールする方法もおすすめです。

3. カクつくゲームの再インストール

原因が特定できない場合は、ゲーム自体を再インストールすることで解決したケースもあります。

4. プロセッサのスケジュールを「プログラム」に設定

コントロールパネル > システムとセキュリティ > システム > システムの詳細設定 を開きます。

詳細」タブ > パフォーマンスの「設定」ボタンをクリックします。

「パフォーマンスオプション」ウィンドウで、「プログラムのパフォーマンスを優先する」を選択し、「バックグラウンドサービス」にチェックが入っていないことを確認します。

PCを再起動し、ゲームがまだ低フレームレートでカクつくかどうか確認してください。

5. GPUオーバークロックソフトのアンインストール

Precision XやMSI Afterburnerなどのオーバークロックツールも、カクつきの原因となることがあります。アンインストールする際、保存確認ダイアログでは「いいえ」を選択してください。

6. クリーンブートを実行

最小限のドライバーとスタートアッププログラムだけで起動することで、どの要素がカクつきを引き起こしているかを特定できます。

7. 以前のバージョンへロールバック

NVIDIA、Reddit、Microsoftフォーラムの報告によると、Creators Update 160317031709 のユーザーが最も被害を受けています。最終手段として、以前のWindowsバージョンに戻すことを検討してください。比較的影響が少ないとされる1607へのロールバックも選択肢の一つです。

まとめ:

Windows Creators Updateがゲームにこんな問題をもたらすとは想像もしていなかった、と嘆く気持ちもよく分かります。しかし一方で、MicrosoftとNVIDIAの両社はこれらの問題を認識しており、OSアップデートやドライバー更新を通じて継続的に修正に取り組んでいます。

本記事でご紹介した対策が、あなたのPCでのゲームのカクつき・FPS低下問題の解決に役立つことを願っています。ゲームに関するトラブルシューティングには根気が必要です。諦めずに、ご自身の環境に合った方法を見つけてください。

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