Windows 11/10でゲームのマイクロスタッター(カクつき)を解消する6つの対処法
ゲームをプレイしている最中に、PCが突然カクついたり動作が止まったりする「マイクロスタッター」は、ゲーマーにとって非常にストレスの多い問題です。Rainbow Six SiegeやCounter-Strike: Global Offensive、BeamNG.driveなどを快適に楽しみたいのに、Windows 11/10上でフレームが飛んだりラグが発生したりすると、せっかくのゲーム体験が台無しになってしまいます。
本記事では、ゲームのフレームスキップ問題の原因を整理したうえで、Windows 11/10でマイクロスタッターを解消するための具体的な対処法を6つ紹介します。
目次:
- ゲームにおけるマイクロスタッターとは?
- すべてのゲームでマイクロスタッターが起こる原因は?
- マイクロスタッターを解消する6つの方法
ゲームにおけるマイクロスタッターとは?
マイクロスタッターとは、GPUが描画するフレーム間に不規則な遅延が生じる品質上の欠陥です。この遅延によって、実際のフレームレートがベンチマークアプリケーションの計測値よりも大幅に低くなってしまいます。
その結果、ゲーム中のPCのフレームレートが低くなると、Windows 11/10でのゲームパフォーマンスが大きく損なわれ、マイクロスタッターが頻発することになります。
補足:フレームとフレームレートとは?
ここで重要になるのがフレームという概念です。フレームとは、動画を構成する静止画1枚1枚のことを指します。そしてフレームレート(FPS:Frames Per Second)は、その静止画が1秒間に何回表示されるかを示す数値です。
すべてのゲームでマイクロスタッターが起こる原因は?
Windows 10/11でゲーム中にマイクロスタッターやラグが発生している場合、以下の3つの要因が関係していることがほとんどです。
- フレームレートの不安定さ:前述のとおり、フレームレートが乱れるとカクつきが発生します。
- グラフィック性能の不足:SLIやCrossFireといったマルチGPU技術は、複数のビデオカードを並列接続してグラフィック性能を引き上げる仕組みですが、設定や相性の問題で逆効果になることもあります。
- ハードウェアの不調:部品の故障や劣化もフリーズやカクつきの原因となるため、点検が必要です。
Windows 11/10のゲームでマイクロスタッターを直す方法
原因に応じて適切な対策を組み合わせることが重要です。また、グラフィックカードやサウンドカードのドライバーを常に最新に保つことも、マイクロスタッターの解消には欠かせません。
解決策一覧:
- 解決策1:Dynamic Tickを無効にする
- 解決策2:グラフィック・サウンドドライバーを更新する
- 解決策3:Explorer.exeタスクを終了する
- 解決策4:外部デバイスを取り外す
- 解決策5:ハードウェアを点検する
- 解決策6:ハードウェアとデバイスのトラブルシューティングツールを実行する
解決策1:Dynamic Tickを無効にする
Dynamic Tickは、システムがアイドル状態のときにタイマーを停止して省電力を実現するWindowsの機能です。電力供給に関する問題がゲームの動作に悪影響を与えることが以前から報告されており、これがマイクロスタッターの引き金になるケースもあります。
1. スタートボタンをクリックし、「コマンドプロンプト」と入力します。
2. 表示された結果を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
3. コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
bcdedit /set disabledynamictick yes
より徹底的に対処したい場合は、以下の2つのコマンドも併せて実行しましょう。
bcdedit /set useplatformclock true
bcdedit /set tscsyncpolicy Enhanced
4. PCを再起動します。
これで電源関連の問題に対処できたので、再度ゲームをプレイした際にマイクロスタッターが解消されているはずです。
解決策2:グラフィック・サウンドカードのドライバーを更新する
ゲームを快適に楽しむには、特にグラフィックカードとサウンドカードのドライバーを最新の状態に保つことが不可欠です。古いドライバーのままでは、Windows 10/11でのカクつきやフリーズを避けることは難しくなります。
1. デバイスマネージャーを開きます。
2. 「ディスプレイアダプター」を展開し、グラフィックドライバーを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。
同じ手順で、サウンドカードのドライバーも忘れずに更新しておきましょう。
3. 「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選択します。
これでWindowsがオンライン上の最新ドライバーを自動的に探してインストールしてくれます。
デバイスマネージャーで更新用ドライバーが見つからない場合は、Driver Boosterのような自動ドライバー更新ツールの活用がおすすめです。ワンクリックで最新のグラフィックドライバー、サウンドドライバー、USBドライバー、マウスドライバーなどを取得でき、古いドライバーや不足しているドライバーも自動で検出します。
さらにDriver Boosterは、Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージやMicrosoft XNA Framework 再頒布可能パッケージ、OpenALなどのゲームコンポーネントのダウンロード・更新にも対応しています。
1. Driver Boosterをダウンロードしてインストールし、起動します。
2. 「スキャン」をクリックすると、グラフィックやサウンドドライバーを含むすべてのドライバー、および不足・期限切れのゲームコンポーネントが自動でチェックされます。
3. 「今すぐ更新」をクリックすれば、古いドライバーや不足しているゲームコンポーネントが一括で最新版へ更新されます。
最新のディスプレイドライバーとサウンドドライバーを導入すれば、Windows 10でのゲームのカクつき・ラグ・フリーズはおおむね解決できるでしょう。
関連記事:Windows 11/10でゲームや動画に発生するスクリーンテアリングの解消方法
解決策3:Explorer.exeタスクを終了する
エクスプローラーは他のアプリケーションと異なり、ウィンドウを閉じてもバックグラウンドで動作し続けます。この常駐プロセスがゲームのパフォーマンスに干渉し、マイクロスタッターを引き起こすことがあります。
そこで、タスクマネージャーからexplorer.exeのタスクを終了させることをおすすめします。
1. スタートボタンを右クリックし、一覧から「タスクマネージャー」を選択します。
2. 「詳細」タブに切り替え、一覧を下へスクロールして「explorer.exe」を見つけ、右クリックして「タスクの終了」を選択します。
3. PCを再起動して変更を反映させます。
エクスプローラーの干渉がなくなれば、ゲームがWindowsのリソースを最大限に活用できるようになり、マイクロスタッターは解消に向かいます。
ここまででソフトウェア・ドライバー面の対策が完了したので、次にハードウェア側の問題に目を向けてみましょう。
解決策4:外部デバイスを取り外す
USB Webカメラ、USBメモリ、カードリーダーなど、多数の外部デバイスを接続していると、Windows 10/11でのゲーム中にマイクロスタッターが発生することがあります。
カクつきやフリーズが外部デバイス起因かどうかを切り分けるには、マウスとキーボード以外のデバイスをすべて一度取り外して様子を見てください。
解決策5:ハードウェアを点検する
いくつかの方法を試しても改善しない場合は、ハードウェアの点検も必要です。
ゲームを長時間プレイすると、PCは簡単に過熱状態になります。まずはPCの通気口が塞がれていないかを確認し、空気の流れを妨げているものがあれば取り除きましょう。
あわせて、マザーボードのシリアル番号を確認し、搭載されているハードウェアがゲームの推奨システム要件を満たしているかどうかもチェックしておくと安心です。
解決策6:ハードウェアとデバイスのトラブルシューティングツールを実行する
ハードウェア起因のマイクロスタッターの可能性を排除するには、Windows 11/10に標準搭載されたトラブルシューティングツールを活用しましょう。
[スタート] > [設定] > [更新とセキュリティ] > [トラブルシューティング] > [ハードウェアとデバイス] > [トラブルシューティングツールの実行] の順にクリックして進みます。
Windowsが問題を検出し、可能であれば自動的に修復を行ってくれます。少し時間がかかることもありますが、完了後はゲーム中のカクつきが改善しているはずです。
本記事で紹介した方法を実践すれば、Windows 11/10でのゲームのマイクロスタッター問題を効率的に解消できます。
なお、RealtekオーディオのスタッターやNVIDIA環境でのマイクロスタッターなど、他の種類のカクつき問題についても、同様の手順が有効なケースが多いため、ぜひ参考にしてください。
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