Windows 10/11で「自動修復」ループが発生したときの対処法6選
Windows 10/11が「自動修復を準備しています」の画面から先に進まず、延々とループしてしまう——そんな経験はありませんか? 実はこの問題は多くのWindowsユーザーが抱えているトラブルの一つです。多くの場合は黒い画面に「自動修復を準備しています」と表示されたまま固まりますが、以下のようなエラーメッセージが表示されるケースもあります。
- 自動修復を完了できませんでした。ログファイル: c:\windows\system32\logfiles\srt\srttrail.txt
- bootrec.exe /fixboot アクセスが拒否されました
- PCが正しく起動しませんでした
安心してください。どのエラーメッセージが表示されていても、解決できる可能性は十分にあります。この記事では、代表的な対処法を6つ紹介します。その前に、「自動修復ループ」とは何か、なぜ起こるのかを確認しておきましょう。
自動修復ループとは?
自動修復(Automatic Repair)は、Windows 8以降に搭載されている標準機能です。システムに問題が検出されると自動的に起動するように設計されています。
通常、自動修復ツールが起動すると、Windowsは破損したドライバー、レジストリ設定、システムファイルなどを自動的に診断し、見つかった問題を修復してから再起動を行います。
しかし、Windowsが正常にシャットダウンできなかった場合、この自動修復が何度も繰り返される「自動修復ループ」に陥ることがあります。つまり、診断と修復を永遠に繰り返してしまう状態です。
このような状況は、停電による強制終了、破損または不完全なレジストリデータ、システムクラッシュなどによって引き起こされます。無限ループに陥らないためにも、Windowsの電源を強制的に切らないよう注意しましょう。
それでも誤って自動修復ループにはまってしまった場合は、以下の対処法を順番に試してみてください。
対処法1: PCを再起動する
自動修復ループに陥る原因の多くは、実際には問題がないのにWindowsが「問題がある」と判断しているケースです。まずはシンプルに再起動を試みましょう。
- キーボードのF8キーを連打しながら、電源ボタンを押します。
- Windowsブートマネージャーが表示されるのを待ちます。
- Windows 10/11を選択します。
- Enterキーを押します。
- これでPCが通常どおり再起動・起動するはずです。
対処法2: コマンドプロンプトを使う
「PCが正しく起動しませんでした」というメッセージが表示される場合は、コマンドプロンプトからの修復を試みましょう。手順は以下のとおりです。
- ブートオプションメニューを開きます。
- 詳細オプション → トラブルシューティングを選択します。
- コマンドプロンプトを選びます。
- 以下のコマンドを順番に入力します。各コマンドの後に必ずEnterキーを押してください。
- bootrec.exe /rebuildbcd
- bootrec.exe /fixmbr
- bootrec.exe /fixboot
- PCを再起動します。
コマンドプロンプトでも改善しない場合は、ディスクチェック用のコマンド chkdsk c: /f /r /x を実行してみてください。
対処法3: マルウェア対策の早期起動オプションを無効化する
一部のWindowsユーザーの報告によると、マルウェア対策ソフトの「早期起動(ELAM)」オプションが有効になっていることが、自動修復ループの引き金になる場合があります。一時的に無効化してみましょう。
- 詳細オプションを開きます。
- トラブルシューティング → 詳細オプションを選択します。
- スタートアップ設定に移動します。
- PCを再起動します。
- 再起動後、マルウェア対策の早期起動を無効にするを選択します。
- 再度PCを再起動します。
対処法4: 破損したレジストリファイルを修復する
「自動修復でPCを修復できませんでした」というメッセージが表示される場合、Windowsのレジストリが破損している可能性があります。以前のレジストリバックアップを復元することで修復を試みましょう。
- 詳細オプションを開き、トラブルシューティングを選択します。
- 詳細オプション → コマンドプロンプトを選びます。
- コマンドラインに以下のコマンドを入力します。
- C:\Windows\System32\Config\RegBack*
- C:\Windows\System32\Config
- Enterキーを押します。
- ファイルの上書きを求められたら、Allと入力します。
- Enterキーを押します。
- 続けてExitと入力し、Enterキーを押します。
- PCを再起動します。
対処法5: 問題のあるファイルを削除する
「自動修復でPCを修復できませんでした」というエラーに加えて、ログファイルSrtTrail.txtが表示されている場合は、システムファイルの一部が破損しているサインかもしれません。まずSrtTrail.txtの中身を確認し、原因となっているファイルを特定して削除します。
- ブートメニューを開きます。
- トラブルシューティング → 詳細オプションを選択します。
- コマンドプロンプトを選びます。
- コマンドラインに C:\cd\Windows\System32\LogFiles\Srt\SrtTrail.txt と入力し、Enterキーを押します。
- 破損している重要ファイルが通知されたら、次のコマンドで該当ファイルを削除します:cd c:\Windows\System32\Drivers\Del vsock.sys
対処法6: システムの復元を使う
事前にシステム保護を有効化していて、復元ポイントを作成していた場合は、システムの復元を実行するのが効果的です。以前の状態に戻すことで、自動修復ループを解消できる可能性があります。
- 高度なスタートアップオプションを開きます。
- トラブルシューティング → 詳細オプションを選択します。
- システムの復元を選びます。
- 復元ポイントを選択します。可能であれば、自動修復ループが発生する前に作成したものを選びましょう。
- WindowsがPCをその時点の状態に戻すまで待ちます。
注意点として、システムの復元が完了すると、復元ポイントより後に作成されたファイルは削除されます。大切なデータはあらかじめバックアップしておくことをおすすめします。
まとめ
自動修復ループのようなシステムエラーは、突然やってくるものです。しかし、試せる解決策は数多くあります。まずは最も簡単な「再起動」から始めて、改善しなければ次の対処法へと進んでいきましょう。
ただし、自分でのトラブルシューティングに自信がない場合は、無理せず専門家に相談することをおすすめします。誤った操作による取り返しのつかない損傷を防ぐためにも、プロに任せるのは賢明な選択です。
問題が解決した後は、信頼できるPC最適化ツールを導入しておくとよいでしょう。定期的なメンテナンスによって、PCを常に快適な状態で使い続けることができます。
ほかに有効な対処法をご存知ですか? この記事で説明漏れしているポイントや手順があれば、ぜひコメント欄でお聞かせください!
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