Macで画面共有ができない原因と対処法を徹底解説(Zoom・FaceTime対応)
Macの画面共有機能を活用すれば、他のユーザーとの共同作業、モニターへの画面出力、遠隔地のコンピューターの管理など、さまざまなことが可能になります。しかし、ファイアウォールによるブロック、画面共有先のMacが見つからない、接続に失敗する、権限を付与したのに画面共有できないといった問題に直面し、画面共有がうまく機能しないケースがあります。
この問題はIntel搭載MacでもApple M1チップ搭載Macでも発生します。また、macOS標準の画面共有機能だけでなく、FaceTimeなどの純正アプリや、Zoom、Microsoft Teams、Discordなどのサードパーティ製ツールでも同様のトラブルが起こり得ます。この記事では、macOSの画面共有に関する問題の原因と解決策をわかりやすくご紹介します。
本記事の内容:
- Macで画面共有ができない原因とは?
- macOSの画面共有機能で画面共有できないときの対処法
- Zoomなどアプリの画面共有トラブルの解決方法
Macで画面共有ができない原因とは?
Macの標準的な画面共有機能を使用している場合、以下のような状況で画面共有が機能しないことがあります。
- 相手のMacへのアクセス権限を持っていない
- どちらかのデバイスがスリープ状態になっている
- Macのファイアウォールが画面共有をブロックしている
また、画面共有に対応した純正アプリやサードパーティ製アプリ(Zoom、Discordなど)を使用している場合には、次のような原因が考えられます。
- アプリに「画面収録」などの許可が与えられていない
- アプリがフリーズしている、不具合がある、バージョンが古い
- 他のソフトウェアがカメラを使用している
- インターネット接続が不安定
原因がわかったところで、具体的な解決策を見ていきましょう。
macOSの画面共有機能で画面共有できないときの対処法
共有したいMac側で「システム環境設定 > 共有」から画面共有を有効化し、アカウントに画面共有の許可を与えていれば、同一ネットワーク内であれば許可されたアカウントで相手のMacのデスクトップにアクセスできるはずです。

しかし、画面共有が頻繁に切断されたり、まったく機能しない場合は、以下の解決策を順番に試してみてください。
- 画面共有アプリで画面共有を有効化する
- Macのスリープ設定を変更する
- 画面共有を一度オフにして再度オンにする
- ファイアウォールの設定を変更またはオフにする
- リモート管理を無効化する
- NetAuthAgent/NetAuthSysAgentを強制終了する
- Macを再起動する
- 「DHCPサーバを使用」に切り替える
- メッセージ経由で画面共有する
注意: Mac miniでサードパーティ製USBカメラを使用している場合は、画面共有の前にカメラが正しく接続されていることを確認してください。
画面共有アプリで画面共有を有効化する
Macでリモートの画面共有ができず、これが初めての利用であるなら、手順を間違えている可能性があります。「システム環境設定 > 共有」での設定はローカルネットワーク向けですが、別のネットワークにある離れたMacに接続したい場合は、以下の手順で画面共有を有効にします。
リモートでMacの画面共有を有効化する手順:
- 画面共有を受ける側のMacで、Command + Spaceキーを押して「画面共有」と入力します。
- ダブルクリックして画面共有アプリを開きます。
- リモートアクセスしたいMacのApple IDまたはホスト名を入力し、「接続」をクリックします。
- アクセスされる側のMacで「承諾」をクリックしてリモート操作を許可します。
- 「ユーザが“自分の画面を操作”することを許可」にチェックを入れ、「承諾」をクリックします。

これで相手のMacの画面が表示され、リモートでアプリを開いたりファイルを操作したりできるようになります。ただし、画面共有が機能するには両方のMacがスリープしていない状態である必要があります。自分の別のMacを遠隔操作したい場合は、スリープしないように設定しておきましょう。
Macのスリープ設定を変更する
どちらかのデバイスがスリープに入ると、画面共有が頻繁に切断されることがあります。画面共有中にリモートのMacがスリープしないよう、スリープ設定をオフにするか適切な時間に調整しておきましょう。
- システム環境設定を開き、ノートブック型Macなら「バッテリー」、デスクトップ型Macなら「省エネルギー」を選択します。
- 「バッテリー」をクリックし、「ディスプレイのスリープまで」のスライダーを「しない」または適切な時間に設定します。

- 「電源アダプタ」も選択して、同じように設定します。
それでも画面共有ができない場合は、以下の解決策を試してみてください。
画面共有を一度オフにして再度オンにする
リモートのMacに接続しようとした際に「***は画面共有のために見つかりません」というエラーが表示されることがあります。その場合は、「システム環境設定 > 共有」で「画面共有」のチェックを一旦外し、再度チェックを入れ直しましょう。それでも改善しない場合は、ファイアウォールの設定を確認してください。
ファイアウォールの設定を変更またはオフにする
Macのファイアウォールやサードパーティ製ファイアウォールソフトを有効にしている場合、設定を変更するまで着信接続がブロックされます。以下の手順でファイアウォールによる画面共有のブロックを解除しましょう。
M1 Macで画面共有ができない場合の対処法:
- 「システム環境設定 > セキュリティとプライバシー」を開きます。
- 「ファイアウォール」タブを選択します。
- 鍵アイコンをクリックし、管理者パスワードを入力します。
- 「ファイアウォールオプション」を選択します。
- 「外部からの接続をすべて拒否」のチェックを外します。
- 「画面共有」が「外部からの接続を許可」に設定されていることを確認します。
- Finderで「移動 > フォルダへ移動」を開きます。
- /System/Library/CoreServices/Applications/Screen Sharing.app と入力してEnterキーを押します。
- 画面共有アプリをDockに移動します。
- (+)アイコンをクリックして画面共有アプリを選択し、「追加」をクリックします。
- 「OK」をクリックして変更を保存します。

- Dockから画面共有アプリを開き、host.local形式のホスト名を入力して接続します。
すでにファイアウォールで着信接続が許可されている場合は、ファイアウォール自体をオフにして再度画面共有を試みてください。それでも解決しない場合は、次の方法へ進みましょう。
リモート管理を無効化する
「リモート管理」も画面共有と同様に、他のデバイスからMacへアクセスする機能です。しかし、この2つは同時に使用できません。リモート管理が画面共有サービスを制御してしまうためです。
Montereyなど比較的新しいmacOSでは、どちらか一方しか選択できません。古いmacOSを利用している場合は、「システム環境設定 > 共有」でリモート管理のチェックが外れていることを確認してください。
NetAuthAgentまたはNetAuthSysAgentを強制終了する
MacがリモートのMacに接続する際、認証のためにNetAuthAgentまたはNetAuthSysAgentというプロセスが起動します。このプロセスが応答しなくなると、MontereyやBig Surで画面共有ができなくなることがあります。
その場合は、プロセスを強制終了する必要があります。「応答していません」と表示されていない場合でも、試してみる価値はあります。
- Finderの「アプリケーション > ユーティリティ」からアクティビティモニタを開きます。
- NetAuthAgentまたはNetAuthSysAgentプロセスを検索します。
- 該当プロセスを選択し、上部の(✕)ボタンをクリックします。
- 「強制終了」をクリックします。
Macを再起動する
多くのユーザーが、Macの再起動だけで問題を解決しています。再起動によって破損したキャッシュや軽微な不具合が解消されるためです。あなたのMacで画面共有ができないのも、これらが原因かもしれません。再起動する前に、作業中のアプリのデータを保存して閉じておきましょう。
「DHCPサーバを使用」に切り替える
「画面共有の接続に失敗しました」というエラーが繰り返し表示される場合は、Macのネットワーク設定を確認し、IPv4の設定が「DHCPサーバを使用」になっていない場合は変更しましょう。
- 「システム環境設定 > ネットワーク」を開きます。
- 「Wi-Fi > 詳細」をクリックします。
- 「TCP/IP」タブを選択します。
- 「IPv4の設定」の横のボックスで「DHCPサーバを使用」を選択します。

メッセージ経由で画面共有する
どんな方法を試しても画面共有がうまくいかない場合は、「メッセージ」など他の純正アプリを活用して、別のデバイスと画面共有することもできます。Appleが公開しているメッセージのガイドを参照してください。
Zoomなどアプリの画面共有トラブルの解決方法
ZoomやFaceTimeなどのアプリでMacの画面共有を行う場合、「Zoomで画面共有ができない」「Discordで画面共有が機能しない」といった問題が発生することがあります。まずは以下の簡単な対処法から試してみてください。
- Zoomなどのビデオ会議アプリの場合、ホスト側に画面共有の許可を求めているか確認する
- カメラやマイクを使用している可能性のある他のアプリを閉じる
- アプリのWeb版で画面共有を試す
- VPNやウイルス対策ソフトを一時的に無効化する
- Macを再起動する
それでも画面共有ができない場合は、以下の解決策を試してください。
- マイク、カメラ、アクセシビリティ、画面収録へのアクセスを許可する
- アプリを強制終了する
- ファイアウォール設定を変更する
- アプリをアップデートする
- アプリ開発元に問い合わせる
マイク、カメラ、アクセシビリティ、画面収録へのアクセスを許可する
画面共有アプリが初めて画面の録画や共有を試みるとき、Macのマイクやカメラなどの使用許可を求める通知が表示されます。ここで許可を拒否したり通知を無視したりすると、Zoomなどのアプリで画面共有できなくなります。
- 「システム環境設定 > セキュリティとプライバシー」を開きます。
- 「プライバシー」タブをクリックします。
- 鍵アイコンをクリックし、管理者パスワードを入力します。
- 左サイドバーから「カメラ」を選択します。
- 画面共有に使用するアプリの横のチェックボックスにチェックを入れます。

- リストにアプリがない場合は、(+)ボタンをクリックして追加します。
- アプリケーションフォルダから該当アプリを選択し、「開く」をクリックします。
- 同じ手順を「マイク」「アクセシビリティ」「ファイルとフォルダ」「画面収録」に対しても繰り返します。
- アプリを終了して再度起動し、画面共有を試します。
「MontereyでZoomの画面共有ができない」といった問題が続く場合は、次の解決策へ進んでください。
アプリを強制終了する
フリーズしている可能性のあるアプリを強制終了して再起動するのも、画面共有の切断問題を解決する効果的な方法です。応答しなくなったアプリを停止し、止まっていたプロセスを再スタートさせられます。
- Command + Option + Escapeキーを押して「アプリケーションの強制終了」ウィンドウを開きます。
- 問題のあるアプリを選択して「強制終了」をクリックします。
- もう一度「強制終了」をクリックします。
- 該当アプリを再度開きます。
強制終了後も画面共有できない場合は、Macのファイアウォール設定を確認しましょう。
ファイアウォール設定を変更する
Macでファイアウォールを有効にしている場合、画面共有アプリからの着信接続が許可されているか確認が必要です。許可されていないと、MontereyやBig Surで画面共有が機能しないことがあります。以下の手順に従ってください。
- 「システム環境設定 > セキュリティとプライバシー」を開きます。
- 「ファイアウォール」タブを選択します。
- 鍵アイコンをクリックし、管理者パスワードを入力します。
- 「ファイアウォールオプション」を選択します。
- 「外部からの接続をすべて拒否」のチェックを外します。
- 画面共有に使用しているアプリを探します。
- ドロップダウンボタンをクリックし、「外部からの接続を許可」を選択します。
- リストに見つからない場合は、(+)アイコンをクリックしてアプリを追加します。
- アプリケーションフォルダから該当アプリを選択し、「追加」をクリックします。
- 「OK」をクリックしてファイアウォールの設定を保存します。
これで画面共有が成功することを願っています。まだ解決しない場合は、他の方法も試してみましょう。
アプリをアップデートする
Zoomなどのアプリが古いバージョンだったり不具合を抱えていたりすると、Macで画面共有できません。しばらくアップデートしていない場合は、App Storeや開発元の公式サイトから最新版を確認してインストールしましょう。
アプリ開発元に問い合わせる
上記の解決策をすべて試しても改善しない場合は、開発元側の不具合の可能性があります。アプリの開発元に問い合わせてサポートを受けましょう。
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