Macがセーフモードで起動しないときの対処法を徹底解説
この記事では、Macがセーフモードで起動しない問題の解決方法を詳しく解説します。通常モードで起動してしまうケースや、セーフモードへの起動中にフリーズしてしまうケースなど、症状別の対処法をご紹介します。

MacBookが起動しない、動作が遅いといったOS関連のトラブルを解決するために、Macのセーフモードを利用しようとしたのに、なぜかセーフモードで起動できない——そんな経験はありませんか?Macが普通に起動してしまったり、セーフモードへの起動途中で止まってしまったりすることもあります。
何が原因なのでしょうか?まずは落ち着いてください。この記事では、考えられる原因を分析したうえで、セーフモードで起動しないMacを修復するための実証済みの解決策を順番にご紹介します。読み終える頃には、再びセーフモードでMacを起動できるようになっているはずです。
目次:
- 1. セーフモードで起動せず、通常どおり起動してしまう場合
- 2. セーフモードへの起動に時間がかかりすぎる場合
- 3. Macをセーフモードで正しく起動する方法
- 4. セーフモード起動に関するよくある質問(FAQ)
セーフモードで起動せず、通常どおり起動してしまう場合
いつものように起動時にShiftキーを押してセーフモードで起動しようとしても、画面には見慣れた通常のデスクトップが表示されてしまうことがあります。
MacBookでセーフモードが機能しない問題を確認・修正するには、以下の方法を試してみてください。
- 本当にセーフモードで起動しているか確認する
- セーフモードでの起動手順が正しいか確認する
- キーボードが正常に動作しているか確認する
本当にセーフモードで起動しているか確認する
セーフブート時と通常起動時のデスクトップは非常によく似ているため、実際にはセーフモードで起動できていたのに気づいていないケースもあります。
通常モードではDockの色はデスクトップとほぼ同じですが、セーフモードではDockの色が薄いグレーに変わります。
出典:IONOSより
それでも違いがわからない場合は、次の手順でMacがセーフモードで起動しているかどうかを確認できます。
- Appleメニューから「このMacについて」を開きます。
- 「システムレポート」をクリックし、下にスクロールして「ソフトウェア」を選択します。
- 「システムソフトウェアの概要」パネルにある「起動モード」の状態を確認します。

「セーフ」と表示されていればセーフモードで起動しています。「ノーマル」と表示されている場合は、Macが通常モードで起動していることを意味します。その場合は、もう一度セーフモードでの再起動を試みてください。
セーフモードでの起動手順が正しいか確認する
操作ミスによってセーフモードでの起動に失敗していることもあります。そのため、セーフモードで起動するまでの各ステップが正しいかどうかを必ず確認しましょう。
Macがセーフモードで起動しない場合は、以下の点をチェックしてください。
- 使用しているのがIntel搭載MacかApple M1搭載Macかを確認する。
- セーフモードで再起動する前に、Macの電源が完全に切れていることを確認する。
- Shiftキーを一瞬だけ押して離すのではなく、数秒間押し続ける。
各ステップの操作に自信がない場合は、後述の「Macをセーフモードで正しく起動する方法」を参考にしてください。
キーボードが正常に動作しているか確認する
最後に、キーボード自体が故障していないかを確認しましょう。Shiftキーを押しながら任意の英字キーを入力し、大文字が入力できるかテストします。大文字が入力できない場合は、Shiftキーが故障している可能性があります。別のキーボードに交換しても同様の症状が出る場合は、USBポートの修理が必要です。
ワイヤレスキーボードを使用している場合は、「システム環境設定」>「キーボード」を開き、Bluetoothキーボードが正しく接続されているかを確認し、必要に応じて再接続してください。
キーボードが正常であることを確認したら、改めてMacBook Proをセーフモードで再起動してみましょう。
セーフモードへの起動に時間がかかりすぎる場合
このケースでは、原因はさまざまです。セーフモードへの起動中にMacが固まってしまう主な原因としては、以下が考えられます。
- macOSの一時的なバグ
- Macのセキュリティ設定による制限
- OS関連の不具合
そこで、セーフモードへの起動に時間がかかるMacについては、以下の解決策を順に試してみてください。
- Macをセーフモードで再起動する
- セキュリティ設定を確認する
- SMCをリセットする
- PRAM/NVRAMをリセットする
- macOS復元モードで起動する
Macをセーフモードで再起動する
macOSの一時的なバグにより、Macの動作が不安定になることがあります。macOS Big Surでセーフモードに起動しないのも、その一例です。
セーフモードへの起動中に長時間止まってしまう場合は、Macを強制終了し、数秒待ってから再度セーフモードで起動してみてください。
セキュリティ設定を確認する
それでもセーフモードが機能しない場合は、FileVaultやファームウェアパスワードなど、Macを保護するためのセキュリティ設定を行っていないか思い出してください。これらの設定が、セーフモードの起動停止や無限ハングの原因となることがあります。
FileVaultをオフにする手順(Macが起動できる場合のみ)は以下のとおりです。
- Appleメニュー >「システム環境設定」>「セキュリティとプライバシー」を開きます。
- 「FileVault」タブに移動し、ウィンドウ左下の鍵アイコンをクリックします。
- 変更を加えるために管理者パスワードを入力します。
- 「FileVaultを解除」をクリックします。

ファームウェアパスワードも有効にしている場合は、以下の手順でオフにしてください。
- 電源ボタンを数秒間押し続けてMacをシャットダウンします。
- Macを再起動する際にCommand + Rキーを押し続けます。
- 「ユーティリティ」>「起動セキュリティユーティリティ」を選択します。
- 「ファームウェアパスワードを解除」をクリックします。
- ファームウェアパスワードを入力して、無効化を確定します。
セキュリティ設定の無効化には多少時間がかかります。処理が完了するまで待ち、その後セーフモードでMacを再起動してください。
SMCをリセットする
SMC(システム管理コントローラ)は、温度管理や電源管理、スリープ設定などを制御しており、Macのパフォーマンスに大きく関わっています。
SMCをリセットすると、キーボードが反応しないなど、ハードウェアが正常に機能しない問題を解消できます。これにより、セーフモードが起動しない問題も改善する可能性があります。
ノートブック型Mac(MacBook)の場合:
- Macをシャットダウンし、電源ケーブルを抜きます。
- Shift + Option + Controlキーを押し続けながら、電源ボタンを押します。
- 10秒後にすべてのキーと電源ボタンを離します。
- 電源ケーブルを差し直し、Macの電源を入れます。
デスクトップ型Mac(iMacなど)の場合:
- Macをシャットダウンし、電源ケーブルを15秒間抜いたままにします。
- 電源ケーブルを差し直し、Macの電源を入れます。
以上が完了したら、セーフモードでの再起動を試してみましょう。
PRAM/NVRAMをリセットする
PRAM(パラメータRAM、NVRAMもほぼ同様)は、起動ディスクの選択などのシステム関連設定を保存しているメモリです。
Macの動作がおかしい、セーフモードで起動できないといった場合は、PRAM/NVRAMのリセットを試すことで問題が解決することがあります。
- Macをシャットダウンします。
- Macを再起動し、すぐにOption + Command + P + Rキーの組み合わせを押し続けます。
- 2回目の起動音が聞こえたら、またはAppleロゴが2回表示・消滅したら(T2チップ搭載Macの場合)、キーを離します。
その後、セーフモードでMacを再起動してください。
ちなみに、M1搭載MacではPRAMのリセットは不要です。必要に応じて起動時に自動的にリセットされるためです。
macOS復元モードで起動する
残念ながら、ここまでの方法で問題が解決しない場合、原因は起動ディスクのファイルシステムエラーである可能性があります。このエラーはMacが起動しなくなるだけでなく、セーフモードの利用も妨げます。
このような状況では、macOS復元モード(リカバリーモード)を使用する必要があります。復元モードに入れば、「ディスクユーティリティ」のFirst Aidを使って起動ディスクのエラーを検出・修復できます。
それでもMacが起動しない場合は、まず起動しないMacからデータを復旧し、その後ディスクユーティリティで起動ディスクをフォーマットして、復元モードからmacOSを再インストールする必要があります。


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Macをセーフモードで正しく起動する方法
MacBook、iMac、Mac miniなどのMacをセーフモードで起動する前に、まずIntelチップ搭載かApple M1チップ搭載かを確認しましょう。Intel搭載MacとM1搭載Macでは、セーフモードでの起動手順が少し異なるためです。
Appleロゴ >「このMacについて」>「概要」の順に進み、Macの「チップ」または「プロセッサ」の項目を確認してください。
そのうえで、以下の適切な手順に従ってセーフモードで起動してください。
Intel搭載Macをセーフモードで起動する場合:
- Macをシャットダウンし、完全に電源が切れるまで10秒ほど待ちます。
- Macを再起動するときに、Shiftキーを押し続けます。
- ログインウィンドウが表示されたらShiftキーを離します。早く離しすぎると通常モードで起動してしまうので注意してください。
M1搭載Macをセーフモードで起動する場合:
- Macをシャットダウンし、完全に電源が切れるまで10秒ほど待ちます。
- 起動オプションと「オプション」歯車アイコンが表示されるまで、電源ボタンを押し続けます。

- 起動ディスクを選択します。この時点では、ディスク下の「続ける」ボタンはクリックしないでください。
- Shiftキーを押しながら、「セーフモードで続ける」をクリックします。
- Shiftキーを離します。
なお、セーフモードを終了して通常モードに戻るには、Appleメニュー >「再起動」を選択するだけです。
まとめ
Macがセーフモードで起動しないと、Mac本体のトラブルを解決する手立てがなくなってしまいます。この記事では、セーフモードに入れず通常モードで起動してしまうケースにも、セーフモードへの起動に時間がかかるケースにも対応した総合的なガイドをご提供しました。ぜひ参考にして、問題を解決してください。
セーフモード起動に関するよくある質問(FAQ)
Q1. Macを強制的にセーフモードで起動するには?
A. Macをシャットダウンし、約10秒待ちます。電源ボタンを押してMacを再起動し、ログインウィンドウが表示されるまですぐにShiftキーを押し続けてください。
Q2. Macがセーフモードで起動しないのはなぜ?
A. 原因はさまざまです。OS関連の不具合、Macのセキュリティ設定による制限、起動ディスクのファイルシステムエラーなどが考えられます。
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