「このブラウザは動画再生に対応していません」エラーの原因と解決策(IE11・Firefox編)
「このブラウザは動画再生に対応していません(this browser does not support video playback)」というエラーは、Internet ExplorerやMozilla Firefoxなど、さまざまなブラウザで発生します。このメッセージは、ブラウザが対応していない形式の動画を読み込もうとした際に表示されます。ケースによってはいくつかの回避策が存在しますが、中には根本的な解決策がなく、ブラウザやオペレーティングシステム(OS)のアップグレードが必要になる場合もあります。
このエラーは、特にTwitterなどのSNSで動画を再生しようとしたときに頻繁に報告されています。汎用的なトラブルであるため、ここではブラウザごとに解決策を分けて詳しく解説していきます。
Internet Explorer 11の場合
Internet Explorer 11(IE11)は、Microsoftが提供するInternet Explorerシリーズの最終バージョンで、Windows 10には標準でプリインストールされています。「このブラウザは動画再生に対応していません」というエラーは、Windows 7やWindows 8環境のIE11で発生しやすい傾向があります。以下の回避策を順番に試してみてください。
解決策1:GPUレンダリングの代わりにソフトウェアレンダリングを使用する
多くのブラウザは、動作を高速化するためにハードウェアアクセラレーションを活用します。しかし、Internet ExplorerおよびMicrosoft Edgeでは逆に、ソフトウェアレンダリングの方が描画がスムーズになることが知られています。この設定は「インターネット オプション」から変更可能です。IEやEdgeで動画のストリーミングに問題がある場合は、ぜひ試してみてください。両方のブラウザで症状が改善する可能性があります。
- Windows + Sキーを押してスタートメニューの検索バーを開き、「インターネット オプション」と入力して、表示された最初の結果を開きます。
- 「インターネット オプション」ウィンドウの「詳細設定」タブに移動します。項目一覧の先頭付近にある「GPU レンダリングの代わりにソフトウェア レンダリングを使用する」にチェックを入れ、「適用」をクリックして変更を保存します。
- コンピュータを再起動して変更を完全に反映させ、動画が正常に再生できるかどうかを確認します。
解決策2:Flash Playerがインストールされているか確認する
Adobe Flash Player(ActiveX版)をインストールすることでも改善が期待できます。ただしこのダウンロードは、特定のバージョンのWindows(7または8)でのみ提供されていました。お使いの環境に該当ファイルが見つからない場合は、正しいバージョンが導入済みかどうかだけ確認すれば問題ありません。
また、64ビット版のOSを使用している場合は、Flash Playerも64ビット版である必要があります。Adobeの公式情報によると、Flash Playerのインストール時にはOSが自動的に判別され、32ビット版と64ビット版の両方がまとめてインストールされる仕組みになっています。
- Adobeの公式サイトにアクセスし、OSとして「Windows 10」を選択した状態で「FP 18 for Internet Explorer – ActiveX」を選び、ダウンロードボタンをクリックします。Windows 10でこの項目が見つからない場合は、OSを「Windows 7」に切り替えて再度目的のファイルを探してください。
- ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の指示に従ってアプリケーションをインストールします。
- 変更を確実に反映させるため、インストール後にコンピュータの再起動を行ってください。
※なお、Adobe Flash Playerは2020年12月末をもってサポートが終了しています。現在の環境では本項は参考程度にとどめ、次項以降の対策を優先的に検討してください。
上記の解決策をすべて試しても動画が再生できない場合は、Windowsが最新の更新プログラムまで適用されているかを確認してください。それでも解決せず、Windows 7/8を使い続けているのであれば、Google Chromeへの移行をおすすめします。この問題は影響範囲が非常に広く、これらの方法で直らない場合、そもそも修正自体が困難なケースもあるためです。
Mozilla Firefoxの場合
Mozilla Firefoxは、Mozilla Corporationが開発するオープンソースの無料ウェブブラウザです。Windows、Linux、macOS向けに提供されており、モバイルプラットフォームでも利用できます。Firefoxは2002年、Google ChromeやInternet Explorerのような独立型ブラウザを求めるMozillaコミュニティの手によって誕生しました。2004年の正式リリース後、わずか9か月間で6,000万回以上のダウンロードを記録する大ヒット製品となっています。
IE11と同様に、Firefoxでも「このブラウザは動画再生に対応していません」というエラーが発生することがあります。最大の原因は、FirefoxにはH.264コーデックが内蔵されていない点にあります。そのため、OS側にもこのコーデックが存在しない場合、一部の動画をブラウザ上で再生できません。コーデックが標準搭載されていないことで知られるOSには、Windows 7やWindows XPなどがあります。
対処法としては、コーデックを個別にインストールするか、オペレーティングシステムをアップグレードするかのいずれかになります。より手軽にエラーを即座に解消したい場合は、Google Chromeへ移行するのが最も簡単です。Chromeにはこの問題が存在せず、動画を快適にストリーミング再生できます。
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