【解決策】ChromeでFlashが有効にできないときの対処法5選
Google ChromeにはFlash Playerが内蔵されており、別途プラグインをインストールする必要はありません。しかし、依然として多くのユーザーから「ChromeでFlashを有効にできない」という報告が寄せられています。Flashを使用しているすべてのWebページでコンテンツが動作しない、画面の指示に従ってAdobe Flash Playerを有効にしても正しく表示されない、といったケースがほとんどです。また、同じページが他のブラウザでは問題なく表示されるという声もあります。
Flash Playerとは?
Adobe Flashは、かつてアニメーション、リッチインターネットアプリケーション、モバイルアプリ、デスクトップアプリ、モバイルゲーム、ブラウザ埋め込み型動画プレーヤーの制作に広く使われていたソフトウェアプラットフォームです。
ここ数年、インターネット業界はAdobe FlashからHTML5へと移行しています。HTML5は追加プラグインが不要で、最新のブラウザやデバイスでそのまま動作するためです。
2017年、Adobeは2020年末をもってFlash Playerのサポート、配布、セキュリティアップデートを終了すると発表しました。実際に2020年12月31日にFlash Playerは正式にサポート終了(EOL)となり、現在では主要ブラウザからFlash機能が削除されています。そのため、本記事で紹介する方法は主に旧バージョンのChrome向けの対処法である点にご注意ください。
「ChromeでFlashを有効にできない」エラーの原因
さまざまなユーザー報告と解決策を調査した結果、この問題が発生しやすい典型的なシナリオがいくつか判明しました。
- Chrome自体の不具合 – 大幅に古いバージョンのChromeを使っていると発生することがあります。Flash関連の主要なバグはすでに修正済みのため、Chromeを最新版にアップデートすれば解決する可能性が高いです。
- Flashコンテンツの手動実行が必要 – GoogleがFlashからの移行を急速に進めているため、最近のChromeはFlashに関するユーザー設定を保存しなくなりました。つまり、ブラウザを再起動するたびにFlashの実行を再度許可する必要があります。
- ハードウェアアクセラレーションとの競合 – スペックの低いPCでハードウェアアクセラレーションが有効になっていると、Flashコンテンツが正常に動作しないことがあります。この場合はChromeの設定でハードウェアアクセラレーションを無効にしましょう。
このエラーでお困りの方に向けて、検証済みの解決策をいくつか紹介します。以下の方法は効果と重要度の順に並べています。効率よく進めるために、上から順番に試してみてください。
方法1:Chromeを最新バージョンに更新する
まずは、Google Chromeが最新バージョンで動作しているか確認しましょう。通常、Chromeは新しいバージョンが公開されると自動的に更新されますが、タブを常時開きっぱなしにしていたり、PCを再起動する頻度が低かったりすると、更新が滞っていることがあります。
幸い、Chromeは簡単な操作で強制的に最新版へ更新できます。これにより、Flashコンテンツの再生を妨げる多くのバグが解消されるはずです。
Chromeを最新版に更新する手順:
- Google Chromeを開き、画面右上のメニューボタン(縦3点アイコン)をクリックします。ヘルプ > Google Chromeについてを選択してください。
- 次の画面で自動的に新バージョンのチェックが行われます。更新が見つかれば「更新して再起動」の案内が表示されるので、指示に従って更新し、PCを再起動します。
- 再起動後、問題が解決したかどうかを確認します。
それでもFlashコンテンツが再生できない場合は、次の方法に進みましょう。
方法2:Flashコンテンツをクリックして実行する
多くのユーザーを混乱させている変更点があります。Chrome v69以降では、Flashの設定に関係なく、各Flashウィンドウをクリックしないと実行されなくなりました。さらに、ブラウザを再起動するたびにFlashの許可設定はリセットされます。
これは、サポート終了が近づく中でFlashコンテンツの実行を意図的に難しくしているGoogleの方針によるものです。
パズルアイコンが表示されたボックスをクリックし、「許可」を選択してサイトにFlashの実行権限を与えてみてください。Flashコンテンツが正しく表示されれば、技術的には正常に動作しています。それでも表示されない場合は、次の方法へ進みます。
方法3:サイト全体にFlashを許可する
Flashコンテンツだらけのサイトを閲覧している場合、要素を1つずつクリックして実行するのは非効率です。そんなときは、ドメイン全体に対してFlashを許可するのが最善の方法です。
- Flashコンテンツを含むサイトにアクセスし、アドレスバーの鍵アイコン(保護されていないサイトの場合は情報アイコン)をクリックしてサイトの設定を選択します。
- そのサイトの設定メニューでFlashまでスクロールし、ドロップダウンメニューを許可に変更します。
- 以上で完了です。サイトに戻ると、Flashコンテンツがすぐに再生できるようになっているはずです。
注意:この方法で問題が解決しても、ブラウザを再起動すると設定が元に戻る可能性があります。その場合は同じ手順を繰り返す必要があります。これは、最新のChromeがFlashの設定を保存しなくなったためで、GoogleのFlash廃止方針の一環です。
この方法でも解決しない場合は、次の方法に進んでください。
方法4:ハードウェアアクセラレーションを無効にする
スペックの低いPCでこの問題が発生している場合、Flashがハードウェアアクセラレーション機能と競合している可能性があります。ChromeでFlashを有効化できずに悩んでいた多くのユーザーが、ハードウェアアクセラレーションを無効にすることで問題を解決しています。
- Google Chromeを開き、右上のメニューボタンをクリックして設定を選択します。
- 設定メニューの一番下までスクロールし、詳細設定をクリックして残りの項目を表示します。
- システムセクションまでスクロールし、「使用可能な場合はハードウェア アクセラレーションを使用する」のトグルをオフにします。表示された再起動ボタンをクリックしてChromeを再起動しましょう。
方法5:より寛容なブラウザに乗り換える
上記の方法をすべて試してもChromeでFlashを有効にできない場合は、別のブラウザへの乗り換えを検討しましょう。Google ChromeはFlash排除において最も積極的な姿勢を取っているため、今後さらに制限が厳しくなることが予想されます。
Flashコンテンツの実行に対してこれほど多くの障壁を設けていないブラウザをお探しなら、Mozilla Firefoxをおすすめします。FirefoxならFlashに関するユーザー設定を保持でき、許可・拒否リストでFlashサイトを管理することもできます。
補足:Adobe Flash Playerは2020年12月31日にサポートを終了しており、現行の最新ブラウザではFlashコンテンツを再生できません。過去のFlashコンテンツにアクセスしたい場合は、RuffleやFlashpointなどのFlashエミュレータープロジェクトの利用を検討してください。
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