LinuxでMicrosoft Officeを使う3つの方法|仮想マシン・ブラウザ版・PlayOnLinux
WordやExcel、PowerPointといったMicrosoft Officeアプリは、ビジネスパーソンが文書を作成・整理し、クライアントに提示するための最も一般的なツールです。そのため、多くのLinuxユーザーがOfficeをLinux環境で使う方法を模索してきました。代替アプリを個別に購入すれば済むと考える人もいますが、OfficeをLinuxで利用できるようにすれば、ドキュメントをより体系的かつ効率的に管理できるという大きなメリットがあります。
Microsoft Officeは非常に人気の高いオフィススイートですが、残念ながらLinux OS向けには正式に提供されていません。これは、AccessやVisual Basic for Applications(VBA)など、プロプライエタリな技術に依存しているためです。とはいえ、いくつかの実用的な回避策がありますので、順番に見ていきましょう。
1. 仮想マシン(VM)にインストールする
Linux PCでMicrosoft Officeを動かす選択肢のひとつが、仮想マシン上でWindowsを起動してOfficeをインストールする方法です。Linuxディストリビューションを単体でインストールするほど簡単ではありませんが、仮想マシンの操作に慣れていれば誰でも実行できます。
仮想マシンにOfficeをインストールするには、まず仮想マシンを起動してWindowsにログインし、通常の手順でOfficeをセットアップします。特にOffice 365を利用したい場合には、この方法が有効です。

2. ブラウザ版Officeを利用する
Microsoftは、Google ChromeなどのWebブラウザで動作する「Office Online(Office for the web)」を無料で提供しています。この無料版はほとんどのオフィス作業に対応しており、有料サブスクリプションは不要です。すべてのOfficeアプリケーションに、インターネットブラウザとMicrosoftアカウントさえあればアクセスできます。
さらに、Microsoft 365(旧Office 365)に加入すれば、ブラウザが動作する任意のコンピュータから高度なクラウドベースのオフィスツールを利用可能になります。ブラウザから直接起動できるため、Linuxユーザーにとって理想的なソリューションといえるでしょう。
ただし、Office Web Appsはブラウザベースのため、オフラインでは利用できません。office.live.comへのデスクトップショートカットを作成しておくと作業がスムーズになり、ファイルは自動的にクラウドへ保存されます。あわせてMicrosoft OneDriveアカウントを作成しておくと、このプロセスの管理がより容易になります。

3. PlayOnLinuxを使う
LinuxにOffice 365をインストールする最も手軽な方法が、互換レイヤーツール「PlayOnLinux」の利用です。以下の手順はUbuntu向けですが、他のディストリビューションにも簡単に応用できます。
Ubuntu LinuxにMicrosoft Officeをインストールするには、まずwinbindとPlayOnLinuxを導入します。winbindは、PlayOnLinuxがWindowsプログラムをLinux上でスムーズに実行できるようにするために必要なコンポーネントです。インストール手順は以下の通りです。
- ターミナルで次のコマンドを実行してwinbindをインストールします:
sudo apt-get install -y winbind
- 続いて、次のコマンドでPlayOnLinuxをインストールします:
sudo apt-get install playonlinux
- OfficeのISOファイルまたはインストールディスクを用意します。ISOファイルを右クリックし、「別のアプリケーションで開く(Open With)」から「ディスクイメージマウンター(Disk Image Mounter)」を選択してマウントします。
- PlayOnLinuxを検索して起動し、表示された画面で「インストール(Install)」ボタンをクリックします。
- 新しいウィンドウが表示されるので、インストールするWindowsのバージョンを選択します。

- 以降は通常のソフトウェアインストールと同じ流れです。画面の指示に従って、インストールが完了するまで進めてください。
インストールが完了すれば、デスクトップのアイコンを直接クリックするか、PlayOnLinux経由でOfficeアプリを起動できるようになります。
まとめ:LinuxでOfficeを活用しよう
オフィス業務に関しては、多くのLinuxユーザーにとってLibreOfficeなどのオープンソース代替ソフトが最適な選択肢であることが多いでしょう。ただし例外もあります。Microsoft Office形式で作成されたファイルを正確に編集する必要がある場合は、MS Officeスイート本体をインストールするのが確実です。今回紹介した3つの方法で、あなたはLinux上にMicrosoft Officeを導入できましたか?ぜひコメント欄で感想を聞かせてください。
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