Microsoft Office 2013のスタート画面を無効化する4つの方法
Microsoft Office 2013で初めて導入された「スタート画面」は、Windows 8のスタート画面によく似た、大きなタイル型インターフェースが特徴の機能です。画面の左側には最近使用したドキュメントの一覧が表示され、右側には新規ドキュメントを作成するためのさまざまなフォーマットやテンプレートが並んでいます。この仕組みは、Word・Excel・PowerPointなど、Office 2013のすべてのアプリケーションで共通して採用されています。

Windows 8のスタート画面と同様に、Office 2013のスタート画面も賛否両論を呼びました。新しいインターフェースを気に入るユーザーがいる一方で、「長年慣れ親しんだ従来のレイアウトの方が使いやすい」と感じる方も少なくありません。そこで本記事では、Microsoft Office 2013のスタート画面を無効にする4つの方法を詳しく解説します。
方法1:グループポリシーの管理用テンプレート(OCT)を使って無効にする
Microsoft Office Customization Tool(OCT)は、グループポリシーエディターを通じてOfficeのあらゆる動作をカスタマイズできる便利なツールです。実体はグループポリシーテンプレートのコレクションであり、これをインストールすることで、グループポリシー経由でOfficeのインストールや設定を細かく制御できるようになります。
1. Office Customization Toolをダウンロードして実行すると、指定したフォルダーに必要なファイルがすべて展開されます。
2. 展開された「ADMX」フォルダーを開き、拡張子がADMXのファイルをすべて C:\Windows\PolicyDefinitions フォルダーにコピーします。
3. ADMXフォルダー内には、Office 2013の言語ごとのフォルダーが用意されています。現在インストールしているOffice 2013の言語に対応したフォルダーを開き、中のADMLファイルをすべて C:\Windows\PolicyDefinitions 内の同名フォルダーにコピーしてください。たとえば英語版(en-US)の場合は、en-USフォルダー内のADMLファイルを C:\Windows\PolicyDefinitions\en-US へコピーします。

4. 「ファイル名を指定して実行」から gpedit.msc を実行し、グループポリシーエディターを開きます。
5. 「ユーザーの構成」→「管理用テンプレート」へ移動します。ここにOffice 2013の各アプリケーションが一覧表示され、テンプレート導入前には存在しなかった項目が追加されていることが確認できます。

6. 任意のMicrosoft Officeアプリケーションを展開し、「その他(Miscellaneous)」サブフォルダーを開きます。

7. 右側のペインにある「Disable the Office Start screen for <app>」(<app>にはアプリ名が入ります)というポリシーを開きます。たとえばExcel 2013のスタート画面を無効にしたい場合は、「Disable the Office Start screen for Excel」を選択します。
8. 設定ウィンドウには3つの選択肢があります。「未構成(Not Configured)」は既定の状態で、ベンダーが出荷時に設定した既定の動作になります。「有効(Enabled)」を選ぶと、このポリシー(=そのアプリのスタート画面を無効にするルール)が適用されます。「無効(Disabled)」を選ぶと、他の場所で手動に無効化されていても、必ずスタート画面付きで起動するようになります。

9. この設定を行うと、次回からExcelはスタート画面をスキップし、直接新しいブックが開かれるようになります。
方法2:Windowsレジストリを編集して無効にする
上記の方法は、個別のOfficeアプリごとにスタート画面を無効化するのに適しています。一方、すべてのOfficeアプリのスタート画面を一括で無効にしたい場合は、以下のレジストリ編集が便利です。
1. 「ファイル名を指定して実行」(Winキー + R)から regedit を実行し、レジストリエディターを開きます。
2. 次のレジストリキーへ移動します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Common\General
3. 右側のペインで、「DisableBootToOfficeStart」という名前の新しいDWORD値を作成します(すでに存在する場合は作成不要)。値を「1」に設定するとすべてのOffice 2013アプリのスタート画面が無効になり、「0」に設定すると有効に戻ります。

特定のアプリだけスタート画面を無効にしたい場合は、そのアプリ固有のOptionsキーで同じ操作を行います。たとえばExcelの場合は、次のパスへ移動します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Excel\Options
移動後は、上記の手順3と同じようにDWORD値を作成・設定してください。

方法3・4:もっと手軽にスタート画面を回避する方法
ここまで紹介した方法はやや技術的で、「今すぐスタート画面を消したい」という方には不向きかもしれません。Officeアプリから出ることなく、すぐに使える簡単な方法を2つ紹介します。
Escキーを使う
Officeアプリを起動したら、Escキーを押すだけです。これだけで従来どおりの操作画面に切り替わり、白紙のドキュメントが開かれるため、すぐに作業を始められます。
アプリのオプション設定から無効にする
個別のOfficeアプリごとにスタート画面をオフにすることもできます。アプリを起動し、「ファイル」→「オプション」→「全般」と進み、「このアプリケーションの起動時にスタート画面を表示する」のチェックを外すだけです。これでそのアプリのスタート画面が無効になります。

Microsoft Office 2013のスタート画面は決して悪い機能ではありませんが、どうしても不要だと感じる場合は、上記の4つの方法のいずれかをお試しください。筆者個人としては、スタート画面は有効のままにしておき、白紙ドキュメントですぐに作業を始めたいときだけEscキーを押すスタイルが気に入っています。
あなたは新しいOfficeスタート画面についてどう思いますか?ぜひコメントで教えてください。
-
Windows 11でMicrosoft Teamsを無効化する方法|アンインストール手順も解説
Microsoft 365スイートの一部であるMicrosoft Teamsは、同僚や友人との会話、チームでの共同作業、ドキュメントやファイルの共有、ビデオチャットなどを行えるデジタルワークスペースを提供するビジネスツールです。新型コロナウイルスの流行によって「テレワーク」が定着したことをきっかけに、Slack、Zoom、Skypeといった生産性向上アプリやグループビデオチャットアプリが大きな注目を集めました。それとともにMicrosoft Teamsも改良が進み、在宅勤務中でもチームメイトと円滑に連携できる新機能が数多く追加されました。Microsoft TeamsはWindows 11にプ
-
Windows 11でロック画面を無効にする方法【グループポリシー/レジストリ両対応】
Windows 11のロック画面は美しいデザインで、システムへの入り口としての役割を果たしています。しかし同時に、デスクトップへたどり着くまでの最初の関門でもあります。ロック画面には壁紙、日付・時刻、アプリの通知などが表示され、その次に現れるログイン画面ではパスワード、PIN、指紋認証のいずれかが必要です。とはいえ、パソコンの電源を入れるたびにロック画面を経由したくないというユーザーも少なくありません。 ロック画面があることで、ログイン手順は一段階増えます。毎回ログイン画面を確認する必要がないと感じるなら、ロック画面を無効にするのは理にかなった選択です。この記事では、Windows 11でロッ