Windowsアップグレード時のエラーコード0XC190010d・0XC190010aの解決方法
Windowsオペレーティングシステムは、パソコン全体のパフォーマンス向上やバグ修正のために、定期的にアップグレードを配信しています。新しいアップグレードが利用可能になるとユーザーに通知され、この重要な操作を簡単に実行できる手段がシステム側から提供されます。
Windowsアップデートは通常トラブルなく適用されますが、まれに動作が遅くなるといった不具合が発生することもあります。アップグレード方法のひとつであるコマンドラインを使った手法は、上級ユーザーの間で特に人気があります。しかしその一方で、コマンドラインからアップグレードを実行できないという声が多くのユーザーから寄せられています。
アップグレードを試みるたびに、0XC190010aまたは0XC190010dというエラーコードが表示されるケースです。この問題の主な原因は誤ったコマンドライン引数であり、エラーメッセージの内容からもそれがわかります。
- 0XC190010d MOSETUP_E_INVALID_CMD_LINE:無効なコマンドライン引数を使用してインストールプロセスが起動されました。
- 0XC190010a MOSETUP_E_UNKNOWN_CMD_LINE:不明なコマンドライン引数を使用してインストールプロセスが起動されました。
誤った引数がエラー0XC190010aおよび0XC190010dの原因であることが判明していれば、最も迅速な解決策は、正しい手順でWindowsを手動アップグレードすることです。
Windowsアップグレードエラー0XC190010d・0XC190010aの対処手順
以下は、Windowsオペレーティングシステムを手動でアップグレードするための手順です。
- 正しいコマンドライン引数を使用していることを確認する
- SoftwareDistributionフォルダーとCatroot2フォルダーを再構築する
- CBS.logファイルの名前を変更する
- サードパーティ製アンチウイルスソフトウェアをアンインストールする
- 最新のWindowsアップデートをダウンロードしてインストールする
上記の手順に従えば、0XC190010aや0XC190010dのエラーに遭遇することなく、Windows 10をアップグレードできます。以下、各手順を詳しく見ていきましょう。
1] 正しいコマンドライン引数を使用しているか確認する
コマンドライン引数を使ってWindowsアップグレードを実行した際に、0XC190010aまたは0XC190010dのエラーコードが表示される場合は、指定したパラメーターに問題があります。これは記事の前半でも触れたとおりです。
これらのエラーを解消するには、正しいコマンドライン引数を使用してインストールまたは移行作業を行う必要があります。公式ドキュメントで公開されている引数の一覧と照らし合わせて、入力内容を確認してください。
2] SoftwareDistributionフォルダーとCatroot2フォルダーを再構築する
SoftwareDistributionフォルダーとCatroot2フォルダーを再構築するには、まずスタートボタンを押してPowerShellを検索します。検索結果を右クリックし、管理者として実行を選択してください。
PowerShell(管理者)ウィンドウで、以下のコマンドを1行ずつ入力します。各行の入力後にはEnterキーを押して実行し、完了してから次のコマンドに進んでください。
net stop wuaserv net stop cryptSvc net stop bits net stop msiserver Ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old Ren C:\Windows\System32\catroot2 Catroot2.old net start wuauserv net start cryptSvc net start bits net start msiserver
上記のコマンドをすべて実行したら、PowerShellを閉じてパソコンを再起動します。
3] CBS.logファイルの名前を変更する
Windowsキーを押して、以下の文字列を入力します。
%systemroot%\Logs\CBS
これにより、ローカルディスク(C:)>Windows>Logs>CBSフォルダーが開きます。
CBS.logファイルの名前をCBSold.logに変更してください。
CBS.logファイルの名前を変更できない場合は、以下の手順で対処します。
- Windowsキー + Rを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスを開きます。
- 「ファイル名を指定して実行」にServices.mscと入力し、OKをクリックします。
- Windows Modules Installerサービスを見つけてダブルクリックします。
- スタートアップの種類を手動に変更します。
- パソコンを再起動します。
上記の手順を実行すれば、CBS.logファイルの名前を変更できるようになるはずです。名前の変更が完了したら、Windows Modules Installerサービスの設定画面に戻り、スタートアップの種類を自動に戻しておきましょう。
ファイルの名前変更後は、必ずパソコンを再起動してください。
4] サードパーティ製アンチウイルスソフトウェアをアンインストールする
CBSログファイルの名前変更に成功したら、次のステップは、パソコンにインストールされているすべてのサードパーティ製アンチウイルスソフトウェアをアンインストールすることです。これは、アンチウイルスがWindowsアップグレードに干渉している場合に備えた予防措置です。
ただし、データを常時監視するアンチウイルスソフトウェアを導入した状態でパソコンを使用することが望ましいため、このガイドの手順をすべて完了した後は、必ずアンチウイルスを再インストールしてください。
5] 最新のWindowsアップデートをダウンロードしてインストールする
必要なファイルの再構築とアンチウイルスのアンインストールが完了すれば、Windowsアップグレードの準備は整いました。続いて、Microsoftの公式Windowsソフトウェアダウンロードページにアクセスし、最新のWindows 10をダウンロードしてください。
ダウンロードページでは、今すぐ更新ボタンをクリックしてアップグレードアシスタントの指示に従う方法と、アップデートファイルをダウンロードしてメディア作成ツールを使ってアップグレードを実行する方法のどちらかを選択できます。
本ガイドの手順に従えば、エラーコード0XC190010dおよび0XC190010aに悩まされることなく、Windowsシステムを正常にアップグレードできるはずです。
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