Windows 11/10でintelppm.sysのブルースクリーンエラー(BSOD)を解決する方法
Windows 11/10のPCで、intelppm.sysというドライバーが原因とされるブルースクリーン(BSOD)エラーが発生している場合、この記事で紹介する対処法を試してみてください。このエラーは、以下のような例外コードとともに表示されることが知られています。
- KMODE EXCEPTION NOT HANDLED
- PAGE FAULT IN A NONPAGED AREA
- KERNEL DATA INPAGE ERROR
- SYSTEM THREAD EXCEPTION NOT HANDLED
- SYSTEM SERVICE EXCEPTION
- IRQL NOT LESS OR EQUAL
intelppm.sysファイルとは何か?
IntelPPMは「Intel Processor Power Management(インテル プロセッサー電源管理)」の略称で、intelppm.sysはインテル製CPUの電源管理を担当するシステムドライバーファイルです。具体的には、プロセッサーのパフォーマンス制御や冷却状態の監視などを行っています。このファイルに不具合が生じると、起動時にブルースクリーンが繰り返し表示されることがあります。
intelppm.sysのブルースクリーンエラーを修正する方法
まず、セーフモードでWindowsを起動できるかどうかを確認しましょう。セーフモードに入れる場合はそのまま作業を進められます。もしBSODが頻発してセーフモードにも入れない場合は、Windowsインストールメディアまたは回復ドライブからPCを起動し、「コンピューターを修復する」を選択して「トラブルシューティング > 詳細オプション > コマンドプロンプト」を開いてください。作業をスムーズに進めるため、起動可能なUSBメディアをあらかじめ準備しておくことをおすすめします。
なお、以下の操作には管理者権限が必要です。主な対処法は次の3つです。
- レジストリのIntelppmの値を変更する
- intelppm.sysのファイル名を変更する
- インテル製ドライバーを再インストールする
方法1: レジストリのIntelppmの値を変更する
実際に効果があったという報告が多い対処法ですが、小さなデメリットもあります。値を変更するとCPUの電力制限(スロットリング)が無効になるため、パフォーマンスは向上する一方で、消費電力と発熱が増加します。ファンの回転音が以前より頻繁に聞こえるようになる場合もある点に注意してください。
作業を始める前に、必ずシステムの復元ポイントを作成するか、レジストリのバックアップを取っておきましょう。
- 「Win + R」キーで「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力してEnterキーを押します
- 次のパスへ移動します
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Intelppm
- 「Start」という値をダブルクリックし、値のデータを「4」に変更します
- レジストリエディターを閉じます
PCを再起動し、ブルースクリーンが再発しなくなったかどうかを確認してください。
方法2: intelppm.sysのファイル名を変更する
BSODが連続して発生し、Windows自体を起動できない場合は、起動可能なUSBメディアを使って詳細回復画面を開きます。「トラブルシューティング > 詳細オプション > コマンドプロンプト」を選択し、次のパスへ移動してください。
C:\Windows\System32\Drivers
続けて、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
ren intelppm.sys intelppm.sys.bak
これによりドライバーファイルの名前が変更され、Windowsがファイルを見つけられなくなるため、BSODは表示されなくなります。intelppm.sysは起動に必須の主要ドライバーではないため、Windowsは正常に起動します。ただし、デバイスマネージャーのプロセッサーの項目にエラーが表示される可能性があります。
PCを再起動すれば、ブルースクリーンは発生しなくなるはずです。
方法3: インテル製ドライバーを再インストールする
インテルのドライバーとWindowsのバージョンの間に互換性の問題が生じている可能性もあります。対処としては、まず最新版のドライバーをインテルの公式サイトからダウンロードしてインストールするのがおすすめです。それでも改善しない場合は、Windowsの初期化(リセット)を検討しましょう。詳細回復環境からはWindowsをリセットできるため、クリーンインストールよりも手間を省けます。
intelppm.sysの名前変更後にデバイスマネージャーに黄色い警告アイコンが表示される場合
方法2を実行した後、デバイスマネージャーのプロセッサー項目に黄色い警告マークが付くことがあります。これは、名前を変更したファイルがドライバーセットの一部であり、Windowsがそのファイルを探しているために起こる現象です。ドライバーのプロパティを確認すると、「このハードウェアのデバイスドライバーを読み込めません。ドライバーが破損しているか、見つかりません。(コード 39)」といったステータスが表示されます。
この場合の推奨される解決策は、該当デバイスのドライバーを再インストールすることです。デバイスを完全に削除した後、「ハードウェア変更のスキャン」を実行してからドライバーをインストールする方法も有効です。ただし、操作中にBSODが再発しないよう十分に注意してください。
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