Windows 11/10でWindowsインストーラーが正しく機能しないときの対処法
Windowsインストーラーは、アプリや機能など、Windows上のあらゆるソフトウェアのインストールを管理する中核的なサービスです。何らかの理由でこのサービスが破損すると、新しいアプリのインストールはもちろん、既存アプリのアップグレードも行えなくなってしまいます。
Windowsインストーラー(msiserver)が動作しない場合の対処法
この記事では、Windowsインストーラーに関連する代表的なエラーコードとその解決策をわかりやすくまとめて紹介します。エラーの内容に応じて、適切な対処法をお試しください。
1] プログラムのインストールとアンインストールのトラブルシューティングツールを実行する
まず最初におすすめしたいのは、「プログラムのインストールとアンインストールのトラブルシューティングツール」の実行です。このツールは、破損したレジストリキーが原因でプログラムのインストールや削除が妨げられている問題を自動的に修復してくれます。具体的には、64ビットOS上で更新データを制御する破損したレジストリキーの修正、既存プログラムの完全なアンインストールやアップデートを妨げる問題の解消、コントロールパネルの「プログラムと機能」からプログラムをアンインストールできない問題の修復などに対応しています。
2] Windowsインストーラーサービスを開始する
「ファイル名を指定して実行」(Win + Rキー)を開き、MSIExecと入力してEnterキーを押します。
MSIExecに関する情報を表示するWindowsインストーラーのウィンドウが表示されれば、サービスは正常に動作しています。
エラーが表示される場合は、サービスを手動で開始する必要があります。タスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」を選択し、「サービス」タブに切り替えてmsiserverを探して右クリックから開始しましょう。
また、services.mscを実行して「サービス」画面を開き、「Windows Installer」を選択して再起動する方法もあります。
3] 「Windows インストーラー サービスにアクセスできませんでした」と表示される
「Windows インストーラー サービスにアクセスできませんでした」というメッセージが表示されることがあります。これは通常、Windowsインストーラーエンジンが破損しているか、誤ってインストールされているか、無効化されている場合に発生します。破損の修復、設定の修正、またはサービスの有効化のいずれかに対応する必要があります。なお、Windowsインストーラーサービスが起動せず「エラー5: アクセスが拒否されました。」と表示されるケースについても、同じ手順で解決できます。
4] 「この Windows インストーラー パッケージには問題があります」と表示される
アンインストールやインストールの処理中にネットワーク接続が不安定になると、処理が正常に完了できず、このエラーが発生することがあります。エラーメッセージは「この Windows インストーラー パッケージには問題があります。このインストールを完了するために必要なプログラムを実行できませんでした。サポート担当者またはパッケージ ベンダーに問い合わせてください。」のような内容で表示されます。ネットワーク環境が安定した状態で再度インストールを試みてください。
5] Windowsインストーラーのウィンドウが繰り返し表示される
通常、Windowsインストーラー(msiexec.exe)はバックグラウンドで静かに動作しており、タスクマネージャーのプロセス一覧でその存在を確認できます。しかし、常に実行状態になっていたり、Windowsインストーラーのウィンドウが何度もポップアップしたりする場合は、処理がスタックしているサインです。どこかのインストールが完了できずに中断され、その結果としてこの現象が起きていると考えられます。
関連記事: Windowsインストーラーサービスが見つからない場合の対処法
6] 「インストール パッケージを開けませんでした」と表示される
インターネットからダウンロードしたばかりのソフトウェアがインストールできず、「インストール パッケージを開けませんでした」というエラーが表示され続ける場合は、セキュリティ機能によるブロックが原因である可能性が高いです。Windowsは、信頼できないと判断したインターネット経由のアプリケーションを頻繁にブロックします。ダウンロードしたファイルのブロックを解除するか、アンチウイルスソフトを一時的に無効化することで解決できる場合があります。
7] Windowsインストーラーサービスを再登録する
上記のどの方法でも解決しない場合、経験上最も効果的なのがWindowsインストーラーサービスの再登録です。この方法はレジストリの問題も同時に修復し、インストーラーの基本設定を初期状態に整え直してくれるため、多くのケースで有効に機能します。
管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを1行ずつ入力して、それぞれEnterキーを押します。
%windir%\system32\msiexec.exe /unregister %windir%\system32\msiexec.exe /regserver %windir%\syswow64\msiexec.exe /unregister %windir%\syswow64\msiexec.exe /regserver
コマンドプロンプトを閉じ、作業中のデータをすべて保存してからパソコンを再起動してください。
再起動後、Windowsインストーラーの問題が解消されたかどうかを確認しましょう。
なお、Windows OSは「Windowsインストーラーキャッシュ」と呼ばれる領域を保持しています。インストールするファイルは一旦ここに展開されてからPCにインストールされます。このキャッシュ内のファイルを手動で削除したり、インストール中に他のプログラムが削除したりすると、エラーの原因となるため注意が必要です。
参考リンク: Windowsインストーラーのログを有効にする方法
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