Windows
 Computer >> コンピューター >  >> システム >> Windows

Windows 11/10でAutoCADが動作しないときの対処法

最新のOSであるWindows 11/10にアップグレードしたユーザーの中には、一部のアプリケーションが正常に動作しなくなるケースがあります。筆者の場合も、アップグレード後にセキュリティソフトが無効化されてしまい、再インストールしてようやく復旧しました。

Windowsは新バージョンや更新プログラムがリリースされるたびに、互換性の問題やレジストリの変更が発生することで知られています。最近では、Windows 11/10へのアップグレード後にAutoCADが動作しなくなったという報告も複数寄せられています。

Autodeskの公式サイトには、次のような記載があります。

現時点において、Windows 10はAutodesk製品ライン全体で正式にサポートされているオペレーティングシステムではありません。Autodeskは主要製品の多くをWindows 10でサポートする意向であり、更新プログラムや将来のバージョンのリリースに合わせて、対応製品を追加していく予定です。製品サポートチームは、Windows 10上でAutodesk製品を実行している際に問題が発生したお客様に対し、ベストエフォートでの支援を提供します。

「非対応」とは「動作しない」という意味ではありません。Windowsレジストリの値を変更することで、強制的に動作させることが可能です。

Windows 11/10でAutoCADが動作しない場合の解決策

1. AutoCADを再インストールする

まず試したいのは、AutoCADの再インストールです。シンプルな方法ですが、これだけで問題が解決するケースは少なくありません。

2. .NET Frameworkの状態を確認する

AutoCADの動作には.NET 4.xが必要です。Windows 11/10には.NET Framework 4.6が標準搭載されており、旧バージョンの.NET Frameworkを必要とするアプリケーションとも互換性があります。ただし、正しくインストールされ、有効になっているかどうかを確認する必要があります。

確認するには、「コントロールパネル」>「プログラムと機能」>「Windowsの機能の有効化または無効化」を開き、「.NET Framework 4.6 Advanced Services」のチェックボックスがオンになっているかを確認してください。

インストールが破損している可能性がある場合は、修復が必要です。マイクロソフトが提供する「Microsoft .NET Framework Repair Tool」がお使いのシステムに適用できるか確認し、問題の解決に役立つか試してみてください。

3. レジストリを編集して.NET 4.5がインストール済みと認識させる

上記の方法で解決しない場合は、レジストリを編集してAutoCADのインストーラーに「.NET 4.5がインストール済み」と誤認させることができます。ただし、レジストリエディターの誤操作はシステム全体に深刻な問題を引き起こし、Windowsの再インストールが必要になる場合もあります。作業前に必ずシステムの復元ポイントを作成し、レジストリのバックアップを取ってください。

「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスに「regedit」と入力してレジストリエディターを開き、以下のキーへ移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\NET Framework Setup\NDP\v4\Client

Version」という名前のキーを探します。その値を確認してメモしておいてください。後で元に戻す際に必要になります。筆者の環境では「4.0.0.0」でした。

Windows 11/10でAutoCADが動作しないときの対処法

この値を「4.0.0.0」から「4.5.0.0」に変更する必要がありますが、Windowsはそのままでは変更を許可しません。レジストリキーの完全な制御権限を手動で取得するか、フリーウェアのRegOwnItなどを利用する必要があります。

権限を取得するには、左側のツリーで「Client」キーを右クリックし、「アクセス許可」を選択します。次に「詳細設定」ボタンをクリックし、上部にある「所有者」セクションの「TrustedInstaller」の横にある「変更」リンクをクリックします。所有者を「Administrators」グループに変更し、「適用」「OK」をクリックして設定を保存します。

その後、レジストリエディターに戻り、「Version」キーの値を「4.5.0.0」に変更します。これはAutoCADがインストール時にチェックする.NETのバージョンです。

この状態でAutoCADを実行してみてください。インストールが完了したら、必ずメモしておいた元の値に戻すことを忘れないでください。

よくある質問

AutoCADが動作しない原因は何ですか?

最も多い原因は、.NET Frameworkが不足していることです。AutoCADの動作には.NET 4.x以降が必要です。お使いのPCに該当バージョンがインストールされていない場合は、先にインストールを行ってください。それ以外の場合は、本記事で紹介した各種対処法を順番に試してみてください。

AutoCADはWindows 11/10で使えますか?

はい。AutoCADはWindows 11およびWindows 10で問題なく動作します。お使いのPCがシステム要件を満たしていれば、AutoCADを利用できます。ただし、.NET Framework 4.x以降がインストールされている必要があります。

この記事がお役に立てば幸いです!

  1. Windows 11/10で「近くの共有」が機能しないときの対処法

    Windows 11/10には便利な機能が数多く搭載されていますが、そのひとつが「近くの共有(Nearby Sharing)」です。BluetoothやWi-Fiを使って、近くにあるPC同士でファイルやリンクを簡単に送受信できる機能です。しかし、「近くの共有」がうまく動作しないというトラブルに遭遇することがあります。この記事では、その問題を解決するための対処法を詳しく紹介します。 近くの共有の基本的な使い方 まず、「近くの共有」を有効にする方法を確認しておきましょう。 Windows 11の場合 設定 > システム > 近くの共有 を開き、「近くのすべてのユーザー」を選択します。 Windo

  2. Windows 11/10でiTunesが起動しない・動作しないときの対処法7選

    この記事では、Windows PCでiTunesが正常に動作しなくなった場合の解決方法を詳しく解説します。iTunesは多くのユーザーにとって定番の音楽管理ソフトですが、何らかの原因で突然動かなくなることがあります。原因としては、音楽ライブラリの破損、ネットワークドライバーの不具合など、さまざまな可能性が考えられます。本ガイドでは、Windows 11/10でiTunesが動作しない場合に試せる有効な修正方法を紹介します。 Windows 11/10でiTunesが動作しないときの対処法 作業を始める前に、必ずシステムの復元ポイントを作成し、管理者アカウントとしてサインインしていることを確認し