「Windowsオーディオサービスを開始できませんでした(エラー0x800706cc)」の対処法
Windowsの各種サービスには、自動・手動・自動(遅延開始)といったスタートアップの種類が設定されています。Windows Audioサービスは「自動」に設定されているため、通常はパソコンの起動と同時にWindowsが自動的にこのサービスを開始します。しかし、何らかの原因でサービスが自動的に起動できないと、システムからまったく音が出なくなってしまいます。
そこで、services.mscコマンドで「サービス」ウィンドウを開き、Windows Audioサービスを手動で開始しようとした際に、次のようなエラーが表示されることがあります。
ローカルコンピューター上のWindows Audioサービスを開始できませんでした。エラー0x800706cc:エンドポイントが重複しています。

この種のエラーは、多くの場合、管理者権限のコマンドプロンプトでSFC /SCANNOWコマンドを実行することで解決できます。また、エラーの背景にはサードパーティ製ウイルス対策ソフトが関係しているケースも少なくありません。ウイルス対策ソフトがシステムファイルを誤ってウイルスと判定し、隔離リストに移動してしまうと、そのファイルに関連付けられたサービスに支障が出るのです。
以降の手順ではレジストリを操作します。レジストリ編集時のミスはシステムに深刻な不具合をもたらす可能性があるため、作業前に必ずシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
エラー0x800706cc「エンドポイントが重複しています」の解決方法
正常なPCからAudiosrvレジストリキーをコピーして結合する
1. まず、問題が発生しているマシンと同じエディション(Home/Proなど)が動作し、かつ同じアーキテクチャ(両方とも32ビットなど)の別のコンピューターを用意します。そのPCでWindowsキー + Rを押し、「ファイル名を指定して実行」ダイアログにregeditと入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを開きます。

2. レジストリエディターの左ペインで、次のキーへ移動します:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Audiosrv

3. 次に、このキーを.regファイルとして書き出します。USBメモリなどに保存しておけば、問題のあるコンピューターへ簡単に移動できます。

4. 続いて、USBメモリを問題のPCに接続し、書き出したレジストリファイルをデスクトップにコピーします。ファイルを右クリックして結合(Merge)を選択し、確認ダイアログが表示されたらOK/はいをクリックします。

最後にパソコンを再起動し、Windows Audioサービスの開始を再試行してください。今度は問題なく開始できるはずです。
関連記事:エラー1083「サービスが実行されるように構成されている実行可能プログラムは、このサービスを実装していません」
Audiosrv関連ファイルをウイルス対策ソフトの除外リストに追加する
もう一つの対処法は、使用中のウイルス対策ソフト側で解決する方法です。隔離されたアイテムの一覧を開き、Windows Audioサービスに関連するファイルがないか確認しましょう。見つかった場合は、そのファイルをセーフリスト(除外リスト)に追加します。これにより元のファイルが復元され、問題が解消されるはずです。
それでも解決しない場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
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- ログイン時にWindows Audioサービスの再起動が必要になる問題
- サウンド・オーディオの問題のトラブルシューティングと修復
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