Wi-FiプリンターがWindows 10で動かないときの対処法まとめ
自動運転車や生活をまるごと支えるモバイルデバイスが当たり前になった時代においても、家庭用プリンターだけは昔ながらの技術にとどまっているように感じられます。内部メカニズムの話ではなく、Wi-Fiプリンターがネットワークに接続され続けるという、ごく基本的な機能すら不安定になりがちだということです。
Wi-Fiプリンターが動作しなくなる原因は多岐にわたり、解決策もさまざまです。ここでは、押さえておきたい主要な対処法をすべてご紹介します。
まず確認したい基本事項
お使いのWi-Fiプリンターのドライバーパッケージは、いつでも手元にあるようにしておきましょう。公式サイトから正しいドライバーをダウンロードし、忘れないフォルダーに保存しておいてください。これらのパッケージは、必ずしもプリンターをアンインストールして再インストールするためのものではなく、PCにプリンターを再認識させたり、正しいポートを割り当てたりする用途にも活用できます。
また、Windows 10にはプリンター専用のトラブルシューティングツールが組み込まれており、接続の問題を自動的にスキャンしてくれます。「設定」→「デバイス」→「プリンターとスキャナー」と進み、一覧からWi-Fiプリンターを選択(表示されている場合)、「管理」→「トラブルシューティング ツールの実行」の順にクリックします。これで解決しない場合は、このまま読み進めてください。

事前準備
多くのWi-Fiプリンターは、Wi-Fiをスキャンモード(検索待機状態)にしないとPC側から検出できません。操作方法は機種によって異なりますが、プリンター本体の小さな画面の「設定」→「Wi-Fi/ネットワーク」などの項目に「スキャン」や「検索」オプションがあるはずです。
プリンターに画面がない場合は、Wi-Fiボタンをランプが点滅し始めるまで長押しします。その間にPCの「プリンターとスキャナー」を開き、「プリンターまたはスキャナーを追加する」をクリックしてください。Wi-Fiプリンターが一覧に表示されたらクリックすれば、接続できるはずです。

さらに、Wi-Fiプリンターの情報シートを印刷しておきましょう。「i」ボタンを押すか、プリンター画面の診断/プリンター情報オプションに移動することで印刷できます。このシートにはプリンターのIPアドレスが表示され、実際にネットワークへ接続できているかどうかも確認できます。もし接続されていない場合は、プリンターを新規にセットアップするか、USBケーブルでPCに接続して設定を行いましょう。
Wi-Fiプリンターがネットワークに接続されているのに動作しない場合は、以下の解決策が役立つはずです。
プリンタースプーラーをクリアする
簡単なものから始めましょう。すでにWi-Fiプリンターをインストールしていて、今まで問題なく使えていたのに突然動かなくなった場合、その原因はプリンタースプーラー(いわゆる印刷キュー)の詰まりである可能性があります。スプーラーは本来自動的に空になるはずですが、そうならないケースがあるのです。
スプーラーを確実にクリアするには、スタートメニューを開いて「services」と入力し、表示された「サービス」をクリックします。

新しいウィンドウで一覧を下にスクロールして「Print Spooler」を見つけ、右クリックして「再起動」を選択します。
ネットワーク探索を有効にする
Wi-Fiプリンターがネットワーク上の一部のPCでは正常に動作するのに、特定のPCだけ接続を拒否する場合は、そのPCでネットワーク探索を有効にする必要があるかもしれません。(最近大きなWindowsアップデートを実施した後にWi-Fiプリンターが動かなくなった場合にも、この方法を試してみてください。)
スタートボタンをクリックして「control panel」と入力し、結果に表示されたコントロールパネルを開きます。(はい、まだ存在しています!)「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」をクリックします。

「プライベート」と「ゲストまたはパブリック」の両方のプロファイルで「ネットワーク探索を有効にする」にチェックを入れます(皮肉なことに、「ファイルとプリンターの共有」を有効にする必要はありません)。最後に「変更の保存」をクリックします。
プリンターのIPアドレスは正しいか?
ホームネットワークデバイスのIPアドレスには主に3つのクラスがあり、それぞれ最初のセグメントの数値が異なります。具体的には、クラスA(10.x.x.x)、クラスB(172.x.x.x)、クラスC(192.x.x.x)です。先ほど印刷した情報シート(「事前準備」のセクションを参照)には、「IPv4」としてプリンターのIPアドレスが記載されているはずです。
ここが重要なポイントです:プリンターのIPアドレスは、PCのIPアドレスと最初の3つのセグメントが同じである必要があります(PCのIPv4アドレスは、コマンドプロンプトでipconfigと入力すれば確認できます)。異なるのは4番目の最後のセグメントだけでなければなりません。

一致していない場合は、プリンターのIPアドレスを変更する必要があります。
手順は次のとおりです。「プリンターとスキャナー」を開き、対象のプリンターをクリックして、「管理」→「プリンターのプロパティ」→「ポート」→「ポートの追加」と進みます。
新しいウィンドウで「Standard TCP/IP Port」を選択し、「新しいポート」をクリックします。そして、PCのIPアドレスと同じ上位3セグメントを持ち、最終セグメントのみ異なるIPアドレスを両方の入力欄に入力します。たとえばPCのIPv4アドレスが192.168.1.8なら、プリンターのIPアドレスは192.168.1.7に設定できます。

「次へ」をクリックしてポートの設定が完了するのを待ち、プリンターポートウィンドウの一覧に戻ったら、新しいポートの横にあるチェックボックスにチェックを入れて「OK」をクリックします。
まとめ
ここで紹介した解決策には難易度の差がありますが、残念ながらそれがプリンターというものの宿命です。この中のどれかひとつでも、あなたのプリンターをオンラインに復帰させる助けになれば幸いです!
-
Windows 10でBluetoothが動作しないときの対処法トップ5
Windows 10のPCにBluetoothでヘッドホンやスピーカーを接続しようとしたのに、うまくつながらない——そんな経験はありませんか?Bluetoothを使えばワイヤレスでデバイスを接続でき、近くに来たら自動的に再接続されるなど便利な機能がたくさんあります。しかし、接続できないときは非常にストレスがたまります。この記事では、Windows 10でBluetoothがつながらないときに試すべき解決策を詳しく解説します。まずは、Windows 10でBluetoothに問題が発生する主な原因を確認しておきましょう。範囲内に複数のBluetoothデバイスがあり、干渉(混信)が起きているドラ
-
Windows 11/10で写真がインポートできないときの対処法|原因と6つの解決策を解説
スマートフォンで撮影した写真を、より大きな画面で楽しむためにWindows PCの「写真」アプリにインポートしたい——そんな場面は多いはずです。しかし、いざインポートしようとしてもWindowsの写真インポート機能がまったく動作せず、困ってしまった経験はありませんか?特に締め切りが迫っているときにこのようなトラブルに見舞われると、焦りもひとしおでしょう。 この記事では、Windows 11/10で写真のインポートができなくなったときに試せる、手軽かつ効果的な対処法を紹介します。以下のような状況でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。 外付けハードディスクやUSBメモリから「写真」アプリへ写真