Windows 10で写真アプリ(フォト)が動かない?今すぐ試せる9つの対処法
Windowsに標準搭載されている「フォト」アプリは、決して出来の悪いアプリではありません。実はWindows 8の時代から存在しており、現在でもWindowsに組み込まれた最新の画像ビューアーです。洗練されたインターフェースと、最初から使える画像フィルター機能を備えています。しかし一方で、正常に動作しなくなるトラブルが起きやすいという弱点もあります。
フォトアプリが動作しないという問題に直面している場合は、以下の対処法を順番に試してみてください。記事の最後には、Windowsに標準で備わっている代替手段も紹介しています。
注意: 以下の対処法を試す前に、まずはWindowsのトラブル対策の定番である「システムファイルの破損チェック」を実行しましょう。コマンドプロンプトを開き、sfc /scannowと入力してEnterキーを押し、その後Windowsを再起動します。
Windowsストアアプリのトラブルシューティングツールを使う
フォトはMicrosoft独自のUWP形式を採用したWindowsストアアプリであり、この形式にはさまざまな問題がつきものです(PC向けXbox Game Passの問題一覧を見れば、その例がよくわかるでしょう)。まず試したいのは、Windowsに組み込まれているトラブルシューティングツールです。
「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」→「追加のトラブルシューティングツール」と進みます。
一覧を下へスクロールして「Windows ストア アプリ」を見つけ、「トラブルシューティングツールの実行」をクリックします。これで問題が解決するかどうか確認しましょう。
フォトアプリの内部設定を最適化する
フォトアプリの動作が遅いと感じる場合は、アプリ内部の設定を見直すことで、より快適に動作させられる可能性があります。
スタートメニューからフォトアプリを開き、右上の三点アイコンをクリックして「設定」を選択します。
フォトアプリの多くの設定項目は、デフォルトで有効になっています。快適な応答速度を保つには、これらの設定を最適化する必要があります。特に重要なのがOneDriveとの同期設定です。頻繁に使わないのであれば、オンラインになるたびにフォトアプリの速度へ影響を与えるため、「OneDriveのクラウドのみのコンテンツを表示する」オプションをオフにしましょう。
また、余分なメモリを消費する「削除の確認ダイアログを表示する」もオフにできます。ハードウェアアクセラレーションによる動画エンコードも、フォトアプリを動画編集ソフトとして使う予定がないなら不要です。
さらに、フォトアプリは画像フォルダを読み込む際に大量のメモリを消費することがあります。「ネットワーク上の場所に保存されているフォトライブラリのインデックスを作成する」機能も無効にしておくとよいでしょう。
Windows Media Feature Packをインストールする(Windows 10 N/KNエディションの場合)
Windows 10には、HomeやProといった一般的なエディション以外にも複数のバージョンが存在します。たとえば、欧州向けの「N」エディションと韓国向けの「KN」エディションです。
これらのエディションの最大の特徴は、Windows Media PlayerやGrooveミュージックなどのマルチメディアアプリ、およびマルチメディア再生に必要なライブラリが含まれていない点です。少し意外ですが、フォトアプリもマルチメディアライブラリに依存しているため、この影響を受けることがあります。
自分のWindows 10のエディションを確認するには、スタートボタンをクリックして「バージョン情報」と入力し、「PCに関する情報」を選択します。新しいウィンドウで下へスクロールし、「OS ビルド」の横の表記を確認しましょう。「N」や「KN」の表記がある場合は、Windows 10 Media Feature Packをダウンロードしてインストールすると、フォトアプリの問題が解決するかもしれません。
ファイルシステムのアクセス許可を確認する
フォトアプリ(または他のUWPアプリ)が動作しない原因として最も多いのが、ファイルシステムのアクセス許可の変更です。そもそもファイルシステムとは何なのでしょうか。
ファイルシステムとは、簡単に言えば、PC上のファイルやデータをWindowsが整理・管理する仕組みのことです。音楽ファイルの長さや写真の撮影場所、ファイルの作成日時といったメタデータから、表面的なファイル名まで、多層的な構造を持っています。
ファイルシステムの要素の一つがアクセス許可(権限)です。これは、PC上のどのユーザーがファイルにアクセスでき、どの程度の操作(読み取り、読み取りと書き込みなど)ができるかを決めるものです。ユーザーの操作ミスやシステムエラーによって、これらの権限が意図せず変更され、特定のファイルやアプリへのアクセスがロックされてしまうことがあります。
フォトアプリでも同じことが起こり得ます。
確認するには、システム上の3つのフォルダを開き、「ALL APPLICATION PACKAGES」のアクセス許可が正しく設定されているかをチェックします。
以下の各フォルダを右クリックして「プロパティ」を開き、「セキュリティ」タブで「ALL APPLICATION PACKAGES」を選択し、次のアクセス許可が許可されていることを確認してください(「編集」ボタンをクリックして変更します)。
- Program Files - 読み取り、読み取りと実行、フォルダーの内容の一覧表示
- Windows - 読み取り、読み取りと実行、フォルダーの内容の一覧表示
- \<userName>\AppData\Local\Microsoft\Windows\WER\ - 特殊なアクセス許可、フォルダーの内容の一覧表示、読み取りと実行
フォトアプリを更新する
この記事では複雑な解決策もいくつか紹介していますが、まずは最も簡単な方法から始めましょう。最初に試すべきは、フォトアプリの更新です。新機能の追加だけでなく、細かなバグの修正も期待できます。
Microsoft Storeアプリを開き、右上隅の三点メニューアイコンをクリックして「ダウンロードと更新」を選択します。
新しい画面で「更新プログラムの取得」をクリックします。フォトアプリに未適用の更新プログラムがあれば、ダウンロードキューに表示され、自動的にダウンロードが始まります。
ダウンロードがすぐに始まらず「保留中」のまま止まってしまう場合は、項目の右側にある三点メニューアイコンをクリックし、「今すぐダウンロード」を選択しましょう。
フォトアプリをリセットする
フォトアプリをリセットすると、アプリのキャッシュが消去され、すべてのデータが初期状態に戻ります。
手順は次のとおりです。スタートメニューを右クリックして「アプリと機能」を開きます。一覧から「フォト」を探してクリックし、「詳細オプション」を選択します。次の画面で「リセット」をクリックすれば完了です。これにより、保存していた画像のプリセットや各種設定を含むすべてのデータが消去され、アプリが出荷時の状態に戻ります。
フォトアプリを削除して再インストールする
より思い切った方法として、フォトアプリを手動で削除して再インストールするやり方もあります。残念ながら、通常のアプリのように「アプリと機能」の一覧からはアンインストールできません。代わりに、管理者権限のPowerShellコマンドを使う必要があります。
スタートメニューをクリックしてpowershellと入力し、PowerShellを右クリックして「管理者として実行」を選択します。PowerShellウィンドウで、次のコマンドを入力します。
get-appxpackage *Microsoft.Windows.Photos* | remove-appxpackage
Enterキーを押すと、フォトアプリがPCから削除されます。再インストールするには、Microsoft Storeアプリを開いて「フォト」を検索し、開発元が「Microsoft Corporation」と表示されているフォトアプリを選択してインストールします。
システムの復元を実行する
フォトアプリの不具合がいつ頃から始まったのかをおおよそ把握しているなら、問題が発生する前の状態へシステムを復元するのも有効な手段です。
スタートメニューでrestore(復元)と入力し、「復元ポイントの作成」をクリックします。新しいウィンドウで「システムの復元」をクリックし、画面の指示に従って復元ポイントを選択できるところまで進みます。フォトアプリの問題が始まる前の復元ポイント(可能であれば)を選択して、復元を実行しましょう。
従来のWindowsフォトビューアーを使うという選択肢も
多くの人にとって、旧式のWindowsフォトビューアーは十分に役立つものでした。「フォト」ほど華やかではありませんでしたが、目的の作業はしっかりこなし、フォルダ内の写真を閲覧するのに便利で実用的なツールでした。
ただし、Microsoftはフォトビューアーを段階的に廃止する方向へ進めています。Windows 10がプリインストールされたPCでは、フォトビューアーを既定のアプリに設定するために、少し技術的な手順が必要になります。
とはいえ、Windows 10がすべて悪いわけではありません。当サイトの「Windows 10におすすめのスクリーンセーバー10選」の記事をチェックすれば、もっと楽しく使えるようになりますよ。あわせて、新しいハードドライブのアロケーションユニットサイズの設定ガイドもご覧ください。
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