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マイクロソフトが開発した応答速度1ミリ秒のタッチスクリーン、デモでその実力を披露

タブレット型コンピュータの歴史を振り返ると、実はマイクロソフトがいち早くこの分野に参入していたにもかかわらず、長らく市場から見向きもされず、AppleがiPadを発売して初めて注目を集めることになりました。当時のマイクロソフト製タブレットは堅牢な反面、携帯性に乏しく、バッテリー持続時間もノートPC並みに短いという課題を抱えていました。しかしそれも過去の話です。現在のマイクロソフトは、ARMアーキテクチャに対応した新OSと長時間バッテリー駆動を掲げ、タブレット市場への再挑戦を本格化させています。

とはいえ、十分な操作性を備えたタブレットの実現にはまだ遠い道のりがあります。そんな中、マイクロソフトは応答速度1ミリ秒というプロトタイプディスプレイを披露し、一歩前進を果たしました。タブレットで遊び半分に画面上のオブジェクトをドラッグしてみたことはありませんか? オブジェクトが指に追いつこうともがくように動く様子を目にしたことがあるはずです。気にならない人も多いでしょうが、マイクロソフトは「もっと優れた体験ができるはずだ」と考えているのです。

3月13日に発表されたこの技術について、開発チームは新スクリーンの性能を実演するデモ動画を公開しました。従来よりもはるかに自然な操作感が得られるといいますが、その違いは実際に映像を見てこそ実感できるでしょう。

マイクロソフトが開発した応答速度1ミリ秒のタッチスクリーン、デモでその実力を披露

タッチパネル技術の主導権を取り戻せるか

このようなイノベーションは、マイクロソフトを再びタッチスクリーン技術の先頭に立たせる可能性を秘めています。同社が近年力を入れてきた「ナチュラルユーザーインターフェース(NUI)」への注力は、新世代のコンピューティング体験を生み出しつつあります。応答時間の改善が進めば、特に描画や素早い指の動きを必要とするアプリケーションにおいて、ユーザーはタブレットをより快適に扱えるようになるでしょう。応用範囲は高度なゲーム体験にも及びます。

しかし、この革新的な技術は世間に認められ、将来のタブレットに搭載されるのでしょうか? 有望に見える一方で、マイクロソフトには開発者が心血を注いで生み出した技術を活かしきれず、アイデアを棚上げしたまま他社に栄冠を持っていかれた過去もあります。

大画面ほど顕在化する応答速度の問題

この応答技術の重要性は、画面サイズとの関係に根ざしています。小さな画面であれば応答速度が多少遅くてもラグはほとんど気になりません。しかし、24インチ級の大画面でオブジェクトを移動させることを想像してみてください。オブジェクトは指から大きく遅れを取ります。指を画面の端まで動かし終えても、オブジェクトが最後に指があった位置へたどり着くまで1秒ほど待たなければなりません。多くの大手企業で採用されているプレゼンテーション環境向けに画面の大型化を進めるなら、これは許容できない問題です。

現時点で公開された映像のスクリーンは、まだ非常に簡素なものです。マイクロソフトがこの技術を本格的なタッチスクリーンへ応用し、高精細ハードウェアの分野でも決して後れを取っていないことを証明できるか注目されます。ただし同社は、過去の試みや失敗に関する否定的な報道にも直面しており、一般ユーザーの目は依然として警戒色を帯びています。Windows PCのユーザーが無知で洗練されていないといったレッテルを貼られることもありましたが、実際には多くのユーザーが高い処理性能を求めてPCを選んでいるにすぎません。

それはさておき、2011年半ばから語られ続けてきた新型タブレット群について、マイクロソフトが私たちを失望させないことを願うばかりです。

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