Windows 10が「ディスクエラーを修復しています」で固まる原因と解決方法を徹底解説
Windows 10の起動時に「ディスクエラーを修復しています。これには1時間以上かかることがあります」というメッセージが表示されたまま先へ進まない――そんな経験はありませんか?多くのユーザーから「ノートパソコンの電源を入れるとWindows 10のロゴが一瞬表示された後画面が真っ黒になり、しばらくして『自動修復を準備しています』→『PCを診断しています』と切り替わった後、『ディスクエラーを修復しています』の状態で何時間も固まってしまう」という報告が寄せられています。
この問題の主な原因は、Windowsの起動ファイルの破損・欠損、あるいはディスクドライブ上の不良セクタです。また、前回シャットダウンが正しく行われなかった場合や、停電などの理由でPCの電源が予期せず遮断された場合にも発生しやすくなります。ここでは、この問題を解決するための効果的な対処法を順番に紹介します。
作業前に確認しておきたいこと
- 外付けHDDやUSBメモリなど、不要な周辺機器が接続されている場合はすべて取り外してください。Windowsセットアップがデバイスの検出を試みて、起動が妨げられることがあります。
- ネットワーク(LANケーブルやWi-Fi)に接続している場合は、あらかじめ切断しておきましょう。
- CHKDSK(チェックディスク)はディスクの問題をスキャンして修復する有効なツールですが、完了までに非常に長い時間がかかることがあります。処理が進行中であれば、中断せずに完了まで待つことをおすすめします。ただし、再起動後も同じ症状が繰り返される場合は、以下の解決策を試してみてください。
スタートアップ修復を実行する
Windows 10が正常に起動しない場合、最初に試すべき最も推奨される方法がスタートアップ修復です。これにより、Windows 10の起動を妨げている問題が自動的に検出・修復されます。
Windowsが正常に起動しないため、詳細オプションへアクセスするにはWindows 10のインストールメディアが必要です。お持ちでない場合は、Microsoft公式サイトのツールを使って事前に作成しておきましょう。
- インストールメディア(DVDまたはUSB)をPCに挿入します。
- PCをシャットダウンし、電源投入時に「F12」キーを押してブートメニューを開き、起動ドライブをインストールメディアに変更します(機種によってはF2やDeleteキーの場合もあります)。
- 「CDまたはDVDから起動するには、任意のキーを押してください」というメッセージが表示されたら、任意のキーを押します。
- 言語(時刻)とキーボードの種類を選択します。
- 「コンピューターを修復する」を選択します。
- 「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「スタートアップ修復」の順にクリックします。
- 修復が完了するまで待ちます。
- 完了したらインストールメディアを取り外し、PCを再起動してWindows 10が通常どおり起動するか確認します。

BCD(ブート構成データ)を再構築する
スタートアップ修復でも問題が解決しない場合は、再度詳細オプションから「コマンドプロンプト」を選択します。開いたウィンドウで、以下のコマンドを順に実行してブート構成データ(BCD)の修復と再構築を行います。
- Bootrec /fixmbr
- Bootrec /fixboot
- Bootrec /rebuildbcd
- Bootrec /scanos
実行後、PCを再起動し、今度はWindows 10が正常に起動するかどうかを確認してください。

セーフモードで起動する
上記の方法でも解決せず、Windows 10が依然として「ディスクエラーを修復しています」のまま固まる場合は、セーフモードで起動してみましょう。セーフモードとは、起動に最低限必要なシステムプログラムとサービスのみを読み込むWindowsの診断モードです。この状態で起動できれば、トラブルシューティングを実施して問題を特定・修正できます。
セーフモードで起動する手順:
- もう一度「詳細オプション」を開きます。
- 今度は「スタートアップ設定」をクリックします。
- 「再起動」をクリックし、再起動後に「F4」キーでセーフモード、「F5」キーでネットワーク機能付きセーフモードを選択します。

破損したシステムファイルをチェック・修復する
システムファイルの破損や欠損も、この問題のよくある原因の一つです。何らかの理由でシステムファイルが破損・欠落すると、Windows 10が正常に起動しなかったり、ディスク修復中に長時間固まったりといったさまざまな不具合につながります。そこで、DISMコマンドとシステムファイルチェッカー(SFC)ユーティリティを実行し、欠損・破損したシステムファイルを検出して正しいものに復元することをおすすめします。
- 「cmd」と検索し、コマンドプロンプトを右クリックして「管理者として実行」を選択します。
- まずDISMコマンドを実行します:DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- 続いてシステムファイルチェッカーを実行します:sfc /scannow
- SFCユーティリティは、破損・欠落したシステムファイルを検出すると、%WinDir%\System32\dllcache内のキャッシュから自動的に復元します。
- スキャンが完了したらPCを再起動します。
- Windowsが正常に起動するかどうかを確認しましょう。

さらに、chkdskユーティリティを拡張パラメータ /f /r を付けて手動で実行すれば、ディスクドライブのエラーや不良セクタを検出・修復できます。
Windows 10のディスク修復(自動回復)を無効化する方法
「ディスクエラーを修復しています。これには1時間以上かかることがあります」という起動時のディスク修復自体を完全に無効化したい場合は、以下の手順に従ってください。
- インストールメディアからPCを起動し、インストール画面はスキップします。
- 次の画面で「Shift + F10」キーのショートカットを押してコマンドプロンプトを開きます。
- コマンド bcdedit と入力してEnterキーを押します。
- ブートオプションの一覧が{GUID}識別子とともに表示されます。resumeobjectという行を含む項目を探します。
- resumeobjectを含む識別子をメモまたはコピーします。

続いて、以下のコマンドを入力し、Enterキーで実行します。
bcdedit /set {GUID} recoveryenabled No
※上記コマンドの {GUID} の部分は、先ほどコピーした識別子に置き換えてください。
これにより、インストール済みOSの自動回復機能が無効化されます。なお、自動修復をオフにすると問題発生時に自動で修復されなくなるため、実行するかどうかは慎重に判断してください。
これらの解決策でWindows 10の「ディスクエラーを修復しています」の問題は解決しましたか?コメント欄でぜひ教えてください。あわせて以下の関連記事もおすすめです。
- Windows 10アップデート後にスタートメニューが動かないときの直し方
- Windows 10起動ループで「page fault in nonpaged area」が発生する5つの解決策
- Windows 10でDISMエラー0x800f081f(ソースファイルが見つかりません)が出たときの対処法
- Windows 10でGoogle Chromeの「クラスが登録されていません」エラーを修正する方法
- 解決済み:Windows 10のDriver_power_state_failureブルースクリーンエラーへの対策
-
Windows 10 21H2アップデートがダウンロード中に止まる原因と対処法を徹底解説
ついにMicrosoftが、全ユーザー向けにWindows 10 Version 21H2(2021年11月の機能更新プログラム)をリリースしました。今回の大型アップデートには、多数の改善点といくつかの新機能が含まれています。通常、Windows Updateのページに更新プログラムが表示されたら、「ダウンロードとインストール」をクリックすることで導入できます。インストール手順自体は普段のWindows Updateと変わりませんが、一部のユーザーからダウンロードが特定の割合で止まってしまうという報告が寄せられています。1〜2時間待っても0%や33%など同じ数値のまま変化しないケースもあるよう
-
Windowsが「自動修復」ループから抜け出せないときの対処法を徹底解説
Windowsの自動修復(Automatic Repair)は、起動時に発生するさまざまなエラーを診断し、トラブルシューティングしてくれる便利な機能です。システムが2〜3回連続で正常に起動できなかった場合、このツールが自動的に複数の診断テストを実行し、デバイスの起動を妨げている問題を検出・修復しようとします。 しかし、場合によっては自動修復ツールが問題を解決するどころか、無限に再起動を繰り返す「自動修復ループ」に陥ることがあります。Windows 10が自動修復ループで固まってしまうという報告は多く、原因と解決策を知りたい方も少なくありません。本記事では、その原因と具体的な対処法を詳しく解説し