Windows 11でタスクバーが応答しない・消えるときの対処法13選
Windows 11には多くの改善点がありますが、その一方でタスクバーはWindows 10と比べて機能が劣化しており、「タスクバーが消える」「真っ白になる」「クリックしても反応しない」といった不具合が発生しやすいという声も少なくありません。タスクバーに関するトラブルの原因はさまざまですが、本記事ではWindows 11のタスクバーが正常に動作しない場合に試したい対処法を13個、順番にわかりやすく解説します。
1. Windowsエクスプローラー(タスクバーサービス)を再起動する
最初に試すべきは、タスクマネージャーからWindowsエクスプローラーを再起動して、タスクバー関連のサービスを再起動する方法です。
Windowsエクスプローラーは、ファイルエクスプローラーやタスクバー、スタートメニューといったWindowsのシェル部分を制御しています。これを再起動することで、タスクバーが動かなくなる原因となっている一時的な問題を解消できる可能性があります。
- Ctrl + Shift + Escキーを押してタスクマネージャーを開きます。Ctrl + Alt + Deleteキーを押して「タスクマネージャー」を選択する方法でも構いません。
- タスクマネージャーの「プロセス」タブから「Windowsエクスプローラー」を探し、選択したうえで「タスクの終了」または「再起動」ボタンをクリックします。エクスプローラーが再起動し、タスクバーが正常に戻れば成功です。
- 「プロセス」「パフォーマンス」などのタブが表示されていない場合は、簡易表示モードになっています。「詳細」をクリックしてタスクマネージャーを拡張表示に切り替えてから、手順2を実行してください。
2. PCを再起動する
エクスプローラーの再起動で改善しない場合は、PC自体の再起動を試してみましょう。一時的な不具合によってタスクバーが応答しなくなるケースは多く、再起動だけで解決することも珍しくありません。
ただし、タスクバーが動作していない状態では、スタートメニューからの通常の再起動操作は行えません。以下の手順で再起動してください。
- キーボードで Ctrl + Alt + Delete を同時に押します。
- 管理画面が表示されたら、画面右下の電源アイコンをクリックし、「再起動」を選択します。
3. タスクバーを自動的に隠す設定をオフにする
Windows 11のタスクバーが勝手に隠れてしまう場合は、自動的に隠す設定を無効化しましょう。
- 設定アプリを開きます。タスクバーが動作しないため、タスクマネージャー経由で開きます。Ctrl + Shift + Escキーでタスクマネージャーを起動してください。
- タスクマネージャーが開いたら、「ファイル → 新しいタスクの実行」をクリックします。
- 「新しいタスクの作成」というポップアップウィンドウが開くので、
ms-settings:と入力して「OK」をクリックします。
- Windows 11の設定画面が開くので、「個人用設定 → タスクバー」へ移動します。
- 画面を下にスクロールし、「タスクバーの動作」セクションを展開します。「デスクトップ モードでタスク バーを自動的に隠す」のチェックを外してください。
4. タスクバーの配置を中央に変更する
実際のユーザーの間では、タスクバーのアイコン配置を「左」から「中央」に変更したところ、タスクバーが応答しなくなる問題が解消されたという報告もあります。
- 前項の手順1〜4と同じ方法でタスクバーの設定画面を開きます。
- 「タスクバーの動作」セクションを展開します。
- 「タスクバーの配置」の横にあるドロップダウンボックスで「中央揃え」を選択します。
5. すべてのディスプレイでタスクバーを表示する
マルチモニター環境を使用していて、サブディスプレイ側でタスクバーが動作しない場合は、複数ディスプレイに関するタスクバー設定を確認しましょう。
- 前述の方法と同様に、タスクマネージャー経由で設定アプリを開きます。
- 「個人用設定 → タスクバー」へ移動し、「タスクバーの動作」を展開します。「すべてのディスプレイにタスク バーを表示する」にチェックを入れます。あわせて、「複数のディスプレイ使用時に、タスク バー アプリを表示する場所」の設定も好みに合わせて変更してください。
注:スクリーンショットでは設定がグレー表示になっていますが、これは複数ディスプレイ環境ではないためです。
6. システムファイルを修復する
次に、タスクバーが動作しない原因となっている破損したシステムファイルの修復を試みます。とはいえ、システムファイルを手作業で編集する必要はありません。Windowsには、PC内のエラーをスキャンして自動的に修復してくれる「システム ファイル チェッカー(SFC)」という標準ツールが備わっています。
以下の手順に従ってください。
- Ctrl + Shift + Escのショートカットキーでタスクマネージャーを開きます。
- 「ファイル → 新しいタスクの実行」を選択します。
- 「新しいタスクの作成」ウィンドウに
CMDと入力してコマンドプロンプトを起動します。この際、「このタスクに管理者特権を付与して作成します」にチェックを入れてから「OK」をクリックしてください。
sfc /scannowコマンドを入力し、Enterキーを押します。
- Windows 11がコマンドを実行し、破損ファイルの検出と修復を行うまで待ちます。完了したらコマンドプロンプトを閉じましょう。
sfc /scannowは比較的短時間で終わる簡易チェックです。このコマンドで問題が解決しなかった場合は、より詳細なチェックを行えるDISMコマンドを実行します。コマンドプロンプトを再度開き、以下のコマンドを1行ずつ順番に入力してください。
Dism /Online /Cleanup-Image /ScanHealth Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
7. 高速スタートアップを無効化する
起動時にタスクバーが表示されてもボタンやアイコンが出てこないという症状の場合は、「高速スタートアップ」を無効化すると改善することが知られています。以下の手順で設定を変更してください。
- Ctrl + Shift + Escのショートカットキーでタスクマネージャーを開きます。
- 「ファイル → 新しいタスクの実行」を選択します。
- 「新しいタスクの作成」ウィンドウに「Control panel」と入力します。
- 表示形式がアイコンになっていれば「電源オプション」をクリックします。それ以外の場合は、「ハードウェアとサウンド → 電源オプション」へ移動してください。
- 左サイドバーにある「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
- シャットダウン設定の中にある「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外し、「変更の保存」をクリックします。
- チェックボックスがグレー表示で選択できない場合は、上部の「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。これでシャットダウン設定が編集できるようになるので、「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外してください。
8. PCの日付と時刻を変更する
意外に思われるかもしれませんが、PCの日付と時刻を1か月先に変更することでタスクバーの不具合が解消されるケースもあります。以下の手順で試してみてください。
- タスクマネージャーを開き、「ファイル → 新しいタスクの実行」を選択します。
- 新しいタスクウィンドウに「Control Panel」と入力してコントロールパネルを開きます。
- コントロールパネルから「日付と時刻」を開きます。
- 「日付と時刻」タブで「日付と時刻の変更」をクリックし、月を翌月に変更します。
- 続いて「インターネット時刻」タブを開き、「設定の変更」をクリックします。
- 「インターネット時刻サーバーと同期する」のチェックを外し、「OK」をクリックします。
9. Windows OSを最新版に更新する
タスクバーが動作しない原因として、PCにインストールされているWindows 11のバージョンが古い、あるいは特定のビルドに不具合があることも考えられます。利用可能な更新プログラムを確認し、Windows 11を最新版にアップデートしましょう。
- タスクマネージャー経由で設定アプリを開きます。
- 「Windows Update」へ移動し、「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックします。
3. 更新プログラムが見つかった場合は、指示に従ってインストールしてください。
10. タスクバーのレジストリを調整する
ここまでの方法でもタスクバーが正常に動作しない場合は、レジストリの値を変更することで改善する可能性があります。
- タスクマネージャーを開きます。
- 「ファイル → 新しいタスクの実行」を選択し、ウィンドウに
regeditと入力して「OK」をクリックすると、レジストリエディターが起動します。
ヒント:レジストリを編集する前に、必ずWindowsレジストリのバックアップを作成しておきましょう。
- 「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced」キーへ移動します。「TaskbarSi」をダブルクリックしてください。
- 値のデータが「0」に設定されている場合は「1」に変更し、「OK」をクリックします。
- 手順1と同じ方法でWindowsエクスプローラーを再起動します。
11. タスクバーを再登録する
何らかのトラブルによってタスクバーの登録情報が壊れている場合、正しく動作しなくなることがあります。この場合は、Windows PowerShellを使ってタスクバーを再登録することで修復できます。
- タスクマネージャーを開き、「ファイル → 新しいタスクの実行」を選択します。
- 「新しいタスクの作成」ポップアップに「Powershell」と入力してWindows PowerShellを起動します。「このタスクに管理者特権を付与して作成します」にチェックを入れ、「OK」をクリックしてください。
- Windows PowerShellのウィンドウが開いたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Get-AppXPackage -AllUsers | Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register "$($_.InstallLocation)\AppXManifest.xml"}
- コマンドの処理が完了するまで待ちます。終了したら、Windowsエクスプローラーを再起動してください。
12. Windowsセキュリティスキャンを実行する
最近アプリをインストールしたり、信頼できないソースからファイルをダウンロードしたりした場合、悪意のあるファイルや破損したファイルに感染している可能性があり、それがタスクバーの不具合につながっていることがあります。最近追加したアプリやファイルを削除するのも一つの方法ですが、まずはWindowsセキュリティのスキャンで問題を検出・修復するのが手軽です。
- 設定アプリを開きます。
- 「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」をクリックします。
- 「ウイルスと脅威の防止」を開き、「クイックスキャン」をクリックします。
- クイックスキャンのオプションが表示されない場合は、「アプリを開く」をクリックしてサードパーティ製のウイルス対策ソフトを起動し、そちらでPCをスキャンしてください。
13. 問題のある更新プログラムをアンインストールする
多くのユーザーの報告によると、PCにインストールされたセキュリティ更新プログラムに不具合があり、タスクバーの問題を引き起こすケースがあります。特にKB5006674と呼ばれる更新プログラムは、タスクバーへの悪影響が報告されています。該当する更新プログラムがインストール済みの場合は、以下の手順でアンインストールしましょう。
- PCのコントロールパネルを開きます。
- 「プログラムと機能」へ移動します。
- 右側のパネルにある「インストールされた更新プログラムの表示」をクリックします。
- 「Microsoft Windows 用更新プログラム(KB5006674)」を探し、右クリックして「アンインストール」を選択します。
まとめ
以上、Windows 11でタスクバーが応答しなくなる問題に対する13の対処法をご紹介しました。軽微なものから順番に試していけば、大半のケースは解決できるはずです。タスクバーが復活したら、今度はプロのようにタスクバーをカスタマイズして快適な作業環境を整えてみてはいかがでしょうか。また、Windows 11にGoogle Playストアをインストールする方法についても参考になりますよ。
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