Windows 10でサムネイルが表示されないときの対処法10選
サムネイルは、画像や動画の中身を小さなプレビューでひと目で確認できる便利な機能です。ファイルを開いたり名前を確認したりしなくても内容がわかるため、作業時間を大幅に節約してくれます。
しかし、Windowsではサムネイルに関するトラブルが発生することがあります。特定のフォルダだけ表示されなくなったり、特定のファイル形式だけで機能しなくなったり、場合によってはPC内のすべてのファイルでサムネイルが表示されなくなることもあります。本記事では、サムネイルを再び表示させるための正しいツールと設定方法を、順番に解説していきます。
1. エクスプローラーで適切な表示設定を選択する
Windows 10には、ファイルやフォルダの表示方法に関する多くのオプションが用意されています。ただし、すべての表示モードがサムネイルプレビューに対応しているわけではありません。エクスプローラーを開き、「表示」タブから以下のいずれかを選択してください。
- 特大アイコン
- 大アイコン
- 中アイコン
- タイル
- コンテンツ
これらの表示モードではサムネイルが正しく表示されます。まずはいずれかを選んで問題が解決するか試してみましょう。改善しない場合は、原因が別の場所にあると考えられます。
2. フォルダの設定を既定に戻す
特定のフォルダを開いたときだけ問題が起こる場合は、そのフォルダの設定を既定に戻すことで解決できる可能性があります。手順は以下の通りです。
- 問題のフォルダを開きます。
- 空いているスペースを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「カスタマイズ」タブを開きます。
- 「既定に戻す」ボタンをクリックします。
3. エクスプローラーの設定を初期状態に戻す
どのフォルダを開いてもサムネイルが表示されない場合は、エクスプローラー自体の設定に問題があるかもしれません。設定を初期化することで解決できることがあります。
- エクスプローラーを起動します。
- 「ファイル」メニューから「フォルダーおよび検索オプションの変更」を選択します。
- 「全般」タブで「規定に戻す」をクリックします。
- 「表示」タブに切り替えて、再度「規定に戻す」ボタンをクリックします。
設定を元に戻したら、ファイルやフォルダのサムネイルが表示されるか確認してください。それでも改善しない場合は、次の方法を試しましょう。
4. エクスプローラーのオプションを確認する
Windowsは「アイコン」と「サムネイル」のどちらか一方のみを表示する仕組みになっています。アイコンしか表示されない場合は、エクスプローラーの設定を確認しましょう。
- コントロールパネルを起動します。
- 「表示方法」を「小さいアイコン」または「大きいアイコン」に変更します。
- 「エクスプローラーのオプション」をクリックします。
- 「表示」タブを開きます。
- 「ファイルおよびフォルダー」の項目にある「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」のチェックを外します。
- 「適用」→「OK」をクリックして設定を保存します。
5. 既定のアプリを変更する
特定のファイル形式だけサムネイルが表示されない場合、Windowsがそのファイルを開くアプリを認識できていないことが原因です。この場合は、既定のアプリを設定し直す必要があります。
ファイルを右クリックし、「プログラムから開く」→「別のプログラムを選択」に進みます。一覧からアプリを選ぶか、「その他のアプリ」をクリックして別の候補を探します。最後に「常にこのアプリを使って開く」にチェックを入れてください。
これでWindowsは選択したアプリでそのファイル形式を開くようになり、サムネイルも表示されるようになります。
6. サムネイルのキャッシュを削除する
サムネイルが表示されなくなる原因として、キャッシュの破損・損傷も考えられます。幸い、Windowsに標準搭載されたツールを使えば簡単に解決できます。
ディスククリーンアップでサムネイルのキャッシュを削除する手順は以下の通りです。
- スタートメニューの検索バーに「ディスククリーンアップ」と入力し、一致するアプリを選択します。
- 「削除するファイル」の一覧から「サムネイル」以外のチェックをすべて外します。
- 「OK」をクリックして処理を開始します。
処理が完了するとキャッシュが削除され、Windowsが自動的にキャッシュを再構築してサムネイルを表示します。
注意: PCに複数のドライブがある場合は、Windows 10がインストールされているドライブを選択してください。
7. マルウェアをスキャンする
サムネイルが表示されないことに加えて、アプリのクラッシュや全体的な動作の遅さなどの症状がある場合は、マルウェアに感染している可能性もあります。
Windowsは常時マルウェアを監視していますが、手動でのスキャンも実行できます。手順は以下の通りです。
- 「Win + I」キーを押して「設定」を開きます。
- 「更新とセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」に移動します。
- 「Windowsセキュリティを開く」ボタンをクリックします。
- 「ウイルスと脅威の防止」を選択します。
- 「クイックスキャン」をクリックします。
WindowsセキュリティがPC内を検査し、結果をレポートとして表示してくれます。
8. パフォーマンスオプションを確認する
サムネイル非表示への別のアプローチとして、視覚効果の設定を見直す方法があります。難しく聞こえますが、変更が必要なのはごくわずかな項目だけです。
- 「設定」を開きます。
- 「システム」→「バージョン情報」に移動します。
- 画面を下にスクロールし、「システムの詳細設定」を選択します。
- 「詳細設定」タブのパフォーマンス欄にある「設定」ボタンをクリックします。
- 「タスクバーのサムネイルを保存する」と「アイコンの代わりに縮小版を表示する」にチェックを入れます。
- 「適用」→「OK」をクリックして設定を保存します。
9. グループポリシーを確認する
Windows 10のトラブルシューティングでは、グループポリシーエディターを編集する場面がよくあります。Windowsの動作に関わる重要なサービスやプロセスの多くがここに含まれているためです。
- 「Win + R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを表示します。
- 「gpedit.msc」と入力して「OK」をクリックします。
- 「ユーザーの構成」→「管理用テンプレート」→「スタート メニューとタスクバー」へ移動します。
- 右側のペインから「タスクバーのサムネイルを無効にする」を開きます。
- 「無効」を選択します。
- 「適用」→「OK」をクリックします。
確認が必要なのはこれだけではありません。「ユーザーの構成」→「管理用テンプレート」→「Windows コンポーネント」→「エクスプローラー」へ移動し、「縮小版の表示をオフにする」を開きます。こちらも同様に「無効」を選択して「適用」をクリックしてください。
設定を変更したら、PCを再起動してサムネイルが表示されるか確認しましょう。
10. Windowsレジストリを編集する
グループポリシーと同様に、Windowsレジストリにも重要なシステム設定が多数格納されています。このレジストリを編集することで、サムネイルが表示されない問題を修正できます。
※編集前にレジストリのバックアップを作成しておくことをおすすめします。
- スタートメニューの検索バーに「regedit」と入力し、「管理者として実行」を選択します。
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Microsoft」→「Windows」→「CurrentVersion」→「Policies」へ移動します。
- 「Explorer」キーを開きます。
- 右側のペインの空きスペースを右クリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値」を選択します。
- 値の名前を「DisableThumbnails」とします。
- 値のデータが「0」になっていることを確認します。もし「1」に設定されている場合は「0」に変更するか、該当する値そのものを削除してください。
- 「OK」をクリックします。
- レジストリエディターを閉じて、PCを再起動します。
Windows 10にサムネイルを取り戻そう
サムネイル表示はシステムの中でも地味な機能ですが、間違いなく役立つものです。今回紹介した対処法を一つでも試せば、ファイルやフォルダのサムネイルを復活させられるはずです。
また逆に、写真などを他人に勝手に見られたくない場合は、サムネイルをあえて無効化するという選択肢もあります。
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