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Gmailから移行してプライバシーを取り戻す方法|6ステップ完全ガイド

Gmailから移行してプライバシーを取り戻す方法|6ステップ完全ガイド

Gmailは、Googleの他の製品と同じく、プライバシーの観点では決して評価できるサービスではありません。しかし同時に、現時点で最も完成度の高いWebメールサービスの一つでもあります。だからこそ多くのユーザーは、スパムのない快適なメール環境と引き換えに、ある程度のデータ収集には目をつぶってきたのです。ところが、Facebookをはじめとするテック企業のプライバシー問題が相次いだことで、SNSやコミュニケーション基盤の利便性のために差し出してきた個人情報への不安が、ユーザーの間で急速に高まっています。

Googleは2017年にユーザーメールのスキャンを停止したと説明していますが、ユーザー自身が承認すれば、サードパーティ製アプリによるメールスキャンは現在も許容されています。Gmailからの移行を検討し始めたなら、本記事で紹介する手順に従って、Googleという巨大エコシステムから最小限のストレスで切り離し、プライバシーを取り戻しましょう。

1. 新しいプライベートメールアドレスを作成する

まずは、プライバシーを尊重してくれるメールサービスを選びましょう。注意したいのは、その「尊重」には対価が必要になるケースがほとんどだという点です。無料のWebメールサービスは、そのほぼすべてが広告配信を目的にメールデータを利用しています。データを吸い取らない無料アカウントとして確認できているのは、プライバシー重視系サービスが提供するトライアル用の小容量プランくらいですが、メインアカウントとして使うには機能不足です。ファイブアイズ(英米加豪NZの情報同盟)圏外で安全なメール環境を求めるなら、ProtonMailの利用を検討してみてください。

2. 旧アドレスから必要なメールだけを転送する(プロキシ経由も可)

メールアドレスをGoogleに直接渡したくない場合は、別のサービスで匿名アカウントを作成し、プロキシのように活用する方法があります。転送完了後に通信記録を確実に消去してくれるサービスを選べば、安心して運用できます。

設定手順は以下の通りです。

  1. Gmailホーム画面の右上にある歯車アイコンをクリックし、ドロップダウンから「設定」を選択します。
Gmailから移行してプライバシーを取り戻す方法|6ステップ完全ガイド
  1. ページ上部の「転送とPOP/IMAP」タブを開きます。
Gmailから移行してプライバシーを取り戻す方法|6ステップ完全ガイド
  1. 最初のセクション「転送」で、「受信メールを指定アドレスに転送する」のラジオボタンを選択し、転送先アドレスを入力します。
  2. 「転送」セクション内の2つ目のドロップダウンで、「Gmailのコピーを削除する」を選びます。
  3. ページ下部の「変更を保存」をクリックして設定を反映させます。

3. Webサービスの登録メールアドレスを変更する

ここが最も根気の要る工程です。GmailアドレスをログインIDとして登録しているすべてのWebサービスで、メールアドレスを新しいものに変更しておきましょう。放置すると、パスワード再設定メールを受け取るために、Gmailアカウントを半永久的に維持する羽目になります。もちろん受信箱が空なら、Googleにとってあなたの生活に関する有益なデータにはなりません。しかし、解除し忘れたニュースレターや古いアドレス帳からの自動補完などにより、アカウントが有効な限り何らかのメールは届き続けるものです。

アカウントの使用歴が長いほど、流入メールを完全に断つのは困難になります。どれだけ几帳面にメルマガを解除しても、メールアドレスリスト業者があなたのアドレスの流通を止めてくれることはありません。興味関心ベースのリストに名前が残ったままでは、Googleが他の手段では捉えられなかったあなたの活動や関心事の情報源になりかねません。

4. 「Googleでログイン」を利用しているサービスを移行する

Googleアカウントを使ったソーシャルログイン(OAuthログイン)で他サイトに登録している場合は、Googleアカウントを完全に閉を完全に閉鎖する前に、該当アカウントをメールアドレス+パスワード方式へ移行する必要があります。サービスによっては移行機能が用意されておらず、新規登録し直すしかないケースもあります。

これは偶然の仕様ではありません。「Googleでログイン」の第一の目的は、サードパーティサイト上でのユーザー情報の収集にあります。そして第二の目的こそ、Googleサービスへの依存を深め、競合サービスへの移行コストを引き上げることにあります。「もう面倒だ、このアカウントはこのままにしておこう」と思ったその瞬間、その判断を一番望んでいるのが誰なのかを思い出してください。

5. 自動返信を設定する(任意)

アドレス変更を広く告知したいなら、連絡先限定の自動返信(バケーションレスポンダー)が便利です。既存のGmail連絡先にのみ返信するよう設定するには、以下の手順を実行してください。

  1. Gmail受信トレイ画面の歯車アイコンをクリックし、ドロップダウンメニューから「設定」を選択します。
  2. ページ最下部の「休暇中の自動返信」セクションまでスクロールし、返信文を入力します。
  3. スパマーに新アドレスを教えてしまわないよう、「連絡先に登録されている人にのみ返信する」にチェックを入れます。
Gmailから移行してプライバシーを取り戻す方法|6ステップ完全ガイド
  1. 有効期限を適切な期間(たとえば1年)に設定します。
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  1. ページ下部の「変更を保存」をクリックして設定を確定します。

6. Googleアカウントを閉鎖する

Googleアカウントを削除する前に、個人データのバックアップをダウンロードしておくことを強くおすすめします。削除を実行すると、データは恒久的にアクセス不能になります。

削除の準備が整ったら、以下の手順に従ってください。

  1. Googleアカウントにログインします。
  2. 左側メニューの「データとカスタマイズ」をクリックします。
  3. 「ダウンロード、削除、またはデータに関する計画」パネルに移動し、「サービスまたはアカウントの削除」をクリックします。
  4. 「Googleアカウントを削除」の項目にある「アカウントを削除」をクリックします。

まとめ

Gmailを卒業し、よりプライバシーとセキュリティに配慮したメールサービスへ乗り換える手順そのものは決して複雑ではありません。ハードルになるのは、作業を最後までやり遂げる手間、特に長年Gmailを使い込み、あらゆるサービスのログインに紐付けてきた場合の地道な移行作業です。とはいえ、Googleの掌握から自らを解放するために費やす時間は、長い目で見れば十分に見合う投資と言えるでしょう。


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