【Python】pandasでId列とAge列の上位2つ・下位2つの値の変化率を計算する方法
はじめに
pandasのDataFrameにおいて、Id列とAge列の値について、先頭2行および末尾2行の変化率(パーセント変化)を計算する方法を解説します。
今回作成するコードの出力イメージは以下の通りです。
Id and Age-top 2 values
Id Age
0 NaN NaN
1 1.0 0.0
Id and Age-bottom 2 values
Id Age
3 0.000000 -0.071429
4 0.666667 0.000000
解決の手順
この問題は、以下の手順で解決できます。
- まず、対象となるDataFrameを定義します。
df[['Id','Age']].pct_change()に対してスライス[0:2]を適用し、先頭2行の変化率を取得します。df[['Id','Age']].pct_change()に対してスライス[-2:]を適用し、末尾2行の変化率を取得します。
先頭2行の変化率を取得するコード:
df[['Id','Age']].pct_change()[0:2]
末尾2行の変化率を取得するコード:
df[['Id','Age']].pct_change()[-2:]
サンプルコード
実際のコードを見てみましょう。以下の例では、Id・Age・Mark の3列を持つDataFrameを作成し、Id列とAge列のみを抽出して変化率を計算しています。
import pandas as pd
df = pd.DataFrame({"Id": [1, 2, 3, None, 5],
"Age": [12, 12, 14, 13, None],
"Mark": [80, 90, None, 95, 85],
})
print("Dataframe is:\n", df)
print("Id and Age-top 2 values")
print(df[['Id', 'Age']].pct_change()[0:2])
print("Id and Age-bottom 2 values")
print(df[['Id', 'Age']].pct_change()[-2:])
実行結果
Dataframe is:
Id Age Mark
0 1.0 12.0 80.0
1 2.0 12.0 90.0
2 3.0 14.0 NaN
3 NaN 13.0 95.0
4 5.0 NaN 85.0
Id and Age-top 2 values
Id Age
0 NaN NaN
1 1.0 0.0
Id and Age-bottom 2 values
Id Age
3 0.000000 -0.071429
4 0.666667 0.000000
補足:pct_change()メソッドのポイント
pct_change() は、現在の行の値と直前の行の値との間の変化率を計算するpandasの便利なメソッドです。押さえておきたいポイントは以下の通りです。
- 最初の行には比較対象となる「前の行」が存在しないため、結果は必ず
NaNになります。 - 元のデータに欠損値(
NoneやNaN)が含まれている場合、その位置に関わる計算結果もNaNになります。 - 変化率は「(現在の値 − 前の値) ÷ 前の値」で求められます。例えば、末尾2行の
Id列では(5 − 3) ÷ 3 = 0.666667という結果になっています。
このように、スライスと組み合わせることで、DataFrameの任意の範囲(先頭や末尾など)の変化率を簡単に抽出できます。時系列データの増減率の分析などにも応用できるので、ぜひ活用してみてください。
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