文字列を英数字順(辞書順)に並べ替えるアルゴリズムとC++実装例
与えられた文字列のリストを、英数字順(辞書順)に並べ替えるアルゴリズムを解説します。例えば「Apple」「Book」「Aim」という3つの単語がある場合、これらは「Aim」「Apple」「Book」の順に並べ替えられます。また、リストに数値が含まれている場合は、文字コードの順序に従って、英字の文字列よりも前に配置されます。
入力と出力
Input: 文字列のリスト: Ball Apple Data Area 517 April Man 506 Output: ソート後の文字列: 506 517 Apple April Area Ball Data Man
アルゴリズム
ここでは、隣り合う要素同士を比較して必要に応じて入れ替える「バブルソート」の仕組みを利用します。大まかな流れは以下のとおりです。
sortStr(strArr, n)
入力: ソート対象のすべての文字列のリスト、および要素数
出力: 英数字順に並べ替えられた文字列
Begin
for round := 1 to n-1, do
for i := 0 to n-round, do
res := compare str[i] and str[i+1] //正・負・0 のいずれかを返す
if res > 0, then
swap str[i] and str[i+1] //2つの文字列を入れ替える
done
done
End
文字列の比較には compare() 関数を使用します。この関数は2つの文字列を辞書順で比較し、前の文字列の方が大きければ正の値、小さければ負の値、等しければ 0 を返します。比較結果が正の値となったときだけ隣接する2つの文字列を入れ替えていくことで、リスト全体が昇順に整列していきます。
C++による実装例
#include<iostream>
#define N 8
using namespace std;
void display(int n, string str[]) {
for(int i = 0; i<n; i++)
cout << str[i] << " "; //配列内の文字列を表示
cout << endl;
}
void sortStr(int n, string str[]) {
int i, round, res;
for(round = 1; round<n; round++)
for(i = 0; i<n-round; i++) {
res = str[i].compare(str[i+1]);
if(res > 0)
swap(str[i], str[i+1]); //文字列を入れ替える
}
}
main() {
string str[N] = {"Ball", "Apple", "Data", "Area", "517", "April", "Man", "506"};
cout << "Strings before sort:" << endl;
display(N, str);
sortStr(N, str);
cout << "Strings after sort:" << endl;
display(N, str);
}
実行結果
Strings before sort: Ball Apple Data Area 517 April Man 506 Strings after sort: 506 517 Apple April Area Ball Data Man
実行結果を見ると、数値の「506」と「517」が先頭に来て、その後ろに英字の文字列が「Apple」「April」「Area」「Ball」「Data」「Man」の順に並んでいることが確認できます。これは、ASCIIコードでは数字('0'〜'9')が英大文字('A'以降)よりも小さい値を持つためです。したがって、数値文字列は常に英字の文字列より前方に配置されます。
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