シェルソートとは?仕組み・計算量・C++実装コードをわかりやすく解説
シェルソート(Shell Sort)は、挿入ソートを改良したソートアルゴリズムです。通常の挿入ソートでは、要素を正しい位置に挿入する際に、隣接要素との比較・移動を繰り返すため、大きなブロックを何度もシフトしなければならないケースがあります。
シェルソートでは、あらかじめ一定の間隔(ギャップ)を設定して離れた位置にある要素同士を比較・交換することで、大規模なデータ移動を効率的に削減できます。各パスが終了するごとにギャップを半分に縮小していき、最終的にギャップが1になった時点でほぼ整列された状態になるため、挿入ソートよりも高速に動作します。
シェルソートの計算量
- 時間計算量: 最良の場合は O(n log n)。その他のケースでは、採用するギャップ列(間隔の減らし方)に依存します。
- 空間計算量: O(1) — 入力配列以外に追加のメモリをほとんど必要としません。
入力と出力の例
入力: 未ソートのリスト: 23 56 97 21 35 689 854 12 47 66 出力: ソート前の配列: 23 56 97 21 35 689 854 12 47 66 ソート後の配列: 12 21 23 35 47 56 66 97 689 854
アルゴリズム
shellSort(array, size)
入力 − データの配列と、その配列内の要素の総数
出力 − ソート済みの配列
Begin
gap := size / 2 から開始し、gap > 0 の間、gap を gap / 2 ずつ更新しながら繰り返す
j := gap から size - 1 まで繰り返す
k := j - gap から 0 まで、gap ずつ減少させながら繰り返す
もし array[k+gap] >= array[k] ならば
break
そうでなければ
array[k + gap] と array[k] を入れ替える
done
done
done
EndC++による実装例
#include<iostream>
using namespace std;
void swapping(int &a, int &b) { //aとbの中身を入れ替える
int temp;
temp = a;
a = b;
b = temp;
}
void display(int *array, int size) {
for(int i = 0; i<size; i++)
cout << array[i] << " ";
cout << endl;
}
void shellSort(int *arr, int n) {
int gap, j, k;
for(gap = n/2; gap > 0; gap = gap / 2) { //初期ギャップは n/2、以降 gap/2 ずつ減少
for(j = gap; j<n; j++) {
for(k = j-gap; k>=0; k -= gap) {
if(arr[k+gap] >= arr[k])
break;
else
swapping(arr[k+gap], arr[k]);
}
}
}
}
int main() {
int n;
cout << "要素数を入力してください: ";
cin >> n;
int arr[n]; //指定された要素数で配列を作成
cout << "要素を入力してください:" << endl;
for(int i = 0; i<n; i++) {
cin >> arr[i];
}
cout << "ソート前の配列: ";
display(arr, n);
shellSort(arr, n);
cout << "ソート後の配列: ";
display(arr, n);
}実行結果
要素数を入力してください: 10 要素を入力してください: 23 56 97 21 35 689 854 12 47 66 ソート前の配列: 23 56 97 21 35 689 854 12 47 66 ソート後の配列: 12 21 23 35 47 56 66 97 689 854
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