コムソート(Comb Sort)とは?仕組み・計算量・C++実装例を解説
コムソートは、バブルソートの改良版として知られるソートアルゴリズムです。基本的な考え方はバブルソートと共通していますが、両者には重要な違いがあります。
バブルソートでは、毎回のパスにおいて隣接する要素同士を比較して並べ替えます。一方、コムソートでは、あらかじめ決めた一定のギャップ(間隔)を空けた要素同士を比較します。そして、各パスが完了するたびにギャップを縮小していき、最終的にギャップが1になった時点でバブルソートと同じ動作になります。
ギャップを縮小する際の係数(シュリンクファクター)は 1.3 が推奨されています。つまり、各パスが終わるごとにギャップの値を1.3で割っていくことになります。この手法により、バブルソートの弱点である「亀」(配列の末尾近くにある小さな値)の移動が遅い問題を効率的に解消できます。
コムソートの計算量
- 時間計算量: 最良ケースで O(n log n)、平均ケースで O(n²/2p)(pは増分の数)、最悪ケースで O(n²)
- 空間計算量: O(1)
入力と出力
入力: ソートされていないデータ列:108 96 23 74 12 56 85 42 13 47 出力: ソート前の配列:108 96 23 74 12 56 85 42 13 47 ソート後の配列:12 13 23 42 47 56 74 85 96 108
アルゴリズム
CombSort(array, size)
入力: データの配列と、配列内の要素の総数
出力: ソート済みの配列
Begin
gap := size
flag := true
while gap ≠ 1 OR flag = true do
gap = floor(gap/1.3) // 除算後の切り捨て値
if gap < 1 then
gap := 1
flag = false
for i := 0 to size – gap - 1 do
if array[i] > array[i+gap] then
swap array[i] with array[i+gap]
flag = true;
done
done
EndC++による実装例
#include<iostream>
#include<algorithm>
using namespace std;
void display(int *array, int size) {
for(int i = 0; i<size; i++)
cout << array[i] << " ";
cout << endl;
}
void combSort(int *array, int size) {
int gap = size; // ギャップの初期値を配列サイズに設定
bool flag = true;
while(gap != 1 || flag == true) {
gap = (gap*10)/13; // シュリンクファクターでギャップを縮小
if(gap<1)
gap = 1;
flag = false;
for(int i = 0; i<size-gap; i++) { // ギャップを空けて要素を比較
if(array[i] > array[i+gap]) {
swap(array[i], array[i+gap]);
flag = true;
}
}
}
}
int main() {
int n;
cout << "Enter the number of elements: ";
cin >> n;
int arr[n]; // 指定された要素数で配列を作成
cout << "Enter elements:" << endl;
for(int i = 0; i<n; i++) {
cin >> arr[i];
}
cout << "Array before Sorting: ";
display(arr, n);
combSort(arr, n);
cout << "Array after Sorting: ";
display(arr, n);
}実行結果
Enter the number of elements: 10 Enter elements: 108 96 23 74 12 56 85 42 13 47 Array before Sorting: 108 96 23 74 12 56 85 42 13 47 Array after Sorting: 12 13 23 42 47 56 74 85 96 108
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