-
DynomiteデータベースからRedis Enterprise Active-Activeデータベースへ移行する完全ガイド
本記事の前編「なぜDynomiteデータベースをRedis Enterprise Active-Activeデータベースに移行すべきか?」では、DynomiteとRedis Enterpriseのアーキテクチャや機能を比較しました。Redis Enterpriseを活用すれば、機能が豊富で管理しやすい形でRedisを地理的に分散配置でき、同時書き込みによる競合を心配する必要がないことをご紹介しました。 後編となる本記事では、DynomiteからRedis Enterpriseへの移行オプションについて詳しく解説します。 なお、以降の説明では、Redis Enterpriseのセルフマネージド版
-
Redisを使って献血者と患者をつなぐアプリを構築する方法
献血は、簡単かつ安全に命を救える素晴らしい方法です。しかし、ドナー(献血者)と患者を適切な血液型でマッチングする場面では、依然として多くの課題が残されています。血液は時間との勝負であり、ドナーと必要としている患者をいかに迅速につなげられるかが極めて重要です。 このプロセスが効率化されるほど、救える命は増えていきます。この課題に挑戦したのがBhanu Korthiwada氏です。同氏が開発したアプリケーション「Zindagi」は、献血者と理想の患者をマッチングさせることで、献血プロセス全体を大幅に高速化します。 このアプリケーションの核となったのは、データを最大限の効率で伝送し、ユーザーにリ
-
RedisDays New York 2022 開催レポート:リアルタイムAIとマイクロサービスが切り開く金融DXの最前線
RedisDays 2022は、ロンドンでリアルタイムデータをテーマにした一日、サンフランシスコで開発者向けセッションの一日を経て、ニューヨークで幕を閉じました。最終日となるニューヨーク会場では、人工知能・機械学習(AI/ML)に関する最新のRedis開発動向に焦点を当てたセッションが多数開催されました。 ニューヨークのセッション全体を通じて浮き彫りになったのは、あらゆるモダンなデータスタックには「パフォーマンスファースト」のアプローチが不可欠だという点です。RedisのCMO(最高マーケティング責任者)Mike Anand氏は基調講演で、モダンなデータスタックは「モダンなデータモデルと処理
-
Redisで分散型ビジネスルール管理システム(DBRMS)を構築する完全ガイド
現代のビジネス環境において、スピードと効率性こそが優れた組織の証となります。 手作業中心の硬直的なプロセスにとらわれている組織は、非効率なアーキテクチャという重荷を背負い、ビジネスチャンスを逃し続けてしまいます。 一方で、プロセスを自動化している組織は生産性が高く、機敏であり、成長を実現する可能性もはるかに高いものです。だからこそ、組織には分散型ビジネスルール管理システム(DBRMS)が必要なのです。 ビジネスコミュニティにインパクトを与えることを目指したVishrut Kohli氏は、独自のDBRMSである「Bonsai」を開発しました。Redisを活用することで、Bonsaiはリアル
-
Redis 7.0正式リリース!新機能とパフォーマンス改善を徹底解説
本日、Redis 7.0の一般提供(GA)開始をお知らせできることを大変嬉しく思います。今年初めに開催されたRedis Days SFの基調講演で発表されたこのバージョンは、約1年間の開発期間を経て、3つのリリース候補版(RC)を重ねてきました。そのため、本番環境での利用に耐えうる十分な安定性を備えていると確信しています。 以前のバージョンからのアップグレードは比較的スムーズに行えます。後方互換性の維持はRedisプロジェクトにおける一貫した設計原則だからです。ただし、Redis 7.0へアップグレードする前に、リリースノートに目を通し、新バージョンの変更点を把握しておくことをおすすめします
-
RedisTimeSeries 1.6正式リリース!新機能と性能改善を徹底解説
本日、RedisTimeSeries 1.6の一般提供(GA)開始をお知らせできることを嬉しく思います。この記事では、新たに利用可能になった主要な新機能について詳しく紹介します。 RedisTimeSeriesとは RedisTimeSeriesは、Redis向けの高性能なメモリファースト型の時系列データ構造です。マルチテナンシー(多数の時系列を同時に保持できる)に対応しており、複数のクライアントがこれらの時系列へ同時にアクセスすることも可能です。現在では、Redis Stackの一部としても提供されています。 RedisTimeSeries 1.6の主な新機能 クエリ機能の強化
-
データレプリケーションとは?仕組み・種類・ユースケースを徹底解説
データレプリケーションとは? データレプリケーションとは、データを複製し、すべてのデータリソース間で情報がリアルタイムに同一の状態を保つようにする手法です。データベースレプリケーションは、大切な情報がすり抜けて失われてしまうのを防ぐセーフティネットのようなものと考えると分かりやすいでしょう。データは停滞することなく常に変化し続けるため、レプリケーションは継続的なプロセスとなります。その結果、プライマリデータベースのデータが、たとえ地球の裏側にあるレプリカであっても、確実にミラーリングされることを保証できます。 現代では「瞬時」ですら速さが足りません。レイテンシをサブミリ秒単位まで削減することが
-
Redis 7.0の進化:ACL v2とコマンド管理の大幅強化
Redis 7.0:複数の面にまたがる進化 Redis 7.0のリリースに向けた開発は順調に進んでおり、このたび2つ目のリリース候補(RC2)を公開しました。今回のリリース候補は、バージョンの機能を確定させるための計画的なマイルストーンであると同時に、新バージョンの追加コンテンツをご紹介する絶好の機会でもあります。たとえば、Redis Functionsは、バージョン2.6以来サポートされてきたスクリプト機能から進化したものです。同様に、Redisの他の多くの機能も進化を遂げています。 自然界における進化は一見ランダムに起こり、その結果は自然選択によってふるい分けられます。しかし、ソフトウェア
-
RedisDays London 2022 参加登録のご案内|リアルタイムデータ時代の最前線を学べるオンラインイベント
今日のテックリーダーたちは、リアルタイムデータの最新の進化にどう対応しているのでしょうか。2022年以降も競争優位性を維持するために、現代のデジタルビジネスはどのような開発動向、製品、ベストプラクティスを活用すべきなのでしょうか。その答えが見つかるのが、今年開催される「RedisDays」です。Redisコミュニティのメンバーである顧客企業やデータエキスパートによる充実のセッションを通じて、今日のデジタルランドスケープを変革するビジネスを支える製品やユースケースを深く掘り下げる、全3回シリーズのバーチャルロードショーです。 RedisDaysは、2022年3月15日(火)のロンドン公演から幕
-
リアルタイムデータベースで実現する金融サービスのインスタント顧客体験
「Accelerate Data Innovation with Real-Time Financial Services」——レガシーインフラの課題とリアルタイムデータがもたらす機会を解説する必読ホワイトペーパーが登場しました。以下から無料でダウンロードできます。 今日の急速に変化するデジタル社会において、銀行や金融機関はかつてない課題に直面しています。デジタルコミュニケーションの爆発的な普及と顧客行動の変化により、デジタル商品は周辺的な存在からビジネスの中心へと移行しました。そして今、成功を左右するのは顧客体験(CX)の質です。 競争力を維持するためには、金融機関はリアルタイムサービス
-
Tecton×Redis Enterprise Cloudで実現する高速・低コストのリアルタイム機械学習
リアルタイム機械学習(ML)アプリケーションは、今やあらゆる場面で活躍しています。クレジットカード取引のその場での承認や、お気に入りのストリーミングサービスにおける即時のパーソナライズド レコメンデーションの生成などがその代表例です。こうしたアプリケーションには遅延は許されません。超低遅延の推論(100ミリ秒以下)を実現するには、常に最新のデータへライブでアクセスできることが不可欠です。開発者や企業が大規模MLアプリケーション向けのコスト効率の高いリアルタイム機能を手に入れられるよう、TectonとRedis Enterprise Cloudのファーストクラスな統合を発表いたします。 Red
-
RedisDays San Francisco 2022|開発者向けリアルタイムデータイベントの見どころと参加登録ガイド
Redisが手掛けるリアルタイムデータ技術の最前線を紹介する3部構成のバーチャルロードショー「RedisDays」が、2022年3月23日(水)に米国サンフランシスコで初開催されます。 サンフランシスコの日は、開発者に100%特化したプログラムとなっています。最新のRedis開発者向け発表を直接聞けるだけでなく、ファイヤーサイドチャットやライブデモを視聴でき、新しく導入されたRedisツールを使ったRedisベースアプリの構築方法を学べる実践的なワークショップにもご参加いただけます。 さらに、参加者は自動的に豪華賞品の抽選にエントリーされます。各RedisDaysの締めくくりにはOculu
-
Redis Enterpriseは本当にコスト削減につながるのか? Forrester調査が明かす4つの経済効果
Redis(レディス)はインメモリデータベースであり、Redis Enterpriseはその上に管理・自動化・耐障害性・セキュリティといったエンタープライズ向け機能の層を追加することで、本格的な業務利用に耐えうるプラットフォームへと進化させます。多くの人にとって「インメモリ=高価」というイメージがあるかもしれません。トップクラスのパフォーマンスのために支払うプレミアム価格。さらにエンタープライズソフトウェアならではの機能にも相応のコストがかかります。では、なぜこのようなテクノロジーがコスト削減の手段となり得るのでしょうか。 この問いに対して深く体系的な答えを見つけるため、私たちはこの分野の第一
-
こんにちは、Redis Stack――主要Redisモジュールを統合したリアルタイム開発向け新製品
本日、私たちは「Redis Stack」の提供開始をお知らせできることを大変嬉しく思います。Redis Stackは、最先端のRedisモジュール群の機能を1つの製品に統合し、開発者がRedisならではの高速性と安定性を活かしながら、モダンなリアルタイムアプリケーションを手軽に構築できるようにするものです。プロローグRedisでは、応答性が高く低レイテンシなアプリケーションやサービスへの普遍的なニーズに応えるべく、リアルタイムデータレイヤーの構築に取り組んでいます。リアルタイム体験を提供するアプリケーションを作るには、単純なオブジェクト取得から検索、複雑な集計処理まで、あらゆるリクエストに可能
-
Redis.ioが全面リニューアル――ドキュメント刷新とRedis Stack導入で開発者体験を拡張
本日、私たちはRedis.ioの全面リニューアルをお知らせできることを大変嬉しく思います。Redis.ioはこれまで一貫してRedisの「ホーム」であり、新しいユーザーにとっての入り口となるサイトでした。今回のリニューアルでは、Redisのコアドキュメントを見直すとともに、サイトデザインのモダン化とインフラの刷新を実施しました。 この記事では、サイトリニューアルの背景にある狙い、改訂作業で採用した原則、そして今後の展開についてご紹介します。 Redis.ioの刷新 Redisは初回コミットから13年という長い道のりを歩んできました。現在では基盤となるデータベース技術として確立され、世界中
-
RedisDays London 2022 開催レポート:サブミリ秒の速さが切り拓くリアルタイム時代の最前線
RedisDaysは、世界3都市で開催されるバーチャルイベントシリーズです。今年はロンドンから幕を開け、Redisのエキスパートや著名なゲストたちが、サブミリ秒の処理速度がもたらす可能性について深く掘り下げました。 RedisDaysは、過去1年間で得られた知見や技術的な進展をコミュニティと共有する貴重な場です。新製品の発表、ベストプラクティス、リアルタイムデータに関する新しい顧客ユースケースなどが紹介されました。本記事では、RedisDays London 2022のハイライトをご紹介します。 基調講演:「リアルタイムの時代は今。加速するか、破壊されるか」 Redis共同創業者兼CEOのOf
-
Redisで高速テキストランカーを構築する方法 ― PDF検索アプリ「Alexis」の実装ガイド
スマートフォンなしでは外出できない時代において、Googleは常に私たちのそばにあります。検索クエリを入力すれば、ほぼあらゆる疑問に対する答えが一瞬で手に入るのです。 検索エンジンとその無限の情報へのアクセスは日常生活に深く組み込まれ、多くの人がそれに強く依存しています。そして、検索体験を最適化するには、Googleなどの大手テック企業が設定した高い基準に応えるべく、クエリに対する回答を瞬時に取得できることが求められます。 わずかなラグや遅延もユーザー体験を損なってしまいます。そこで本記事で紹介するLaunchpadアプリ「Alexis」は、この課題を克服するためにRedisをメインデータベー
-
90秒で解説!キャッシュとしてのRedis vs プライマリデータベースとしてのRedis
以前公開した「90秒でわかる、Redisがアプリケーションアーキテクチャをシンプルにする方法」という記事には多くの好評をいただきました。そこで今回は、「Redisをキャッシュとして使う場合」と「Redisをキャッシュ兼プライマリデータベースとして使う場合」の違いをテーマに、フォローアップ記事をお届けします。 プライマリデータベースをRedisに置き換える方法 Redisはもともとキャッシュ用途のデータベースとして誕生しましたが、その後大きく進化を遂げ、今では立派なプライマリデータベースとしても機能します。実際、近年開発される多くのアプリケーションが、Redisをプライマリデータベースとして
-
90秒でわかる!クラウドとマルチクラウド環境でのRedis活用法
「Redis in 90 seconds」シリーズへようこそ。今回は、主要なクラウドプロバイダーやハイブリッドクラウド環境でRedisを利用する方法をご紹介します。 マルチクラウド環境でRedisを使うには 多くのRedisプロバイダーは、オープンソースのRedisをホスティングし、キャッシュとして提供しているだけです。データベースとしてのRedisには対応しておらず、その上、アプリケーションが特定のクラウドにロックインされてしまう傾向があります。 何らかの理由で別のクラウドプロバイダーへの移行が必要になった場合、多くの場合、さまざまな制約を受けることになります。これは、残りのデータがD
-
90秒でわかる!Redisを世界中にスケールさせる方法
技術記事には深く掘り下げたものが多いですが、移動中などサッと要点だけ知りたい場面もありますよね。そこで今回は、人気シリーズ「Redis in 90 Seconds(90秒でわかるRedis)」の続編として、Redisのスケーリング方法について短くまとめてご紹介します。 CRDTを活用したActive-Active地理分散構成によるRedisのスケーリング 今日のエンタープライズワークロードは非常に高度な要件を持っています。企業のお客様は、低レイテンシ、データ損失ゼロでの高速フェイルオーバーを求め、エンタープライズアプリケーションはレイテンシを最小限に抑えながらグローバルに分散配置される必要