SQL Serverで変数を宣言する方法|DECLARE文の基本構文と実用例
SQL Serverには、他のプログラミング言語と同様に、データ型・変数・変数の宣言という概念が備わっています。この記事では、SQL Serverで変数を宣言する基本方法、複数の変数を一度に宣言する方法、さらに宣言時に初期値を代入する方法まで、具体例を交えながら解説します。
変数とは、処理の実行中に一時的に値を格納しておくためのものです。T-SQLでバッチやスクリプトを書く際に欠かせない要素となります。
SQL Serverにおける変数宣言の構文
SQL Serverで変数を宣言するには、DECLAREステートメントを使用します。基本的な構文は以下のとおりです。
DECLARE @variable_name datatype [ = initial_value ],
@variable_name datatype [ = initial_value ],
...;
パラメータの説明:
- variable_name(変数名): 変数に割り当てる名前です。SQL Serverでは変数名の先頭に必ず「@」を付けます。
- datatype(データ型): 変数のデータ型です(INT、VARCHARなど)。
- initial_value(初期値): 変数に代入するデフォルト値です(省略可能)。
SQL Serverで1つの変数を宣言する
まずは、DECLAREステートメントを使って単一の変数を宣言する方法から見ていきましょう。
DECLARE @quantrimang VARCHAR(50);
このDECLAREステートメントは、最大長50文字のVARCHAR型を持つ変数 @quantrimang を宣言しています。
宣言した後、SETステートメントを使って @quantrimang 変数に値を代入できます。
SET @quantrimang = 'Hello world';
次に、INTデータ型の例を試してみましょう。
DECLARE @site_value INT;
こちらもSETステートメントを使って @site_value 変数に値を代入します。
SET @site_value = 10;
これにより、@site_value 変数には整数値の10が代入されました。
SQL Serverで複数の変数を宣言する
複数の変数を同時に宣言したい場合は、カンマで区切って次のように記述します。
DECLARE @quantrimang VARCHAR(50),
@site_value INT;
この例では、VARCHAR(50)型の変数 @quantrimang と、INT型の変数 @site_value の2つの変数が1つのDECLAREステートメントで宣言されています。
SQL Serverで初期値付きの変数を宣言する
SQL Serverでは、変数を宣言するタイミングでデフォルト値(初期値)を同時に代入することもできます。
DECLARE @quantrimang VARCHAR(50) = 'Hello world';
この場合、VARCHAR(50)型の変数 @quantrimang には、宣言と同時に「Hello world」という初期値が代入されます。
同様に、INTデータ型でも宣言時に初期値を設定できます。
DECLARE @site_value INT = 10;
複数の変数を初期値付きで宣言する
複数の変数を1つのDECLAREステートメントで宣言し、それぞれに初期値を代入することも可能です。
DECLARE @quantrimang VARCHAR(50) = 'Hello world',
@site_value INT = 10;
このように、@quantrimang と @site_value の2つの変数が同じコマンド内で宣言され、それぞれにデフォルトの初期値が割り当てられました。
まとめ
SQL Serverでの変数宣言のポイントを整理すると、以下のようになります。
- 変数の宣言にはDECLAREステートメントを使い、変数名の先頭には必ず「@」を付ける
- 複数の変数はカンマ区切りで1度に宣言できる
- 宣言時に「= 初期値」を指定すれば、SETを使わずに値を代入できる
- 宣言後の値の代入や変更にはSETステートメントを使用する
これらを押さえておけば、ストアドプロシージャやバッチ処理の中で変数を自在に扱えるようになります。ぜひ実際の開発でも活用してみてください。
-
【SQL Server入門】ストアドプロシージャの作成と削除方法を徹底解説
プロシージャ(Procedure)とは、データベース内に保存しておき、後から再利用できる複数のステートメントで構成されたプログラムのことです。SQL Serverでは、プロシージャにパラメータを渡すことが可能です。関数のように特定の値を返すわけではありませんが、実行の成功・失敗を示す役割を持ちます。 本記事では、SQL Serverにおけるプロシージャの作成方法と削除方法について、基本構文と具体例を交えながらわかりやすく解説します。 CREATE PROCEDURE(プロシージャの作成) 構文 SQL Serverでプロシージャを作成するには、以下の構文を使用します。 CREATE {
-
MS SQL Serverとは?特徴・主な用途・バージョン履歴・インスタンスの基インスタンスの基礎を徹底解説
SQL Server(MS SQL Server)とは? SQL Serverは、Microsoftが開発したリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)です。従来のRDBMSの枠組みにとどまらず、オブジェクト指向の概念も取り入れたORDBMS(オブジェクトリレーショナルデータベース管理システム)としての側面も併せ持っています。主な特徴は以下の通りです。 Microsoftが開発したRDBMSベースのデータベースソフトウェアである ORDBMS(オブジェクトリレーショナルデータベース管理システム)としても機能する 特定のプラットフォームに依存しない独立した環境で動作する コマンドライ