PHPのatanh()関数とは?逆双曲線正接の求め方と使い方を解説
atanh()関数とは
PHPのatanh()関数は、指定した数値の逆双曲線正接(アークハイパボリックタンジェント)を返す数学関数です。双曲線正接を求めるtanh()関数の逆関数にあたり、数学的には arctanh(x) として表されます。
なお、この関数が定義されるのは引数が -1以上1以下 の範囲の場合です。引数に1を渡すとINF(無限大)、-1を渡すと-INF(負の無限大)が返されます。
構文
atanh(num)
パラメータ
num − 逆双曲線正接を求めたい対象の数値。必須の引数で、-1〜1の範囲内である必要があります。
戻り値
計算結果をfloat型(浮動小数点数)で返します。
使用例1:境界値での挙動
<?php
echo(atanh(1) . "<br>");
echo(atanh(-1));
?>
出力
INF<br>-INF
引数が1や-1という境界値の場合、逆双曲線正接は無限大に発散するため、それぞれINFおよび-INFが返されます。
使用例2:さまざまな値での計算
<?php
echo(atanh(M_PI_4) . "<br>");
echo(atanh(0.90) . "<br>");
echo(atanh(-0.90) . "<br>");
?>
出力
1.0593061708232<br>1.4722194895832<br>-1.4722194895832<br>
この例では、円周率の4分の1を表す定数M_PI_4や、0.90や-0.90といった小数を引数に渡しています。符号を反転させた値を渡すと、結果も同じ絶対値で符号だけが反転することが確認できます。
使用例3:0を指定した場合
<?php
echo(atanh(0));
?>
出力
0
引数に0を渡した場合は、逆双曲線正接も0になります。
まとめ
atanh()関数は、引数として与えた数値(-1〜1)の逆双曲線正接をfloat型で返すシンプルな数学関数です。境界値の1と-1ではそれぞれINFと-INFが返る点に注意して使用しましょう。
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