PHPのround()関数の使い方!浮動小数点数の四捨五入と丸めモードを徹底解説
PHPのround()関数とは
round()関数は、浮動小数点数を指定した精度レベルに丸める(四捨五入する)ために使用される関数です。精度パラメータに正の値を指定すると小数点以下が丸められ、負の値を指定すると小数点より前の整数部分が丸められます。精度を省略した場合のデフォルト値は0です。
例えば、round(10.6)は11を返し、round(10.2)は10を返します。この関数は常にfloat型の値を返すという特徴があります。
また、round()関数にはオプションの第3引数として「mode」パラメータがあり、後述する定義済み定数のいずれかを指定することで、丸め方を細かく制御できます。
構文
round ( float $value , int $precision , int $mode ) : float
パラメータ
| No. | パラメータと説明 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | value 丸め対象となる浮動小数点数を指定します。 | ||||||||
| 2 | precision 丸めを行う小数点以下の桁数を指定します。デフォルトは0です。正の値を指定すると小数点以下が丸められ、負の値を指定すると小数点より前(整数部分)が丸められます。 | ||||||||
| 3 | mode 丸めの挙動を指定する定義済み定数です。
|
戻り値
PHPのround()関数は、指定された精度で値を丸めた結果をfloat型で返します。
対応するPHPバージョン
この関数はPHP 4.x、PHP 5.x、PHP 7.x以降のすべてのバージョンで利用可能です。
使用例:正の精度で丸める場合
次の例では、正の精度値を指定して数値を丸めています。
<?php
$arg=1234.567;
echo "round(" . $arg . ") = " . round($arg) . "\n";
echo "round(" . $arg . ",1) = " . round($arg,1) . "\n";
echo "round(" . $arg . ",2) = " . round($arg,2) . "\n";
?>出力結果:
round(1234.567) = 1235 round(1234.567,1) = 1234.6 round(1234.567,2) = 1234.57
使用例:負の精度で丸める場合
次の例では、負の精度値を指定して整数部分を丸めています。
<?php
$arg=1234.567;
echo "round(" . $arg . ") = " . round($arg) . "\n";
echo "round(" . $arg . ",-1) = " . round($arg,-1) . "\n";
echo "round(" . $arg . ",-2) = " . round($arg,-2) . "\n";
?>出力結果:
round(1234.567) = 1235 round(1234.567,-1) = 1230 round(1234.567,-2) = 1200
使用例:HALF_UP / HALF_DOWNモードでの丸め
次の例では、PHP_ROUND_HALF_UPおよびPHP_ROUND_HALF_DOWNの各モードを使用しています。
<?php echo "round( 3.45,HALF_UP) = " . round(3.45,0, PHP_ROUND_HALF_UP) . "\n"; echo "round(3.75 HALF_UP) = " . round(3.75, 1, PHP_ROUND_HALF_DOWN) . "\n"; ?>
出力結果:
round( 3.45,HALF_UP) = 3 round(3.75 HALF_UP) = 3.7
使用例:HALF_ODD / HALF_EVENモードでの丸め
次の例では、PHP_ROUND_HALF_ODDおよびPHP_ROUND_HALF_EVENの各モードを使用しています。
<?php echo "round( 3.45,HALF_ODD) = " . round(3.45,0, PHP_ROUND_HALF_ODD) . "\n"; echo "round(3.78 HALF_EVEN) = " . round(3.78, 0, PHP_ROUND_HALF_EVEN) . "\n"; ?>
出力結果:
round( 3.45,HALF_ODD) = 3 round(3.78, HALF_EVEN) = 4
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