PHPのatanh()関数とは?定義・構文・使用例をわかりやすく解説
atanh()関数の定義と使い方
PHPのatanh()関数は、引数として渡した値の逆双曲線正接(アークハイパボリックタンジェント)を計算して返す数学関数です。つまり、atanh()の戻り値は、指定されたパラメータに対する逆双曲線正接の値となります。
この関数は次の数式で定義されます。
atanh(x) = 0.5 × log((1+x)/(1-x))
戻り値はfloat型(浮動小数点数)です。
構文
atanh ( float $arg ) : float
パラメータ
| 番号 | パラメータと説明 |
|---|---|
| 1 | arg 逆双曲線正接を計算したい浮動小数点数の値を指定します。なお、-1より大きく1未満の値が有効です。 |
戻り値
PHPのatanh()関数は、引数で与えられた値の逆双曲線正接の値を返します。
対応するPHPバージョン
この関数はPHP 4.x、PHP 5.x、PHP 7.x以降のすべてのバージョンで利用できます。
使用例1:atanh(π/4) の計算
次の例では、atanh(π/4) を計算し、その結果が数式による計算結果と一致することを確認しています。
<?php $arg = M_PI_4; $res = atanh($arg); echo "atanh(pi) = " . $res . "\n"; $val = 0.5 * log((1 + $arg) / (1 - $arg)); echo "using formula = " . $val; ?>
出力結果
atanh(pi) = 1.0593061708232 using formula = 1.0593061708232
使用例2:atanh(π/10) の計算
次の例では、atanh(π/10) を計算します。
<?php
$arg = M_PI / 10;
$val = atanh($arg);
echo "atanh(" . $arg . ") = " . $val;
?>出力結果
atanh(0.31415926535898) = 0.32515348134414
使用例3:atanh(0) の計算
引数が0の場合、atanh()関数は0を返します。
<?php
$arg = 0;
$val = atanh($arg);
echo "atanh(" . $arg . ") = " . $val;
?>出力結果
atanh(0) = 0
使用例4:atanh(1) の計算
引数が1の場合、atanh()関数は無限大を表すINFを返します。
<?php
$arg = 1;
$val = atanh($arg);
echo "atanh(" . $arg . ") = " . $val;
?>出力結果
atanh(1) = INF
まとめ
atanh()関数は、引数の逆双曲線正接を求めるための便利な数学関数です。引数には-1から1までの範囲の値を指定でき、範囲外や境界値(-1、1)を指定した場合はINFやNANなどの特殊な値が返される点に注意しましょう。
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