PHPのsqrt()関数とは?平方根の計算方法と使い方を解説
sqrt() 関数は、正の浮動小数点数(float型)の平方根を返すPHPの組み込み数学関数です。最もよく使用される数学関数の一つであり、数値計算の場面で頻繁に活用されます。
定義と使い方
sqrt() 関数は、引数として渡された正の数値の平方根を計算して返します。負の数に対しては平方根が数学的に定義されないため、NAN(Not a Number)を返します。
また、引数に整数を渡した場合でも、この関数は必ず浮動小数点数(float)を返すという特徴があります。
構文
sqrt ( float $arg ) : float
パラメータ
| 番号 | パラメータと説明 |
|---|---|
| 1 | arg 平方根を求めたい数値を指定します。 |
戻り値
PHPの sqrt() 関数は、指定した arg の平方根を float 型で返します。引数が負の数だった場合は NAN を返します。
利用可能なPHPバージョン
この関数は PHP 4.x、PHP 5.x、PHP 7.x のすべてのバージョンで利用可能です。
使用例1:基本的な平方根の計算
次の例では、100の平方根を計算しています。
<?php $arg = 100; echo "Square root of " . $arg . "=" . sqrt($arg) . "\n"; ?>
実行結果:
Square root of 100=10
使用例2:数学定数との比較
sqrt(2)、1/sqrt(2)、sqrt(3) については、PHPにあらかじめ M_SQRT2、M_SQRT1_2、M_SQRT3 という定義済み定数が用意されています。sqrt() 関数の計算結果と同じ値になることを確認できます。
<?php echo "sqrt(2) = " . sqrt(2) . "\n"; echo "M_SQRT2 = " . M_SQRT2. "\n"; echo "sqrt(3) = " . sqrt(3) . "\n"; echo "M_SQRT3 = " . M_SQRT3 . "\n"; echo "1/sqrt(2)) = " . 1/sqrt(2) . "\n"; echo "M_SQRT1_2 = " . M_SQRT1_2 . "\n"; ?>
実行結果:
sqrt(2) = 1.4142135623731 M_SQRT2 = 1.4142135623731 sqrt(3) = 1.7320508075689 M_SQRT3 = 1.7320508075689 1/sqrt(2)) = 0.70710678118655 M_SQRT1_2 = 0.70710678118655
使用例3:円周率に関連する定数
数学定数 M_SQRTPI と M_2_SQRTPI は、それぞれ sqrt(π) と 2/sqrt(π) の値を表します。こちらも sqrt() 関数との一致を確認してみましょう。
<?php echo "sqrt(pi) = " . sqrt(M_PI) . "\n"; echo "M_SQRTPI = " . M_SQRTPI. "\n"; echo "2/sqrt(pi) = " . 2/sqrt(M_PI) . "\n"; echo "M_2_SQRTPI = " . M_2_SQRTPI . "\n"; ?>
実行結果:
sqrt(pi) = 1.7724538509055 M_SQRTPI = 1.7724538509055 2/sqrt(pi) = 1.1283791670955 M_2_SQRTPI = 1.1283791670955
使用例4:負の数を指定した場合
sqrt(-1) は数学的に定義されていないため、関数は NAN を返します。負の数を扱う場合は、事前に値のチェックを行うことをおすすめします。
<?php echo "sqrt(-1) = " . sqrt(-1) . "\n"; ?>
実行結果:
sqrt(-1) = NAN
-
PHPのlcg_value()関数とは?乱数生成の基本と使い方を解説
lcg_value()関数の定義と使い方lcg_value()関数は、0から1までの範囲でランダムな数値(浮動小数点数)を生成するPHP組み込み関数です。「LCG」とは「線形合同法(Linear Congruential Generator)」の略称です。この手法は、不連続な区分線形方程式を用いて擬似乱数列を計算するアルゴリズムで、擬似乱数生成アルゴリズムの中でも最も古くから知られているものの一つです。構文lcg_value ( void ) : floatパラメータこの関数は引数を受け取りません。戻り値lcg_value()関数は、0.0以上1.0以下の範囲にある擬似乱数のfloat値を返し
-
PHPのsqrt()関数とは?数値の平方根を求める方法を解説
PHPのsqrt()関数は、指定した数値の平方根を計算して返す数学関数です。正の数値を渡すと、その平方根が浮動小数点数(float型)として返されます。 基本構文 sqrt(num) パラメータ num − 平方根を求めたい数値を指定します。 戻り値 sqrt()関数は、指定した数値の平方根を返します。なお、負の数値を渡した場合は実数の範囲で平方根が定義されないため、NAN(Not a Number)が返される点に注意してください。 使用例1:整数の平方根 次の例では、16の平方根を求めています。 <?php echo(sqrt(16)); ?> 出力