Google Chromeの「ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR」エラーを解決する7つの対処法
Google Chromeは世界中のインターネットユーザーに最も人気のあるウェブブラウザです。セキュリティ性と動作速度に優れていますが、さまざまなトラブルが発生することもあります。その中でも多くのユーザーから報告されているのが「ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR」というエラーです。このエラーが表示されると、ウェブサイトに接続しようとした際に「このサイトは安全な接続を提供できません」というメッセージとともに、エラーコード「ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR」が表示されます。
このエラーの主な原因は、サーバー側の問題やクライアント認証証明書の不足ですが、それ以外にもさまざまな要因が考えられます。ここでは、エラーが発生する原因と、実際に試せる解決策を詳しくご紹介します。
ChromeでERR_SSL_PROTOCOL_ERRORが発生する主な原因
- システムの日付・時刻が正しくない
- ファイアウォールがサイトやIPアドレスをブロックしている
- hostsファイルにサイトがブラックリスト登録されている
- ブラウザ拡張機能がサイトへのアクセスを妨げている
- キャッシュやCookieを長期間削除していない
ERR_SSL_PROTOCOL_ERRORの解決策
1. システムの日付と時刻を更新する
システムの日付や時刻が正しくない場合、SSL証明書の検証に失敗し、Chromeでこのエラーが表示されることがあります。まずは、パソコンの日付と時刻を現在の正しい時刻に設定しましょう。Windowsの場合は、タスクバー右下の時刻を右クリックして「日付/時刻の調整」から簡単に修正できます。
2. セキュリティソフトを一時的に無効化する
- ウイルス対策ソフトや内蔵ファイアウォールなどのセキュリティソフトが、SSL通信をブロックすることがあります。これにより、SSL接続が正常に完了せず、エラーが発生します。
- 原因を特定するために、一時的にセキュリティソフトを無効化してみましょう。無効化後にエラーが解消されれば、セキュリティソフトが原因であると特定できます。確認後は必ずセキュリティソフトを再度有効にしてください。
3. キャッシュとCookieを定期的に削除する
キャッシュやCookieを定期的に削除することで、ERR_SSL_PROTOCOL_ERRORを解決できる場合があります。手順は以下の通りです。
- Chromeを開き、キーボードでCtrl + Shift + Deleteを押します。
- 期間を選択して「データを削除」をクリックすれば完了です。
4. ChromeのQUICプロトコルを無効化する
Chromeにはさまざまなプロトコルが搭載されており、それぞれ異なる役割を担っています。その中の一つであるQUICプロトコルは、Googleが開発した実験的なトランスポート層ネットワークプロトコルです。このQUICプロトコルが原因でエラーが発生する場合は、無効化することで解決できます。手順は以下の通りです。
- アドレスバーに「chrome://flags/#enable-quic」と入力してEnterキーを押します。
- 黄色くハイライトされた「Experimental QUIC protocol(実験用QUICプロトコル)」という項目が表示されます。ステータスは初期状態で「Default」になっています。
- 「Default」をクリックし、ドロップダウンリストから「Disabled」を選択します。
- ページ下部に表示される「RELAUNCH NOW(今すぐ再起動)」ボタンをクリックして、Chromeを再起動します。
5. システムのhostsファイルを編集する
知らず知らずのうちに、不要なプログラムやウェブサイトがシステムのhostsファイルに追加されていると、Chromeでこのエラーが表示されることがあります。hostsファイルを確認し、不要なエントリーを削除しましょう。手順は以下の通りです。
- エクスプローラーで「C:\Windows\System32\drivers\etc」フォルダーに移動し、「hosts」ファイルを見つけます。
- メモ帳などのテキストエディタを管理者として実行し、そのエディタで「hosts」ファイルを開きます。
- ブラウザがアクセスしようとしているURLまたはウェブサイトに関連する記述を見つけて削除し、ファイルを保存します。その後、再度該当のウェブサイトにアクセスすると、エラーが解消されているはずです。
6. SSLの状態(SSLキャッシュ)をクリアする
SSLの状態は、システム上の安全なインターネット接続を管理しています。SSLキャッシュを長期间クリアしていないと、安全な接続がブロックされ、SSL接続エラーが発生することがあります。SSLの状態をクリアする手順は以下の通りです。
- スタートメニュー > コントロールパネル > ネットワークとインターネット > ネットワークと共有センターの順にクリックします。
- 「インターネットオプション」をクリックすると、「インターネットのプロパティ」ウィンドウが開きます。
- 「コンテンツ」タブに移動し、「SSL の状態をクリア」をクリックします。
- 「SSL キャッシュを正常に消去しました」という通知が表示されます。「OK」ボタンをクリックし、プロパティウィンドウでも「OK」をクリックします。
7. 拡張機能を無効化または削除する
SSL接続関連のエラーが発生した場合は、シークレットモードで同じURLを開いてみましょう。シークレットモードでページが正常に表示される場合、原因はいずれかの拡張機能にある可能性が高いです。以下の手順で原因となる拡張機能を特定し、無効化してください。
- Chromeの右上にあるメニューアイコン(縦3点マーク)をクリックし、「その他のツール」にカーソルを合わせます。
- 「拡張機能」をクリックし、各拡張機能を一つずつ無効化しながら、該当のURLにアクセスして確認します。有効時にエラーの原因となっている拡張機能が見つかったら、削除しましょう。
まとめ
以上が、Google Chromeで「ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR」を解決するための、シンプルかつ効果的な対処法です。日付・時刻の確認から始まり、セキュリティソフトの一時停止、キャッシュの削除、QUICプロトコルの無効化、hostsファイルの編集、SSLキャッシュのクリア、拡張機能の見直しまで、順番に試していけば原因を特定できる可能性が高まります。この記事が、Chrome利用時のSSL接続エラーでお困りの方の助けになれば幸いです。
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