Excelで機密データを非表示にする5つの簡単な方法|初心者向けに徹底解説
Excelは手軽に使える便利な表計算ソフトですが、データ保護の面では決して万全ではありません。とはいえ、状況によっては機密データを一時的に隠したいケースもありますよね。この記事では、Excelで機密データを非表示にする5つの方法を、具体的な手順とともにわかりやすく解説します。
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Excelで機密データを非表示にする5つの方法
ここでは、従業員情報を含む次のようなデータセットを例に説明します。電話番号などのセンシティブな情報を非表示にしたい場面を想定してください。

それでは、各方法の手順を順番に見ていきましょう。
1. ユーザー定義のセル書式でデータを隠す
セルの書式をカスタマイズすることで、セル内のデータを非表示にできます。たとえば、特別な事情によりセルF9の電話番号を隠したいとしましょう。
- まず対象のセルを選択し、Ctrl + 1キーを押して「セルの書式設定」ダイアログボックスを開きます。「表示形式」タブの一覧から「ユーザー定義」を選び、「種類」欄にセミコロンを3つ(;;;)入力して「OK」をクリックします。

- これでセル上の電話番号は表示されなくなります。ただし、数式バーには内容が残るため、必要に応じて「表示」タブで数式バーのチェックを外して非表示にしておきましょう。

2. フォントの色を背景色と同じにする
もうひとつ手軽な方法として、フォントの色をセルの背景色と同じ色に変更するやり方があります。こうすることで、セルの内容があたかも存在しないかのように見えなくなります。

3. 作業列(ヘルパー列)を活用する
データの一部だけを隠したい場合には、作業列を使うのが便利です。
- まずセルG5に次の数式を入力し、フィルハンドルを下方向へドラッグしてコピーします。
="***-***-" & RIGHT(F5,4)

- 次に、元の電話番号が入力されている列を右クリックし、「非表示」を選択します。

- すると、マスク処理された番号だけが表示されるようになります。

4. シート保護を使って秘密データを守る
前述の方法には、誰でも右クリック操作で列を再表示できてしまうという弱点があります。

- これを防ぐには、ワークシートを保護しましょう。「レビュー」タブから「シートの保護」を選択します。

- パスワードを入力して「OK」をクリックします。

- 確認のため、もう一度同じパスワードを入力して「OK」をクリックします。

- これで、パスワードで保護を解除しない限り、誰も列を再表示できなくなります。

- さらに、この方法なら数式バーへのセル内容の表示も防げます。その場合は、シートを保護する前に、対象セルを「隠す」設定にしておく必要があります。
- まずセルを選択してCtrl + 1キーを押し、「セルの書式設定」ダイアログの「保護」タブで「ロック」と「隠す」の両方にチェックを入れて「OK」をクリックします。

- その後シートを保護すれば、数式バーにセルの内容が表示されなくなります。

5. 秘密データを含むワークシート自体を非表示にする
シート全体を丸ごと非表示にしてしまう方法もあります。
- シート見出しを右クリックして「非表示」を選択するだけで完了です。

- ただし、この方法でも誰かがシートを再表示すればデータは見えてしまいます。

- これを防ぐにはブックの保護を利用するか、VBAウィンドウからシートを隠す方法があります。
- Alt + F11キーを押してVBE(Visual Basic Editor)を開き、対象のワークシートを選択します。画面下部にプロパティウィンドウが表示されます。表示されていない場合は、「表示」メニューから開くことができます。
- プロパティウィンドウの「Visible」プロパティを、ドロップダウン矢印から「2 – xlSheetVeryHidden」に設定します。

- これで、シートの再表示オプションがグレーアウトし、通常の操作ではシートを表示できなくなります。

覚えておきたい注意点
- シートを保護する際は、必ずパスワードを設定してください。パスワードを設定しないと、誰でも簡単に保護を解除できてしまいます。
- そもそもExcelは、堅牢なデータ保護を目的として設計されたソフトではありません。シート保護を行うと一般ユーザーにとっては扱いづらくなる一方、詳しいユーザーはネット上で保護を回避する方法を容易に見つけられる点にも留意しましょう。
まとめ
今回は、Excelで機密データを非表示にする5つの方法をご紹介しました。ご不明な点やご要望があれば、下のコメント欄からお気軽にお知らせください。当ブログ「ExcelDemy」では、Excelに関する役立つ情報を多数発信しています。今後ともお付き合いいただき、楽しく学んでいきましょう。
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