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【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

この記事では、ExcelがCSVファイルの日付を自動的に書式変換するのを防ぐ方法を解説します。CSVとは「カンマ区切り値(Comma-Separated Values)」の略称です。業務の中でCSVファイルをExcelワークシートに読み込む機会は多くありますが、ファイルを開いたり取り込んだりすると、Excelは日付を自動的に書式変換してしまいます。元のデータが意図せず変更されてしまうため、これは困りものです。本記事では、CSVの日付の自動書式設定を停止する方法を、初心者にもわかりやすい手順でご紹介します。

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CSVファイルとは?

値をカンマで区切って格納したファイルをCSVファイルと呼びます。区切り文字を使用したテキストファイルの一種で、各行が1件のデータレコードに対応し、各フィールドはカンマで区切られています。CSVファイルは、データレコードを含むファイルとして、Excelワークシートへの読み込み・書き出しが非常に簡単に行えます。

CSVの日付の自動書式設定を防ぐ3つの方法

説明には、従業員の社員番号(ID Number)生年月日(Date of Birth)の情報を含むCSVファイルを使用します。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

このCSVファイルをExcelで開くと、以下のようなデータセットが表示されます。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

列幅を自動調整すると、結果は以下のようになります。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

ここで「生年月日」列に注目すると、Excelが日付を自動的に書式設定していることがわかります。これはCSVファイル内の元のデータと一致していません。たとえばセルC2には「10-Jul-93」と表示されていますが、CSVファイルには「10-July-1993」と記録されています。日付を自動変換せず、CSVファイルの内容をそのまま表示したい場合は、以下の方法をお試しください。

方法1:CSVファイルをテキストドキュメントとして保存する

CSVファイルをテキストドキュメント(.txt)として保存することで、Excelによる日付の自動書式設定を防げます。最も手軽な方法のひとつです。以下の手順に従って操作してみましょう。

手順:

  • まず、CSVファイルを開きます。
  • 次に「ファイル」タブをクリックします。メニューが表示されます。
  • メニューから「名前を付けて保存」を選択します。「名前を付けて保存」画面が表示されます。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • ファイルの種類」を「テキスト文書(*.txt)」に変更します。
  • 保存」をクリックします。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • CSVファイルをテキストドキュメントとして保存したら、Excelを開き「ファイル」タブへ移動します。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • 開く」→「参照」を選択します。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • テキストドキュメントファイルを選択して「開く」をクリックします。このとき、ファイルの種類を「すべてのファイル」にしておいてください。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • 「開く」をクリックすると、「テキストファイル ウィザード」の第1ステップが表示されます。
  • 元のデータの形式」で「カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドに区切られたデータ」を選択し、「データの先頭行が項目名である」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • 第2ステップでは、「区切り文字」欄の「カンマ」にチェックを入れ、「タブ」のチェックを外して「次へ」をクリックします。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • 続いて第3ステップが表示されます。
  • データのプレビュー」から対象の列を選択します。ここでは「生年月日」列を選択しました。
  • 列を選択したら、「列のデータ形式」で「文字列」を選択します。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • 最後に「完了」をクリックすると、以下のような結果になります。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

関連記事:Excelの日付が正しく書式設定されないときの直し方(8つのクイックソリューション)

方法2:「データ」タブからCSVファイルを読み込んで自動書式設定を防ぐ

もうひとつ手軽なのが、「データ」タブからファイルを読み込む方法です。ここでも同じCSVファイルを使用します。以下の手順を確認してみましょう。

手順:

  • まず「データ」タブに移動し、「テキスト/CSVから」を選択します。「データのインポート」画面が開きます。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • CSVファイルを選択して「インポート」をクリックします。ファイルの種類は「すべてのファイル」にしてください。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • データセットのプレビュー画面が表示されたら、「データの変換」を選択します。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • 「データの変換」をクリックすると、「Power Query エディター」が開きます。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • 次に、Power Queryエディターで「生年月日」列を選択します。
  • 変換」タブに移動し、「データ型」を選択します。ドロップダウンメニューが表示されます。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • メニューから「テキスト」を選択します。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • すぐに「列の型の変更」ダイアログボックスが表示されるので、「現在の変換を置き換える」を選択します。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • Power Queryエディター上で、以下のように結果が更新されます。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • ホーム」タブに移動し、「閉じて読み込む」を選択します。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • 最後に、Excelワークシートに以下のような結果が表示されます。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

関連記事:数式でExcelの日付形式を変更する方法(5つの方法)

合わせて読みたい:

  • Excel VBAでテキストを日付に変換する方法(5つの方法)
  • Excelで日付を年に変換する方法(3つの簡単な方法)
  • Excelで日付を曜日に変換する方法(8つの方法)
  • Excelで現在月の初日を取得する方法(3つの方法)
  • Excelのピボットテーブルで日付から時刻を削除する方法(ステップバイステップ解説)

方法3:CSVファイル自体の書式を変更して自動書式設定を防ぐ

この方法では、CSVファイル側のデータ形式を変更することで、Excelによる日付の自動書式設定を防ぎます。具体的には、CSVファイル内の日付データの書き方を工夫します。ここでも同じCSVファイルを使用します。以下の手順を見ていきましょう。

手順:

  • まず、CSVファイルを開きます。
  • 次に、日付の部分を以下のように書き換えます。

"John","100","=""10-July-1993"""
このように書きます(元の記述):

"John","100","10-July-1993"

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

ここでは、「生年月日」列の値に接頭辞として「=」を、接尾辞として「"」を追加しています。こうすることで、Excelはその値を数式として認識し、元の文字列をそのまま表示します。

  • すべてのデータ行に対して同じ書式を適用します。
  • Ctrl + Sで保存し、メモ帳を閉じます。
  • 次にExcelを開き、「ファイル」タブを選択します。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • 開く」→「参照」をクリックします。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • CSVファイルを選択して「開く」をクリックします。ファイルの種類は「すべてのファイル」にしてください。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

  • 最終的に、以下のような結果になります。

【Excel】CSVファイルの日付が勝手に変わるのを防ぐ3つの方法

関連記事:Excelの既定の日付形式を米国式から英国式に変更する方法(3つの方法)

注意点

CSVの日付の自動書式設定を防ぐために、以下の点に留意してください。

  • ExcelからCSVファイルを開く・読み込む際、目的のフォルダーにファイルが見つからない場合は、「すべてのExcelファイル」ではなく「すべてのファイル」を選択してください。
  • Excel 2013以前のバージョンを使用している場合は、Power Queryを有効化する必要があります。
  • 大量のデータを扱う場合は、方法1または方法2を使用してください。方法3は大規模データセットには向いていません。

まとめ

この記事では、CSVファイルの日付の自動書式設定を防ぐ3つの簡単な方法をご紹介しました。テキスト形式での保存、Power Queryを使った読み込み、CSVデータ自体の書式変更と、状況に応じて使い分けることで、元のデータを保ったまま作業を進められます。記事の冒頭には練習用ブックも用意していますので、ダウンロードして実際に試してみてください。ご質問やご提案があれば、下のコメント欄でお気軽にお知らせください。

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